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コラムアップが遅れてしまって、申し訳ありません。
★本日のメイン

札幌11R
◎9.レジェンドブルー
○6.コスモロビン
▲11.メイショウクオリア
注12.フミノヤマビコ

ポイントは馬場が速くて前が止まらないということでしょう。
4コーナーから直線にかけて尻上がりにラップが上がって行くパターンで好走している馬がいれば話は早いのですが…。

土曜日のままの馬場、あるいはそれ以上ならば、クイーンSや札幌記念を経験して来て、今回敢えてここに登場してきたレジェンドブルー。
コスモロビンはここでは明らかに力が上で、55kgなら有利のように思えますが、超脚長の外差し馬場向きスタミナ馬なので。
メイショウクオリアを軸に、それよりも前にいるか、あるいは向正面で捕まえに動いて終いも伸ばせる馬でしょうね。
シルクランスロットは前走の競馬内容も良くいい枠順を引きましたが、もう一段階後半のラップが上がらないと足りないかな?と思います。
結局、札幌日経スポーツ杯は、ここでも競馬内容をなぞれる内容だということなんですよね。

小倉11R
小倉2歳S
◎17.トルークマクト
○11.マイネヴァイザー
▲9.エーシンセノーテ
△16.ケイアイウィルゴー
△1.スマートアレンジ

北九州短距離Sでハクサンムーンが4角から内枠を避けて直線馬場のど真ん中を通り、しかも前半でスピードを使いすぎたのか最後捕まってしまったようですね。
これは馬場が切り替わっているタイミングでしょう。
時計は相変わらず速いんですが、今までの内が止まらない単純な高速馬場ではないと考えましょう。

となると、小倉の前残りのパンパンの芝でスピードを見せて勝っただけの馬では、単純に経験不足。
全く別の性質の競馬に対応する能力が必要になってきます。これはほとんどの馬が戸惑うはずですよ。
狙い目として考えているのは、前残りの高速馬場ではない、馬場の違う状況を勝ってきた馬。
あるいは、小倉だけではない他場でそこそこレベルの高い内容を経験してきた馬です。

特に今年は、2歳戦の日程と函館開催の日程を引き上げたために、いつも8月頭にやっている函館2歳Sを、7月中旬に引き上げました。
そのため、函館2歳S→小倉2歳Sまでに7週間あります。これは、整え直して輸送を含め、十分に準備できる期間です。
トルークマクトは、福島から函館2歳Sに行くのも中3週でこなし、その後栗東入りしてこの小倉2歳Sに出走してきました。
函館2歳Sでラップの厳しい競馬を経験して来てから、この小倉2歳Sに出てくるのは、「経験量でかなりのアドバンテージ」があるはずです。
何より、スタートからそこそこ平坦か若干上る函館1200mでテン3F34秒1というのはとんでもなく速いんですよ。
差しが決まって当たり前のレース展開で、直線そこそこ踏ん張っていました。これはかなり次に向けて良い経験になったことと思います。

すずらん賞に行けばいいものを、輸送してまで小倉に出て来たということは、輸送不利や難しいローテを覆してまで、何らかのアドバンテージが見込めると考えてのものでしょう。
それが、素質任せの競馬しかしてない若い馬に対して、揉まれても多少抵抗できる気性の成長度じゃないでしょうか。
この厩舎の意図は、汲んでみたいと思います。馬の素質では劣っていると自分も思いますが、期待できる場面に思えます。

マイネヴァイザーも6月初旬からデビューして札幌2歳で人気するような実力馬相手に抵抗しています。
しかも、小倉を勝ったのは明らかに雨が降って重そうに見える馬場状態。
そこで1分8秒6を出して持ち時計上位なんですから、馬場差を考えるとかなり価値が高い内容でしょう。
小柄の早熟ステイゴールド産駒なので、この後役に立つかどうか…。今狙うべきでしょう。
西園厩舎はいい2頭出しをしたと思います。マイネルエテルネルが崩れてもこっちが頑張ってくれるはず。

エーシンセノーテは普通に押さえますが、やや重馬場を勝ってきたケイアイウィルゴーに人気薄だと注目。
小倉2歳Sで絶対有利な外枠を引きましたし、絶好調の北村友一騎手+小倉開催リーディングが懸かっている山内厩舎の組み合わせ。

新潟11R
新潟記念
◎9.アスカクリチャン
○11.ムスカテール
▲8.モンストール
注14.マイネイサベル
△18.スマートシルエット

もちろん個人的にはもっと買いますが、絶対に5頭に絞れというのならこの5頭。特に上位3頭は期待しています。

アスカクリチャンは、七夕賞を8分のデキで勝ってサマー2000シリーズ候補→超高速の小倉は出て来ただけでポイント稼ぎ→4勝している新潟外回り+内田博幸騎手再騎乗。
これはさすがにバッチリの仕上げをして来るでしょう。
追い切りを過去に遡って見直してみたのですが、この馬は最近では珍しく調教嫌いっぽいタイプのようですね…。やや古いダート血統にありがちなんですけども。
ちゃんとした適性見比べると微妙に思えるんですが、それでも須貝厩舎の本気をここで見せてくれそうな場面なので。

ムスカテールは、今開催の新潟でメチャメチャ結果が出ている中京コース勝ち馬。
適性的に似ているシーンがあってローテーション有利の面もあるとは思いますが、中京勝った馬は昇級戦なのに新潟で5割以上馬券になってると言うのは驚きです。
最高ランクの友道厩舎、開催リーディング争いしている北村宏騎手、格上挑戦なので52kgになること。タイプ的に平坦で苦労するような馬ではありません。
この人気なら注意したいところです。
モンストールは、新潟で強い競馬をした馬ですし、ダービー帰りも好感。
何より、WIN5競走でずっと勢いのある3歳馬なので。高レベル世代の力があるかも。追い切りも動いていましたし、敵わない能力差ではないはず。
マイネイサベルは、関屋記念で掲示板に好走したのにマイルシリーズではなくこちらに回ったことを評価。
2000mは微妙だと思うんですが、追い切り内容は強化されていますし、明らかに狙ってる様子は窺えます。
スマートシルエットは、展開にアドバンテージが起こればですね。ちょっと外差しが間に合う馬場になって来てるので、淡泊な馬だとキツイかもしれませんが…。

ほんのちょっとしたことで着順が入れ替わるレースというのが前提なので、世間から全くノーマークの馬でも軽ハンデで届くのがこのレース。
人気馬は買うだけ損です。何らかの理由で嫌われていながら、陣営はここでバッチリ調整合わせているというパターンに注意しましょう。






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