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★本日のメイン

函館11R
函館記念
◎16.キングトップガン
○14.ロードオブザリング
▲3.トランスワープ
△6.ネヴァブション

ほうぼうのコラムでも書いてますが、函館記念でポイントとなるのはローテーション。そして重要なのが仕上げ。
巴賞を前哨戦として使った馬は、中1週と詰まった日程でどう調子を上げて行くのか・体調をキープするのかが課題になりますし、
他の場からやってくる馬は、少ない馬房のやりくりと函館入りしてからの1本2本の追い切りで、どう直前まで馬をピークに持って行くのかが課題になります。
その他の重賞と比べて、直前の追い切り指数が全体に圧倒的に低く出やすいのが、この函館記念なんです。
有馬記念の直前の調整と同様に、関係者は本当に苦労しているんでしょうね。
そして例年、馬の力はこんなもんじゃないはずなのに、調整ミスや仕上げ不足で負けて行った馬もかなりいるのでしょう。
函館記念でリピーターが多いのは、洋芝適性ということだけじゃなくて、そういうアッサリした調整で馬が仕上がるからという相対的なアドバンテージがあってのもの。
過去のラップから適性分析してピッタリだと思った馬が、どうもレースに出すとなかなか上手く走ってくれないのも、「仕上げ適性」と言う変な要素がからんできて、レースに出走する前提条件自体が崩れているからです。

なので、個人的に映像を見た印象からは不本意なんですが、たまたま直前函館BWで出した追切指数が、メンバー中トップだったキングトップガンを推奨。
洋芝適性、レース適性、コース適性などは昨年ちゃんとした所を見せているわけです。しかも横山典弘騎手も昨年乗って勝たせている。
それが近走の大スランプの影響で、「ここでも同じようなものだろう」と見なされて人気を落としているパターンです。もちろん56kg背負う分もありますが。
しかしこの函館記念は、エリモハリアーの巻き返しパターンに見るように、「他に有力と思われている馬が思った以上に脱落する」レースなんです。
57kgを越えなければ、特殊な適性のアドバンテージで、斤量の過多なんて関係ないですしね。
土曜日が圧倒的内枠有利だったのは知ってますが、函館2歳Sのようにそれを見て騎手が内に殺到なんて良くある状況。
時間経過と騎手の思惑で、揉まれない馬の方が今度は有利になるなんてことはハンデ戦ではあり得ます。
今の時点でトラックバイアスを過剰に考え過ぎない方がいいと思いますね。

今年はその他に追い切り指数が高いのが、函館ダートコースで追ったネヴァブションとか…うーん。
あまり深く考えず拾っておいた方がいいんでしょうか…。走る形が悪くて小回りが上手いとはとても思えないのですが。本当にデキの差で優位に立つのなら、ですかね。
その他、1週前の追い切り指数が良いロードオブザリングとトランスワープを上位に見ています。
が、これらも、函館入りした途端に体調を崩した、夏負けしていた…などの敗戦の弁は良くある話。
だからこそ、直前の追い切り指数で好調をアピールしてもらいたいんですよね。

中京11R
ジュライS
◎4.ローマンレジェンド
○3.トウショウフリーク

少頭数のスローペースで上がりの競馬なら、瞬発力がズバ抜けているローマンレジェンドで良いのでは?
グレープブランデーはあまりそう言う適性がありません。
ナリタシルクロードは揉まれない展開は良いのですが、早い上がりを比べる展開だと毎回負けてます。そう言う鍛え方をしていない素質だけの馬ですから。
だから、厩舎ランクの低い馬は、昇級初戦でほとんど信用したくないんです。

新潟11R
新潟日報賞
▲2.アロマカフェ
▲7.レインスティック
△8.ラインジェシカ
△10.マイネルエルフ

新潟はいつまで雨が降り続くのか…。
馬場が相当悪くなるのなら、中山の不良馬場で2勝しているアロマカフェが一押し。
レインスティックも時計が掛かれば掛かるほどいいタイプ。

エーシンミズーリやタイキエイワンのような、繋ぎが細くてスピード・キレに特化しているタイプは、逆のパンパンの良馬場になってこそでしょう。
内側が掘れて外を回してこその馬場状態になったとしても、力の要る馬場に脚を取られて厳しいと思います。
新潟なら、パワーがあってトビが大きく、目の前に壁を作って競馬してもあまり意味のないタイプをプラスに考えますね。






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