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★本日のメイン

函館11R
函館2歳S
◎2.アットウィル
○4.トルークマクト
△5.コナブリュワーズ
△8.ローガンサファイア
△10.ディアセルヴィス

函館開催が短くなった影響で、函館2歳Sの開催時期が早まる。
そのせいで、ラベンダー賞が消え、出走馬はほぼ新馬戦+折り返し未勝利戦の馬のみ。
ジョッキーの選択の可能性も狭まり、地方馬が芝慣れするタイミングが失われて、多様性が減る。
そうなると有利となる人たちは誰なのか?
そりゃあ、函館でレースを見ていた・函館の生の情報を得られる地元の情報優位の人たちでしょ。

滞在調整の2歳馬は、レースを2戦3戦と使わないと、新馬の時に弱かった・力がまだ劣った馬がグンと良くなる余地はなくなってしまいます。
函館で連戦が効いて、完成度の高さのお披露目の場であるラベンダー賞がなくなったのは、他場から分析する人たちにとって痛恨ごと。
こうなると馬を間近に見て、それをして形成される人気構成が、かなり的確になると思います。
端的に言えば穴が出る余地がホントなくなります。
突如として大混乱のエクストリーム馬場になるか、誰かがレース中に故障して大渋滞が起きるとかでないと、「配当の裏」というのは発生しないでしょうね。
というわけで、結局「冴えた考え」というのは「逃げ馬」に可能性を求めるしかありません。

毎年有力馬をこのレースに送り込んでくる領家厩舎は、今年も万全な態勢と考えていいのでは。
函館2歳Sに照準を据えたローテで新馬戦を選んでいますし、その新馬戦は岩田騎手を手配+1番人気の評価を受け、しかもちゃんと楽勝。
岩田騎手も他の新馬との力関係を見て選択した結果、結局本番も他の陣営に譲ることなく岩田騎手で固定。
これが一つの「ピラミッドの頂点、淘汰の結果」と思わしきものだと思いますよ。なのでアットウィル優位はどうしても譲れません。

そして何か函館の人たちの盲点を突くとしたら、現地の人たちが知らない馬。
となると他場で勝ち上がり、評判が追い付かないながらもスピード指数で足りる逃げ馬です。
差し馬だと勝ちっぷりからやたらと人気しますが、函館の芝適性が絡んでくるので期待値が大したことないからです。
トルークマクトは、馬としては全く大したことないのは認めます。
けど、その実、今の函館の2歳馬の方こそ大したことないんじゃないですか?
比較してみたらそんなに変わらないんですよ多分。単勝5倍〜20倍台の本命から外れるレベルの馬なんて。
だからこそ、IDMなどの指数で上回る余地があれば、輸送や調整不順の不利があっても同等の評価をして良いのではないかと思います。

その他は、やはり厩舎ランクで。
短期間で上積みがあるか、あるいはそもそもキチンと高いレベルの仕上げから初めているのかは、これの要素が大きいです。
ディアセルヴィスは本当に追い切り良くなかったんですが…。点数が足りるので拾ってみます。
初戦の時より良く感じたのは、コナブリュワーズですね。

中京11R
桶狭間S
◎15.アイアムルビー
○2.エーシンハダル
△5.エアウルフ
△8.シゲルソウサイ
△7.ムスタングリーダー

ずっとシゲルソウサイに乗っている幸騎手なら、この馬の調子がどうこうは掴んでいるはず。
今回のメンバーは明らかにIDM1位。追い切りも良かったはずですよ?
それをこのタイミングで他の騎手に譲って…というのなら、よっぽどアイアムルビーのデキがいいんじゃないですか?
外枠もベストで1400mも大崩れしないキャラ。これならってところです。

その、シゲルソウサイを譲ってもらった国分優作騎手は、今のところ中京ダートが(0−1−3−8)で未勝利。
春の1回開催の分を足しても、まだ勝ってないんですよ…。明らかに中京ダートが見えてないと思いますね。
実は浜中騎手も、今開催に関してはどうもダートが掴めてません。
エアウルフが単騎逃げできて、そのまま押し切れるペース判断が可能と言うのなら、ここから買うんですが。
それなら、先週のプロキオンSの差し馬争いで再先着だった安藤勝己騎手に期待する手。
エーシンハダル自身、前走は5歳夏にして過去最高IDM。馬が変わってきている気配もあるはずです。

新潟11R
柳都S
◎8.デジタルキャッシュ
○9.グラッツィア
▲10.チュウワブロッサム
注6.ラターシュ
△4.エーシンテンモク
△11.メタギャラクシー

超スピード競馬、超機動力競馬、しかし1700mではなく1800mと言う新潟ダートの高額条件は、本当にもう関西馬しか買える気がしません。
関東馬はなぜか4コーナーの脱出スピードがかなり劣ってしまうようで、準オープンの新潟ダート1800mは一つの壁なんですよね。
特に栗東坂路で鍛えてる先行馬。
厩舎ランク的にも評価出来る、デジタルキャッシュの叩いて一変に今のところ期待しています。
ずっと太めでも1000万を楽勝してきたように、ポテンシャルは間違いのない所。今回は走れる距離に変わること。長期休養明けの一杯追い数本。
ま、やはり仕上がりを見ないと何とも言えない所ですが、プラス材料は多いはずです。

西村騎手も福島開催見ている限りは、結構まともになってきたのでは。
今回の乗り替わりは松田騎手が函館に行くタイミングとかちあった一時的なものでしょうけど、それでもチャンスはチャンスです。

その他、明らかに新潟が上手い関西馬が、このタイミングで仕上がり一変ということがあるかどうかを当日確認。





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