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土曜福島の10Rで、蛯名騎手が直線内を突いて勝ちましたが、実際直線は内側悪くないんですよね。
パトロールフィルムで見て明らかに一番悪いのは、3コーナー手前から4コーナー手前までの最内3頭分まで。
しかし、そういう計算を予想する側がするんじゃなくて、「そういうのをちゃんと頭に叩き込んでる騎手」を追っかけた方が遥かに楽で有意義。
3〜4コーナーで7頭分ぐらい大外を回そうとした騎手は全部×つけて、土曜日の芝で4回馬券に絡んだ3人をちゃんと押さえましょう。

函館12R
◎6.キョウエイバサラ

厩舎ランクのような考えでも拾えますが、どちらかというと「遠征することによる強制騎手交替効果」に期待。
石橋脩騎手は、東京開催・福島開催と本当にどうしようもなくて、勝てる馬を5着に負かすぐらいは普通。相沢厩舎や堀厩舎の力を借りても勝てない競馬が続いていました。
福島開催でまともに競馬になったのは、エーシンジェイワンの圧勝ぐらいです。なので、乗り替わりは全部買えるぐらいには考えています。
函館の芝の適性が高いタイプ?とは言えないかもですが、基本的に骨太のやや大トビで、弱点のフォローが効く条件のはず。
明らかに展開が向きますし、素直な馬なり先行でハマるはず。

★本日のメイン

函館11R
マリーンS
◎10.サクラロミオ
○3.キクノアポロ
▲5.サンライズモール

前回逃げられなかったエーシンモアオバーをどうチョイスするのかが鍵でしょう。
この馬は別に58kgとかはあんまり関係なくて、得意のコーナーワーク勝負をする前に前を封じられるのかどうかです。
しかし、大沼Sはまんまと!といった流れになり、今回は頭数も減って行けるのではないか…と思いきや、トーホウオルビスもまた柴山騎手で登場していますし、トーセンアドミラルもテン比較するとかなり速い方。
キクノアポロも、本来は控えて競馬しても上手くないので先行したい方。
こういう、レース前に思惑でイライラするような有力馬が複数いる時は、やっぱりおとなしいレース展開にはならないでしょう。
結局差し馬なのではないか?と思うわけです。

で、その差し馬ですが、サクラロミオに期待してます。
この馬はエンジンの掛かりが遅くてダメというよりも、オープンクラスのハロン11秒台発揮する加速力勝負について行けないだけでは?
この馬胴も短めで前傾姿勢しますし、下級条件の頃のものとはいえ1700mは2戦2勝、日本一カーブのRが小さい新潟コースで捲り勝ちすら決めています。
不器用な展開待ちと言う評価は、決して正しくはないはずです。
中央4場開催の1800m重賞級が相手だと、4コーナー脱出する前後で12.0、場合によっては11秒台に一気にラップが跳ね上がるために、そこで置かれる。
まあ府中の2100mや京都の1800mではまず無理でしょう。阪神の2000mだって、スローになって上がり37秒フラットになるような前走の展開はまずいでしょう。
今の函館のようなパサパサダートで、縦長の展開になってくれる今回の方がハマるんじゃないでしょうか。

サイオンは連闘明け昇級戦なので、評価は下げます。見せ場は作っても食い下がれるレベルではまだないでしょう。
小回りにちゃんと実績があって1900mでも勝っている、サクラロミオと似た履歴のサンライズモールは評価上。

中京11R
プロキオンS
◎14.アドマイヤロイヤル
○7.シルクフォーチュン
△15.インオラリオ
△3.テイクアベット
△9.ファリダット

脚抜きの良い馬場であることは間違いなさそうですね。
土曜日は、不良馬場からスタートしたはずなのに、逃げ馬が全く残せない状況でした。
あまりにも上がりが速くなるので、ダッシュ争いしても位置取りの差が直線で挽回されてしまい、むしろ直線で全力出すような脚質の追い込み馬に向くということでしょう。

上のクラスになって上がりの速い逃げ馬が出てくるようだとどうなるか分かりませんが、それでもここは差し馬に期待ですね。
推定上がり1〜3位の馬はとりあえず押さえましょう。
マイルからの距離短縮になるアドマイヤロイヤルとシルクフォーチュンは評価高めで、小回り1200m→中京1400mとなるローテの馬は評価を比較的下げています。
セレスハントは乗り方が難しくて、ここではやりづらいでしょう。
インオラリオは中枠か内枠引いてもらいたい所でした。

今まで阪神でやってたプロキオンSと同じように、直線長くて坂のある中京プロキオンSも、外枠捲り差しの方が有利なレースになると思います。

福島11R
七夕賞
◎6.アスカクリチャン
◎12.エクスペディション
▲11.ニシノメイゲツ
▲14.スマートステージ
△7.ミキノバンジョー
△13.サンライズベガ
△2.トップカミング

正直難しいです。馬のことだけじゃなくて騎手のことも馬場のことも考えなきゃいけないので。
ただ、毎年の傾向通り「もう関東馬の微妙な馬に騙されない、関西馬重視」ということであれば、今年の春にG1を制した須貝厩舎と石坂厩舎がお勧め。
太宰騎手が上手かったりしたのなら、ミキノバンジョーもいいかも知れません。ローテは悪くないので。
とにかく、単純な大外回し馬場や、上がり1位が通用するような状況ではないので、「ダメ厩舎ダメ騎手ダメ血統」の組み合わせのIDM上位はまず消えるはず。

トーセンラーは地元馬主だから連戦で連れて来たと言うだけでしょう。履歴見たらわかる通り絶好馬場が理想。
重馬場は今まで全然ダメなので、厩舎が良かろうが騎手を連れてこようが無理なものは無理です。

また、土曜日の福島を見てると500kg以上の骨太パワータイプはホントダメみたいですね。障害やる前に気付いていれば良かった…。
ティンバーウルフも出走馬の中で一番小さいですし、マイネルギブソンもそうですね。
新馬のベルウッドシーマが脚の回転の差で最後負けたのも、そう言う部分でしょうか。パーツが重たいと惰性と持続力が失われると。
なので、ダイワファルコンやゲシュタルトのパワーは活きない馬場ということにもなります。
前走福島に出走して悪くない内容を見せた、小柄な方の馬と言えば、トップカミングやニシノメイゲツ。
ニシノメイゲツは枠順も血統も悪くないですし、阿武隈Sのスタミナラップは典型的なハンデ戦展開のものなので、これはいいかも知れません。






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