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【福島4R】
◎15.キャニオンキラー

 ダートは未勝利からかなり速い時計が出ていた土曜日。ダートでは4角で3番手以内にいないと連対できない、それくらいの前有利馬場。単純にスピードを評価していきましょう。それならここはキャニオンキラーでなんとかなると思います。ホクレアの前走の時計は良馬場でのものとしてはまずまず速いんですが、明日はさらに時計を詰めないといけないわけで、そこまでの性能があるとは思えないだけに。ショウナンワヒネはシンボリクリスエス産駒というだけで怪しさがあります。


【福島8R】
◎3.ロードエアフォース
○7.トモロマイスター
注14.ルナ

 芝は大分荒れていますが、土曜の競馬を見ている限りでは、まだ外差しになっているという印象はありません。むしろ、内から伸びてくる、というシーンを何度か見ました。それでも、あまり追い込みが間に合うというイメージも無いですし、前の組でも敬遠せずに考えて行くべきだと思います。それなら中心的扱いでも良いかと思うのはロードエアフォース。デキは良いんですが、速い上がりを出せるタイプではなく、前走は前残り馬場で控えて、逃げ馬を捕え切れなかったもの。それも、今の馬場ならなんとか捕まえられて良いはず。トモロマイスターは渋った馬場で差しが効く状況はベスト。前回はスローでしたが、今回はルナなど、主張する馬もいるので、ある程度のペースでは流れるはず。それで上がりが掛かれば届くでしょう。そんなルナは、馬場は大丈夫でも、目標になる分、やっぱり今回もちょっと最後が苦しくなりそう。


【福島10R】彦星賞
◎5.イジゲン
○6.キングブレイク

 指数的にもこの2頭で良いでしょう。隊列的にメイショウラグーナをちょっと考えてみるくらい。ラヴィアンクレールは2階級降級馬で、前回は休み明けだった分を考慮しても、この3歳馬2頭とはちょっとモノの差があるように感じています。上物は良いんですが、脚が短いのはこの高速馬場ではネック。ヒラボクマジックも1800m向きの馬だと思います。イジゲンのネックは出負け癖。今の馬場で後手を踏むのはかなりの痛手。スピードはイジゲンの方があると思いますが、先行力あるキングブレイクの方が安定感としてはあるのかも。


【福島11R】七夕賞
◎12.エクスペディション
○16.ケイアイドウソジン
注10.タッチミーノット
△1.ゲシュタルト
△11.ニシノメイゲツ

 時計も上がりも掛かる。そんな状況でスピードなんかは競われていないわけです。スタミナや持久力、体力などと表現される方向に適性を寄せて見て行くべきレースのはず。となれば見直し筆頭はエクスペディション。中山金杯の頃もデキは良かったんですが、例年のようなスタミナレースにはならず、残念ながらスローになってしまったので、全く持ち味を発揮できずに終了。馬体にまとまりがあって器用さもあるので、福島でも大丈夫でしょう。
 見直し2頭目はケイアイドウソジン。この馬、ダイヤモンドSを勝ちましたが、別に体型としてはステイヤーではありません。むしろ真っ当に中距離馬。ただし、単調さがある馬で追って伸びるような馬ではなく、さらに速い上がりも出せないので、控えても意味がありません。ところが、昨年の目黒記念辺りからそんなレースばかりをし続けて惨敗を続けていた馬。それを先手を取ることで復活したのがダイヤモンドS、という流れ。日経賞はハナを譲ってしまったのが悪いですし、天皇賞(春)は参考外でいいはず。時計不要の馬場で先手を取れば渋太い粘りは発揮できる馬のはず。この鞍上とのコンビは初ですが、むしろ先入観が無い分良い方向に出てくれれば。
 タッチミーノットはスピードが無いダンスインザダーク産駒らしい馬。ほとんど良馬場の履歴ばかりですが、この詰めの甘さのようなものを埋めるためには、荒れ馬場というのは一つの味付けになる可能性はあります。デキ自体は前走も良かったので。
 あとは、時計・上がりが掛かる馬場ということで、ゲシュタルトやニシノメイゲツをケア。





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