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★本日のメイン

函館11R
五稜郭S
◎14.リヴェレンテ
○11.リリエンタール
▲15.ツルミプラチナム
△13.ラブフール
△12.メイショウゾウセン

まず、今週週中に函館競馬場を襲った濃霧。
まともに時計を測れていないばかりか、個々の馬の馬体評価(取材結果)フットワークの動きそのものの評価ですらも、かなり怪しいのではないかと考えています。
特に今週は重賞があるでもなし、ただの条件戦の馬に対する取材なんて、ちゃんと行き渡ってるもんなんでしょうかねえ…。
なので、追い切りで云々人気するような馬は、雰囲気評価の可能性が高そうだなということが一つ。

そして、今回出走したメンバーって結構特殊な履歴を踏んだ馬か、あるいは1年以上連対がない馬がやたら多いですよね。
特に今開催の函館は、メイショウゾウセンやリヴェレンテが一つ下のクラスを勝った条件見ればわかるように、上がりが相当掛かっています。まるで瞬発力が効きません。
個人的には、隊列の問題だけではなく、函館にバッチリ適性を見せた馬が再度走れる、適性のツボの狭いタイプをむしろ狙うべきではないかという観点があります。

そして、先週かなり内が悪かったところからまた外へ仮柵を移動させますが、個人的にはあんまり前内伸びに戻ると思っていません。
そもそも芝の寝付きは過去最高と言われていた水準。また、開幕週は案外外差しも効いていました。
時計の出るような設定の芝なら、仮柵を移動するたび内が伸びる=距離ロスしない方が圧倒的に有利となるのですが、そうではないはず。
異様に芝が深い馬場で内が完全に荒れていたので、洋芝がビッシリ残っている場所を通った方が惰性が効くでしょう。
手応えとしては、さらに外が伸びる馬場になるのではないかと思います。

というわけで外枠の差し馬重視。
時計が掛かる馬場でラストも掛かっていたリヴェレントの前走洞爺湖特別ですが、自分は再度評価できると考えました。
そもそもリヴェレンテは、キングカメハメハ産駒の割に上がりの速いレースが全くダメ。レジネッタの下なのでイメージはつくかと思います。
前走のような設定、今の函館のような状況でスタミナを活かした方が良いのは間違いないでしょう。
こう言う完全に適性がハッキリしているタイプは、立ち回りの時の追走スピードが通用する限り、クラスの壁はないと思ってます。
中間の調整で変に体の形が変わっていなければ。

絶対に雨がないとダメそうなリリエンタールも、ここまで上がりが掛かる函館ならいいんじゃないでしょうか。
札幌だけが良いというわけではなく、過去函館で走った時は全部条件が悪すぎただけではないかと考えてます。
ハンデ戦で57kg、展開が効くような状況なら拾えてもいいでしょう。今開催の四位騎手は絶好調ですし。

その他は鞍上が非常に不安ですが、ツルミプラチナム辺りが気になる所。
ラブフールは適性が合ってるとは思いませんが、この54kgは明らかにハンデミス。これで藤田騎手ならさすがに押さえるべき。

中京11R
関ヶ原S
◎1.ジェントルマン
△9.マイネルガヴロシュ
△8.バウンシーチューン
△2.ダコール
△6.ダノンバラード

ジェントルマンの前走は、正直強いと思いました。スローペースを好位で追走しただけの内容とは違います。
京都内回りの上り坂からロングスパートが始まった展開を、最後まで全くバテないどころか直線で3段目のエンジン点火して押し切っていました。
今回は直線が延びて坂もあるんですが、それでも馬が強いと見て評価します。
何より、ここ最近絶好調の中尾秀正厩舎。こう言う勢いのある厩舎からは、見るからに大変身してきたという、厩舎の象徴的な馬が1頭2頭出てくるもの。

小牧騎手が先週中京で全く乗れてなかったので、ダノンバラードは懐疑的。
この馬はあまり休まず使われているので、能力的な上昇はないと見ていますし、左回りはいつもいつもモタれ対処をしてワンテンポ追い出しが遅れます。
それよりは、春開催の中京重馬場でかなり強い競馬をしたマイネルガヴロシュはどうでしょう?
斤量こそ重たくなりますが、先週完璧な騎乗を何度も披露した幸騎手に替わります。

福島11R
松島特別
◎12.スーパーオービット
○8.コウヨウレジェンド
▲3.プレミアムブルー
△5.ソルレヴァンテ

悪名高い末期馬場福島の最終週、場合によっては梅雨時期らしい台風直撃もあると。
こんな風に聞くと、年に何回出現するのかどうかわからないぐらいの特殊条件ですよね。
スピードで勝負したい真っ当な馬からしたら、とても出たくないと感じるようなコース。
もちろん関西の陣営からは毎年敬遠される条件なので、この松島特別はいっつもいっつも少頭数。関東の厩舎だけで行う年の方が多いぐらいでした。

しかしそれを、明らかに狙って出走してきたという過程の馬は、かなり怪しいと考える必要があるでしょう。
しかも今年は関西馬が3頭も。
その中でもスーパーオービットは、前回が阪神の最終週→今回も福島の最終週に中1週で登場。
明らかに、「荒れて悪化した馬場」や「時計の掛かる芝」を求めて出走して来ています。
これは陣営の判断を尊重してしかるべきでは?

スーパーオービットが最後に勝ったのは小倉の重馬場、1000万で最後に通用したのはその小倉勝ち直後の阪神ハンデ戦。
重馬場が良いタイプと言うことと同時に、この夏場にしか調子が上がらないタイプでしょう。
ツボの狭いスタミナタイプにとって、今回はかなりベストに近い条件。ここで狙わないともう拾う場所がないと言うタイプでしょう。

プレミアムブルーも、重馬場で新馬を勝った馬。鞍上を手配したことも含めて、ちゃんと拾うべき馬なのは確かでしょう。
コウヨウレジェンドは単純に馬体・適性評価。重が全くダメな過去歴なので、馬場が酷いようならバッサリ消すべきですが、近況の充実ぶりが惜しいので対抗としています。
でもまあ、予報見る限りは消した方が良さそうですけどね。






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