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オークスはスッキリ簡単な予想でしたが、ダービーはいろいろとありそうです。いろいろあり過ぎてパドックで悩むのだけは勘弁なんですがね。まあ難しいの分かってるんで気楽に頑張りますw。
【東京優駿】

今年は「出走馬の層は厚いが、抜けた馬は不在の年」かもしれない。そして図抜けて強い馬がいない年は、皐月賞は皐月賞の結果であって、ダービーはダービーの結果があることも歴史が示す通り。皐月賞の上位を順番に並べて「ハイどうぞ」的な予想にはならない。上位争いになるのはIDMで60台に乗っていて、かつまだ伸びシロを感じられる馬に限られるはずで、その可能性を感じられるのは常識的にいって7〜8頭の馬たちだと思う。

今年の皐月賞は時計の掛かる状況で、前2頭が飛ばしたラップだが、3番手を追走したディープブリランテでさえ上がり36.7秒という先行馬には厳しい展開だった。そしてほとんどの馬が4コーナーで馬場の内を開けてを回る中、ゴールドシップはそこを突き、言うなれば「ワープ」を使って圧勝してしまったことで、果たしてこの馬はどこまで強いのか?が分からなくなってしまった。もちろん、弱い馬ならそんな奇策をしても直線は伸びなかったはずだが、抜けて強いかどうかはまた別の話になる。

ワールドエースは大外を回って2着まで伸びてきたことが高く評価されている。ただ過去10年の勝ち馬を見ると、8頭までが480kgを超える馬体重の馬たち。そして「例外」がディープインパクトとオルフェーヴルという3冠を勝ってしまうような「天才」だ。果たしてワールドエースは「天才」なのだろうか?。馬体を見る限りは脚の速さとスタミナを武器とする馬で、似たタイプはブエナビスタ。残念ながら天才たちのような抜群のバネは感じなかった。これは多分ヒストリカルにも言えることだと思う。負けるパターンとしては、ペースが落ち着いて前が止まらないといった展開ではスピード負けする可能性があることだろう。あとは調教でもう一つ元気がないのも気がかりで、前走の反動があったのではないか?とも思っている。

ディープブリランテは馬体を見ても、坂路の動きを見ても素晴らしいのだが、前走でも行きたがったようにムキになる気性が最大のネックだ。ましてダービーの馬場入場では、大観衆の前で落ち着きを失ってしまう馬も多い。ダービーは気性的に難のある馬は厳しい舞台である。パドックでの評価とは別の所に問題があるのは分かっておいて欲しい。

グランデッツァで想像していたのはスケールのある馬体だったのだが、実はスピードのある、まとまった馬だった。なのでダービーを勝つイメージは持てなかったのが正直なところ。ただ前走はこの馬本来の競馬ができていないし、人気馬が追いこみ脚質であることを考えると、展開によってはこの馬のスピードと決め手が使えるシーンがあるはずだ。

フェノーメノはスケール感が抜群の馬になっていて、ディープブリランテと比べても馬は勝るとも見劣らないと思う。ただ大トビで不器用だから狭い中山で2度の敗戦は仕方がない。デビュー戦はほとんど仕上げずに使っていたが、今年になってようやく本格化してきた印象がある。ゴールドシップと馬っぷりを比べたら、おそらくこちらを上に取ると思う。ただこの馬にしても超スローの上がり勝負負けという負けパターンは排除できない。これはペルーサも経験したこと。

ヒストリカルは440kgを切るような馬体だが、抜群の脚の速さとスタミナが武器になる。皐月賞を飛ばして、ここに万全の状態で出てきそうだ。そしてスローだった2年前のダービーがそうであったように、実は内枠を引いた馬は瞬発力になった場合、有利になる。小さくて加速の速さがある同馬だから、馬群を捌くのは得意のはずだ。ダービーで2着を取るならこういうタイプかもしれない。あるいはもしこの馬がダービーを勝ったら、ディープ産駒の新しいタイプとして認識を改めなければならなくなる。

トーセンホマレボシは今の京都でレコード勝ちに何の意味も感じないが、ここまで負けが多くて強くない馬なのか、もしくは成長が遅れて間に合った馬なのか?だ。前走のモニターでは目立った所のある馬ではなかった。スピルバーグはなんとかダービーに間に合ったが、もう余力はないはずだ。ちなみに皐月賞4着だったコスモオオゾラはデキは最高だったが、血統が残念ということで。

◎フェノーメノ
○ヒストリカル
▲ゴールドシップ
注グランデッツァ
△ディープブリランテ
?ワールドエース


【目黒記念】

タッチミーノートはステイヤーなのかもしれない。OPに上がって以後、2000mを勝ちきれない競馬が続いていて、結局それはスピードが足りないからだ。そして前走あれだけ楽な競馬をしていたスマートロビンに詰め寄っていったのを見て、そう感じた次第。勝ち上がるのにここまで時間を要したのも合わせて血統的に納得。今回は少頭数ではないから、スタミナは十分発揮できる条件になる。時計が速い決着に強く、キレ味もあるのでここは適条件のはずだ。相手は休養前の成績を見ると「化けた」というしかないトレイルブレイザー。


◎タッチミーノート
○トレイルブレイザー




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