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芝がBコースに替わって来ている馬の方向がスピードから持久力という方向に変わってきた感じがします。ダートもここ3週が雨の影響を受けていたものが、完全に乾いている状態で、こちらもスピード重視から体力や持久力寄りに変わってきた感。折り返し馬を選別していく上で材料になれば。
【ヴィクトリアマイル】

アパパネは休み明けがいつも駄目で、本番で仕上げてくるのがお約束。それは世間も知ってるはずだ。あまり人気が無いのはここ5戦で勝ち星がないことが大きな理由だろうが、3歳時に秋華賞を勝った後のエリザベス女王杯で3着だったように、中距離馬の性能としてはあまり高くないのだ。なので3走前の3着は十分力を出していて、実際ここに出走している馬たちにはしっかり先着している。安田記念の敗戦は牡馬相手に力負け。つまり牝馬のマイラーとしてはブエナビスタに勝ったように優秀なのだが、得意条件を外れたり、相手関係が強くなると負けてしまっているだけだ。デキさえ万全ならこのメンバーでは負けられないはずだ。怖いのは5歳になっての「年齢落ち」だが、こればっかりは走ってみないと分からない。

フミノイマージンが前走でも絶好調というデキだった。2000m重賞を2勝の中距離馬で、前走は明らかに距離が足りなかった。それで際どい3着まで追い上げたのは立派だ。東京新聞杯は前残り決着で、上がり1位で脚を余した形。今回乗り替わりで陣営としても勝ちたい気持ちが強いのだろうと思う。今の追い込み有利な状況も味方に力を発揮できそうだ。

他は難し過ぎて絞り切れない。マルセリーナは桜花賞を勝っているのだが、世代トップだったはずの2頭がいなかった桜花賞勝ちだったとも言える。実際その後は連対無しが続いて、前走が久々の2着だった。つまり地力自体がそれほど高くないので、安定した成績も残せなかったと言える。今回は鞍上にも期待できないし、外が伸びている馬場なだけに内枠から外に出すのも大変だと思うので、連続好走を期待する方が難しいように見える。


◎アパパネ
◎フミノイマージン





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