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★本日のメイン

福島11R
福島民友カップ
◎7.アポロフェニックス
○11.スギノエンデバー

アポロフェニックスは、高速馬場や相手の弱くなったオープンクラスに変われば、いきなり走れるタイプ。
58kg背負う馬を抑えてオープン3勝と言う実績は、伊達ではありません。かなりの弱い者いじめキャラです。
スギノエンデバーは、この条件に限ってかなり斤量有利。

東京11R
スイートピーS
◎13.サトノジュピター
◎14.ココロチラリ
△7.ダイワズーム
△12.マンハッタンミート
△11.プレノタート

関東で見て来た馬からは、◎の2頭でしょうか。
ココロチラリは前走、あまりにも不向きな条件であったとしても期待してみたんですが…やっぱり小回りだとエンジンの掛かりが遅いですね。最後は凄い脚でしたけど。
広くて直線の長いコースに替わって巻き返しを期待。
サトノジュピターはなかなかまともな瞬発力型。前走は道中のロスもかなりあったものを、さらに直線で外から差す強い内容。
未勝利のものとは言え、高い評価でもいいと思います。さすがは堀厩舎と唸りますね。ダイワズームよりも素質は高いと思うんですが。

あとは、まだ見ていないマンハッタンミート辺りに、逆転のチャンスがあるか…と言った所。
プレノタートは、どうしても展開が必要になる差し方。今年はフルゲートですけど、メンバー的にスローになりますかね?

京都11R
天皇賞(春)
◎6.ゴールデンハインド
○5.ジャガーメイル
▲15.ヒルノダムール
注18.オルフェーヴル

ダイヤモンドSでケイアイドウソジン。日経賞でネコパンチ。
こう言うレースを直に体験すると、もう本当にステイヤーはいなくなったんだな、ステイヤー競走で勝つ乗り方が出来る騎手もいなくなったんだなと呆れてしまいます。
レースに対するアプローチもそうなんですが、4コーナーを回った時に余力がタップリある状態でないと末脚が発揮されず(≒末脚が発揮されないモノと騎手の方も思いこんでいて)、エンジンを掛けまくった後にも脚が続くといった乗り方に対し、みんなが臆病になっているように感じます。
昨年のステイヤーズSのマイネルキッツのような仕掛けが何で出来ないんですかね?

ステイヤー性能が問われる条件で、中距離走の文脈を持ち込み、無暗に仕掛けるのは恥、ジッと乗ってスパッと切れる脚を使ってこそ…のような考えで全部フォローしようとして、みんなが失敗している現状。
それこそ、マイペースを保って淡々と行き切る逃げ馬に有利になるに決まってます。
力が上の差し馬の方が、「力を溜めて」というより「末脚を矯め殺して」乗られてるんですから。

そして今回のレースの話。
誰に聞いたとしても、「オルフェーヴルはこの3200mの舞台がベスト」と返す人はいませんよね。
比較的完歩が小さく、ピッチの速い走りをして、有馬記念のような一瞬の加速力がとんでもないタイプだからこそ、こういう間延びした競走だと仕掛け所が難しくなる。
多分、世の中の全ての人が分かっているはずの道理です。
ただそれでも、標準以上いや場合によってはスタミナも上だから、何とか微調整付けて乗りこなしてくれるはずという願望。
正直、こう言う発想は健康的ではありません。それを克服してくれるのが「強い馬」という世間のイメージなんですが、実現できていない以上、レトリックもいい所でしょ。
この距離になると突然気性面の難しさが露骨に出てしまって、弱点を表に出す比率が高まって来ているということです。改めて、この馬にとっては悪い条件なんです。

そして冒頭で出した話のように、ステイヤータイプというのが出現しなくなって久しい現状。
オルフェーヴルは、「自分との戦い」ばかりがクローズアップされて、他の馬はみんなオルフェーヴルをマーク。
ここは、徹底して自分のペースを守って逃げる「ある程度まともな長距離馬」が、展開的に相当有利になると思います。

そこで、今期厩舎ランクが大幅に上昇している大竹厩舎に期待したい場面。
ゴールデンハインドは、逃げさえすれば非常に優秀なラップを踏んで逃げるスタミナタイプ。
大竹厩舎も、2500m〜の距離の実績が豊富な厩舎。元々ステイヤーばかりを手掛けているわけではなく、スタミナ鍛錬ができる手腕があるということです。
前走は、ゲートも中途半端で、荒れた馬場に脚を取られてレースになりませんでした。本来、ナムラクレセントよりも出遅れ率は低い馬です。内枠を引きましたし、今度こそ自分の競馬を主張するでしょう。
ケイアイドウソジンやナムラクレセントは、もうGレースで結果が出ているので、新鮮味があって厩舎ランクも高い、長距離レースの逃げ馬ということでこの馬を。

その他、このレースの過去の優勝馬は当然上位扱い。ちょうど2頭いますね。
トーセンジョーダンは、前走大阪杯が終わった後はちょっと良いと思っていたんですが、最近の池江泰寿厩舎の調子の悪さ・運の悪さを考えるに、トーセンジョーダンの二の舞があるような気がしてきました…。
この長距離戦で実績ある馬を何頭も輩出する厩舎ではないので、この条件に関しては調教の質などでいろいろ巡り合わせがいろいろと悪いんでしょう。






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