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中山7R
▲2.ダーリブ

高橋義博厩舎は、今週中山グランドジャンプにバシケーンを、皐月賞にコスモオオゾラを送り出します。まさかの土日G1・2頭出し。
ずっと灰色ランクのこの厩舎にとって、今週は5年、いや10年に一度あるかどうかの一大イベントでしょう。
こう言うイベント週は、下級条件もそれなりの用意をして来るパターンが多いです。
どっちもこけるパターンの方がそもそも多いんですから、何か一つお祝いがないとですね…。

ダーリブは、未勝利を勝ったのは7〜9月使い詰めのローテでの中山ダート1800mでした。
本当に似てますね、1〜3月に5走して、今回も中2週。
そして、今回は少しレベルの高かった牡牝混合戦→相手がかなり弱い牝馬限定戦(近2走3着以内の馬が不在)へぶつけるパターンです。
やっぱりここも、狙いのある使い方に思えます。
鞍上の嘉藤貴行騎手も、ここを勝てば100勝。

★本日のメイン

福島11R
ラジオ福島賞
◎11.スマートルシファー
○13.ヤマニンパソドブル
△7.レオアドミラル

福島のダート1700mで重馬場になると、高速馬場で何度も結果を出している関西の先行馬がどうしても強いです。
関東馬の場合、ちゃんとスピードのある馬は、2月の府中開催のうちに勝ち上がってしまいますし、この福島にまで居残る1000万クラスは展開待ちばっかりですから。
関西の強い所とやっている先行馬が出てきたら、やっぱり敵わないでしょう。確実さもあります。

ラヴィンライフやステキナシャチョウのように、機動力負けしてて捨て身のレースをするタイプは、福島の重馬場ダート1700mは下げ。
マンボノダンサーは、中京独特の前残り馬場で騎手が分かってないうちにどさくさに紛れて勝てたような印象が否めません。「他の騎手何してるの?」みたいな所があったので。

ヤマニンパソドブルのような、甘い仕上げで下級クラスをウロウロしていた馬が勝ち上がったタイミングでどうかと。
この馬は、過去に見せた実力を出せば、51kgだと軽いです。脚抜き良い馬場はいいので、ちゃんと仕上げてくれれば…。
あと、前走は連闘で本調子になかったと見えるレオアドミラルの巻き返しもあっていいですね。2走前はかなり強い内容でした。


阪神11R
アンタレスS
◎11.ゴルトブリッツ
○15.グリッターウイング
△13.インバルコ
△8.メダリアビート
×5.ダイシンオレンジ

まず、4歳馬が古馬ダートオープン&重賞クラスで引き続き勝ち負けできてません。
これは、通用し続ける限り押し通します。今回も消しで。
また、マーチSは、あんまり人気上位にピリッとした所を感じませんでした。
後から見直して気付いたんですが、自分のパドック点、12番人気〜最低人気の方に固まってましたね。
まあ、それぐらいのメンバーだったということです。

インバルコが過去の全力を出しても、ゴルトブリッツの影すら踏めないという力関係なら、認めるほかありません。ゴルトブリッツからでしょう。
ニホンピロアワーズに関しては、脚抜きの良い中央高速ダートの適性にかなり疑問を持っているので。
大橋厩舎は現時点で厩舎ランクが水色。ランクの低い厩舎が、地方巡業で結果を出し続けて中央ダートに舞い戻るパターンは、「スピード慣れ」の分で劣るタイミング。
おまけに58kgだったら、やはり下げますね。

今は、追い切りの動きが抜群に良かったグリッターウイングに注目してます。
何やかんやで重賞格上げして一度通用したことがある馬で、今絶好調の友道厩舎。前走不良馬場で勝ちきったこともいいですね。基本的な脚の使い方が、こういう馬場に合ってることの証拠です。
そして、馬体もかなり余裕ある状態で使っていたので、仕上げのもう一押しが効きます。

インバルコは高速決着がいいとは思ってませんが、外人なら。
メダリアビートは案外盲点です。ここ最近は相手も展開も馬場も悪過ぎたはず。
ダイシンオレンジがアンタレスSを勝ったのは、大得意の京都開催の時でした。
阪神があまり良いタイプではないんですが、今期の「デムーロ力」というのが本当にあるのなら持って来れるかも…ぐらいの気持ち。

中山11R
中山グランドジャンプS
◎9.マジェスティバイオ
○3.クランエンブレム
▲2.テイエムブユウデン
△12.バシケーン
△8.トーセンオーパス
△5.キングジョイ
△10.セイエイ

たまには1番人気がちゃんと勝ってくれてもいいと思うんですよ。
雨でグズグズになっている重〜不良馬場で馬にとっては過酷な状況、おまけに曇っていて視界も悪い、障害手前の踏み切り地点で滑るから怖い…。
とても馬券で勝負できるようなシチュエーションではなく、ほとんどの人が障害レースだから、わからないからと敬遠する場面で、
「不良馬場だから、雨にメチャ強いから」みたいな、一見モヤモヤした理由でバッチリ勝つ馬がいてもいい。ねえ。
売り上げの改善傾向が見られない障害レースですが、たまにはそんな理由がちゃんと実績として扱われ、強みになることがあってもいいと思います。

さて、相手なんですが…少なくとも、重馬場を苦にしないタイプでこそ。
線の細いサンデー系は、評価を下げた方が無難でしょうか?
腹袋が大きく、しっかり跳ぶけれど、普段の3000m級では詰めが甘いタイプなら、まずクランエンブレム。
セイエイ辺りも、候補ではあります。テイエムブユウデンも、体の形は良さそうですね。
やっぱり、馬体を見てからでないと「重馬場をしっかり走れる」とは言いにくいので…。
ちょっと点数増えてしまいましたが、どうしても候補を絞りきれません。

バアゼルリバーは、かなり飛越が下手で平地力任せの競馬をしていたはず。
阪神スプリングジャンプを、飛越で遅れていながら勝ったタイプは、このレースは厳しいでしょう。






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