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★本日のメイン

福島11R
吾妻小富士賞
◎8.ルアーズストリート
○2.ドリームヒーロー
△12.アフォード
△16.メイショウナルト

福島の馬場が絶好なのは、まず間違いないです。
しかし、あまりにも馬場が良過ぎて前が止まらないパターンが福島の前半芝でしたが、それに騎手が慣れてくると、ハイラップでかなりの消耗戦になり、大外を回った差しが届くパターンも。
そして、午前中の前残りも午後の差し展開も、関西馬が圧倒的に強かったです。ん?

で、その勝ち負けしていた関西馬を良く調べてみると、あの激重たい栗東坂路が最終追い切りだった馬や、ずっと栗東坂路で乗って直前だけポリトラックと言う馬しか来てません。
特に、関東馬と関西馬のレース振りの違いが大きいです。
関東馬の場合は、速いラップに付いて行くので精一杯、直線回るともうバテている…。
そして、関西馬は勝負所でまだ手応え良く追走していて、大外を回してももうひと伸びがグンと効き、内を突いても速力負けしない。
この差はかなり大きく出ていたように思います。

これは多分、コースレイアウトの問題でしょうね。
2コーナーが一番低く、向正面で上り坂を進み、直線でも坂がもう一つあると言う形が福島。中山や小倉とは違います。
それを、開幕週だからと意識して、前半から厳しいペースで追走すれば、「上り坂の部分を中間スピードで楽々追走し、そこで消耗させない」差が最後に大きく開きます。
美浦坂路の馬は何だかんだで4角まで踏ん張れてません。コース調教中心の馬はトップスピード比較で負けています。これは馬券作戦に使えるかも。

まず、1週前か直前まで栗東坂路で追い切りしていた馬だけピックアップ。
その上で、栗東坂路+テン1位か、栗東坂路+上がり1位となっていれば推奨馬。栗東坂路+IDM1位でもいいのかも。

それならここは、開幕週適性が非常に高いキングカメハメハ産駒で、1000万2着があってIDMも高く、展開上がり1位のルアーズストリートからでしょう。
上がり2位のドリームヒーロー(直前だけポリT)も、かなりいい枠を引いて54kg。
先行馬総崩れがあるメンバーだけに、この馬も十分可能性はあると思います。この2頭が中心。
メイショウナルトは、中距離で人気していながらやけに不甲斐ないレースが続いてましたが、距離短縮して来て大外枠というのはいい材料かも。

中山11R
春雷S
◎14.スギノエンデバー
○2.エーシンホワイティ
△13.ロビンフット

土曜日の結果を見る限り、もう中山の芝は完全回復してるか、強烈な補正をしていると見ていいでしょう。
かなり大勢で馬場叩きしていたので、その影響でしょうね多分。
馬場を固めているので非常に速い時計が出る、1分7秒の場合によっては半ばから前半。
それなら、展開というよりも、プラスの加速性能や抜きん出た強烈な末脚がないといけません。
他の相手がバテる前提ではなく、こちらから加速して行って止まらない前の馬を捕まえるという発想が必要です。

だとすると、このメンバーでまず思いつくのは「高齢馬だらけ」ということ。
ベイリングボーイが直近の中山で好走していて、展開競馬だと怖いな…と少しは思わせますが、重馬場やバテバテの消耗戦ラップ、相当時計の掛かる末期馬場じゃないのはみなさんご存じのとおりですよね?
6歳、7歳になってくると、馬の形や全体の筋肉がもう固まりきってしまって、得意のゾーンの競馬にしか対応できなくなります。
また、場合によっては、昔は得意だったはずのゾーンの展開ですら、体がぎこちなくなってるから反応してくれないことも…。

なので、ずっとオープンで付き合いの長かった馬が一回り年食ったなあと感じる所があって、しかも今回は「新しい性能」を見せないと足りない。
だからこそちゃんと見直すのは、まだ競走履歴が短く、筋肉の動きに伸びしろが大きい若い馬。
ここは早熟評価に反発し、今年になって古馬オープンクラスと戦える力を付けていて、推定上がり1位になってる4歳馬スギノエンデバーから。
パドトロワやアーリーロブスト、ブルーミンバー辺りも場合によっては競るメンバーです。普通に考えて、背負っている先行馬は苦しいレースでしょう。
なのでピッタリ展開がハマるのも強調材料。浅見厩舎も中山に厩舎の主力クラスをバンバン放り込んでいて、中山勝負をずっと続けているフシがあります。

2枠2頭は、当日仕上がりで抜けていない限り評価はしません。
それよりはその内目の、エーシンホワイティに期待。
元々は短距離重賞を勝っていて、NHKマイルに出走したほどの馬。準オープンから上がってきた直後の2戦は、若干不運な所もあったと思います。
それが、直前の坂路でかなり良いタイムを出しています。休み明けでもありますし、馬が切り替わっておかしくないタイミング。
降級したためなのか、斤量加算が全くないのが大きいですね。パドトロワやブルーミンバーと比べると相当有利でしょう。
ロビンフットは、短距離に戻って何か見せ場を作れる要素があれば…。全くの別路線で1200mの経験が少ないので変わり身は大きいはずです。

ブルーミンバーやパドトロワは、競合する上に斤量も厳しいですね。
ハンデ戦ではありませんが、他の注目もかなり集まってしまってますし、隊列的にかなりやりづらそう。おまけに時計も速いと。

阪神11R
桜花賞
◎10.ジェンティルドンナ
○2.エピセアローム
▲15.ヴィルシーナ
▲4.サンシャイン
△17.ジョワドヴィーヴル

本来は、前哨戦の重賞を勝った馬同士が、勢いを駆ってやり合うのが桜花賞ですよね。本来は。
何となく他の馬に気持ちが入らないためか、
阪神JFを勝ち
 →前哨戦で良く分からない中途半端な負け方をしていながら
  →阪神JFが強かったからと1番人気
になる流れは、レジネッタが勝った時のトールポピーを彷彿とさせます。
上下の能力差はかなり拮抗してること。前走勝った馬の上積みが、情報不足だからこそ覆い隠されていること。前回負けた馬を本命にして本当に良いのか?ということ。
ここら辺をフォローしておいて、「能力は僅差だから」の前提で予想に入りたいですね。

というわけで、今年はローテや馬質ではなく、調教に注目しました。僅差の僅差、さらに僅差だからこそ、一般の条件戦と同じように直前の気配を重視します。
チューリップ賞の2〜4着組が、あれだけ完敗を喫してはいますが、勝ち負け水準の万全の態勢で出て来たことを重視します。
ヴィルシーナ、サンシャインは、記録不足ですが底を見せてない強みというだけでの候補。これは当日次第。
どちらかというと、追い切り指数が抜群に高かった、石坂厩舎の2頭を中心に、前残り決着を見る予想。

ジェンティルドンナとジョワドヴィーヴルは、ともに重賞勝ちでIDM上位、しかし前哨戦を負けた馬同士。
負け方が良かったのがどっちが…と言うのはあまり意味はないですね。賞金は持っていたからこそ、どれだけ弱点を見せてそれをプラスにするかでしょう。
そういう意味で、明らかに体が強化されている印象あるのがジェンティルドンナと言う判断です。
また、エピセアロームは前走以上がなくても、前走並みの内容で通用するはず。

ジョワドヴィーヴルは、才能才能言われてIDM過去1位でない以上、信頼度・安定感はトールポピーとどっこいどっこいのような印象があります。
それよりは、明らかに伸びしろがあるヴィルシーナの方を上に見たいですね。






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