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【中山9R】ミモザ賞
◎3.ウイングドウィール
○9.ハイリリー
▲1.リントス

 雨は明日朝には上がりそう。それでも馬場は大分悪くなっています。良馬場だとしても極端に時計が速くなるようなことはないはず。ならば、ハイリリーは狙い易い場面。不良馬場だった葉牡丹賞でもバテずに脚を伸ばしていましたし、前走はドスローのクイーンC。時計・上がりが掛かる馬場でなら。ウイングドウィールは休み前は寂しい馬体でしたが、放牧を挟んで大分馬が良くなってきました。馬場も前走で克服済み。内で立ち回れる強みもあり、素材的にも、こちらを今回は強調したい。リントスは初芝となりますが、馬体重の通り、細身で痩せ型。それでも、ウォーエンブレム産駒はかなり良いバネのある産駒が多く、この馬もそのパターン。芝でも注目したい馬です。逆に言えば、荒れた馬場は少し心配。


【中山11R】日経賞
◎13.ルーラーシップ
○10.フェイトフルウォー
注9.ヤングアットハート
△5.マイネルキッツ
☆7.ウインバリアシオン

 中山2500mは2周目に内回りを使います。なので本当は、外回りの2200mで高いパフォーマンスを示したからといって、必ずしも2500mも大丈夫というものでもないんですが、前走の馬体を見れば、さすがにルーラーシップを中心視せざるを得ない印象。一応有馬記念でも外を回って追い上げているので、馬単体としてはこなせるレベルということだと解釈します。
 相手筆頭、場合によっては逆転まで考えたいのはフェイトフルウォー。ですが、この馬、蹄がモロにベタなので、できれば少しでも馬場は回復して欲しいクチ。休み明けでも動きますし、中山自体も得意。中山でトーセンラーには先着してるわけですし、基準人気順が逆というのはあまり納得いかない評価。そんなトーセンラーは前走を見ても、菊花賞でも、距離が長い負け方。それで距離延長はあまり歓迎ではないでしょう。
 他相手候補としては、出来はキープしていて適距離に戻るヤングアットハート。一叩きで上積みが見込めるマイネルキッツは時計が掛かるなら。さすがに3000m超の距離で休み明けは論外ですね。前走は出来も一息。年齢的に大幅な状態アップが望めるかはわかりませんが、条件好転なのは間違いないはず。
 ウインバリアシオンはやや扱いに困る。素質としては通用していいはず。ただ、前走がああいう負け方ですし、そもそもスローじゃないと脚を使えない馬。弥生賞での負けは本格化前なので度外視して良いと思いますが、それでも中山はあまり向かない印象はあります。ダービー2着はありますが、本質的にはあまり道悪は良くない走法。今の荒れた馬場、中山だと、不安点の方が多い印象。やはり日経賞は中山実績のある馬から考えたいレース。





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