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★本日のメイン

中京11R
中日新聞杯
◎3.ダンツホウテイ
○4.コロンバスサークル
▲13.ダノンスパシーバ
▲14.メイショウカンパク
△10.アクシオン
△8.シンメイフジ
△6.レインフォーレスト
×18.ダノンバラード

土曜日の芝の結果は、傾向と言えるものなのかどうか…。
あれはただ単に、普通のコースですら勝ち切れない、手応えに自信のない馬に若手騎手が跨り、どこが本来の勘所なのかすらわからないままレースを進めた結果、奇妙な超スローや仕掛け遅れが多発した結果じゃないでしょうか。
後半のマイルのように、先行馬が人気になって12秒台平均で進めば、追い込みが決まりますし。
こういうのを気にしなければならないと思うと、正直的が絞れません。
おまけに、日曜の中京は後半雨模様らしいじゃないですか。
これはもう本当に、ダノンバラードの福永騎手が好位付けして、展開の指揮棒を揮ってもらわないと、ちゃんとした競馬にならないのでは。

まず、ハンデ戦の王道である、斤量がハンデ戦で57kg以上の地力上位。
あるいは、テン1位なり上がり1位なり重馬場得意なり、他馬を出し抜く持ち味を明確に数字で持っている馬。
そこらを基点に考えを進めますが、その上で今回プラスに見たいのは、「土曜日の中京芝レースに乗ってて勝ち負けを演じた騎手」です。
注目しているのは、土曜日に芝ダートで合計4連対した吉田豊騎手と、2000m以上の芝レースで2勝した柴山騎手。

吉田豊騎手は、相変わらずのマイペースで勝ち星は例年並みなんですが、所属の大久保洋吉厩舎が今年モロに低迷していて、実は土曜日のベルシエロが今年初勝利。
その他で勝ち負けしてたほとんどのレースが、他の厩舎の新馬戦か、他の騎手からの乗り替わりで挙げたモノ。これに重賞勝ちまであるんですから、大したものだと思います。
その吉田豊騎手が、2月は馬が良く集められず、大久保洋吉厩舎も低迷するわで、好走率が大きく落ち込みました。
個人的には、この新装中京開幕週への遠征(しかも土日両方)は、低迷する現状打破のためのかなり意欲的な挑戦に思えます。
その上で、土曜日の競馬振りを見るに、他の騎手よりも中京を攻略した度合いは結構高いはず。
少なくともいい馬がそこに出走するからと、ピンポイントでその日だけ来る1番人気騎手よりは、スタートラインが違うはずです。
そもそもダンツホウテイは本質的に先行馬。前走は追い切り内容がグングン良化して来てたタイミングでの好走ですが、あの出遅れは陣営も鞍上も、誰しもが想定外。
適性的にも中京を攻略できる材料が、馬にも騎手にもある存在だと思うので、ダンツホウテイは一押しですね。

コロンバスサークルは、強調材料が馬:騎手で2:8。しかしそれでも雨が降って内枠引けて、馬も引退レースと言うのなら、最後の仕上げだろうと。
今までの中山・東京開催は、ホワイトマズル産駒が全然走れない馬場状態でした。
それだけに、長距離砲やノーザンダンサー系がやたら強かった土曜日の中京芝の傾向は、この馬向きとも言えるかも。

ダノンスパシーバは重馬場と2000mなら。追い切りも抜群でした。メイショウカンパクは上がり1位ですし、展開要因。
△の馬は展開ブレした時のフォロー用。
地力上位のコスモファントム、ダノンバラードは、鞍上の経験不足が大きそう。
福永騎手は当日相当乗り鞍に恵まれてるので、学習機会がある分マシですが、当日ダートの弱い馬しか乗ってない大野騎手はねえ…。


阪神11R
仁川S
◎4.ゴルトブリッツ
◎11.ソリタリーキング
○16.スタッドジェルラン
▲9.キクノアポロ

大穴は期待しない方向で。
ソリタリーキングは、石坂厩舎が条件戦からいきなりG1に挑戦させた期待馬。馬体も赤富士Sの時に相当良くなってましたからね。
兄のヴァーミリアンも、強い相手に戦わせて一回クラスに慣れてからグングン強くなるタイプでした。相手弱化のタイミングは必ず買いのタイプ。
心房細動の影響が全くないようならゴルトブリッツがズバ抜けてますが、そうでないのならこの馬。

スタッドジェルランは適当に。
キクノアポロは、ここ2走はイマイチピリッとしませんが、この馬は1800mだと短くて、1900m以上の距離だととんでもなく安定感があるタイプ。戦績が全く違います。
野中厩舎としても、この馬に稼いでもらわないと厩舎経営が成り立ちません。岡部誠騎手もそろそろ今年の当たりを見せてください。

デスペラードは、単純に隊列計算すると今回は後ろ過ぎ。このクラス通用したいのなら、出遅れを改善しないと足りないはず。


中山11R
弥生賞
◎1.メイショウカドマツ
○14.サイレントサタデー
▲10.ジョングルール
△2.トリップ
△8.フェノーメノ

ディープインパクト産駒が、今年の3歳世代を席巻して重賞を勝ちまくっていますが、それは完成度が高い・早くから仕上がる・相手強化を苦にしない強みがあったためではないか?とは考えています。
いろんな意味で、チューリップ賞の教訓は必要でしょう。
あるいは、ディープインパクト自体は非常に高い遺伝力を持っていて産駒に安定して能力を伝えるのは事実でも、個々のキャラを細かく調べると、そこまで持て囃すほど図抜けたパフォーマンスはしてないよな…。ということを大事にすべきかもしれません。
春になってから成長力を見せるような馬がいれば、意外に過去の能力程度しか走らない?
ディープインパクト産駒が複数登場するレースは、そもそも高レベルレースとはならない?
ディープインパクト産駒は、昇級初戦一発目は非常に期待値が高くクリアできても、重賞を連戦しての2番目が意外に続かない?(←これは昨年もそういう傾向)
そんなことを考えています。

だとしたら、ここも意外に「中山の重賞勝ちは前走中山勝ちの馬から」のルールが未だに通用するのかも。
特に、相変わらず内側が有利な今の馬場状態なら、前走寒竹賞を制したメイショウカドマツのもう一丁があってもおかしくないです。能力拮抗のメンバーならなおさらでしょう。
JRDVブログでやってる「厩舎ランク予想」でも示しましたが、藤岡健一厩舎はこの年末年始にとてつもない上昇度があって、スランプだった馬もボコボコ復活するほどに好調。
土曜日にワンカラットが1年半ぶりに重賞制覇を成し遂げましたが、土日制覇があってもおかしくない状況になって来てます。
人気上位が名前だけの人気で中山下手、馬場が内枠断然有利、厩舎が抜群の勢い。これだけ揃ってれば十分チャンスはあるでしょう。

追い切りの動きが非常に良かったサイレントサタデー、ジョングルールは、どちらも中山2000mの好走歴があります。この2頭はかなり期待していますし、ディープ産駒をここで選ぶのならジョングルールと思っています。
トリップとフェノーメノはあくまで隊列利と記録でのもの。
コスモオオゾラは、自分は馬と厩舎どちらにも限界があるなと見ているので、内枠でも下げてます。
アーデントもまあ押さえまでで見ています。






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