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中山4日目11R 弥生賞(G2)

 ラジオNIKKEI杯2歳Sで2着だったゴールドシップが、共同通信杯で評判馬のディープブリランテを一蹴。レースレベルの高さを物語る結果だっただけに、その覇者であるアダムスピークの人気の中心なのも納得だ。ただ、2番枠を生かしたロスない立ち回りだったアダムに対し、2着のゴールドシップや4着だったトリップは早めに動き、しかも外を回る展開だったことを考えれば、上位の実力差はそれほど感じない。ならば、枠順が当時と内外逆転のトリップに雪辱の機会も十分にあると思う。

 それら以上に魅力を感じたのはエキストラエンドだ。新馬戦こそ4着に敗れたが、4コーナーで他馬を気にする面も見せるなどフワフワ走っていた状況で、しかも直線はまともならズルズル下がっていきそうな雰囲気もあったが、直線で外から来た馬と併せる形で4着まで盛り返してきた。連闘で挑んだ未勝利戦は、道中のペースも流れてくれたこともあり、遊ぶ余裕もなく集中して走り、京都芝1800mを1分47秒7の好時計で快勝している。

 エキストラエンドの勝ち時計は、京都芝1800mで行われた現3歳世代の勝ち時計では、黄菊賞、きさらぎ賞に続く3番目に速い時計だった。黄菊賞の上位馬は後に重賞で入着している馬ばかり。きさらぎ賞でも、3着のベールドインパクトと同タイムとなれば、エキストラエンドは重賞級の実力を持っているということが窺える。

 あすなろ賞は一転してスローな流れも折り合いはつき、小回りに対応しての差し切りV。初戦から比較すると、急成長を遂げている。多少なりとも気を抜く馬でのCデムーロ騎手への手替わりは好材料と言えるだけに、大外枠は鍵でも狙って面白い。

◎エキストラエンド
○アダムスピーク
▲フェノーメノ
注トリップ
△ジョングルール
△アーデント
△クラレント
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中日新聞杯
◎スマートギア
○ダノンバラード
▲コスモファントム
注メイショウカンパク
△エーシンジーライン
△コロンバスサークル
△リッツィースター

仁川S
◎サクラロミオ
○デスペラード
▲ゴルトブリッツ
注マカニビスティー
△スタッドジェルラン
△エアマックール
△ソリタリーキング




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