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京都10R
河原町S
◎7.メトロノース
◎11.サイオン

騎手と調教師が同時にこのレースを最後に引退、と言う馬が人気してるようですが、そう言う背景抜きに考えると、高橋亮が乗って大外を回って上がり35秒台が出ない追い込み馬なんですよね?
(高橋亮騎乗時は最高が36.0)
2走前や前走の指数も、外回し不利を加算して60チョイ。
それと比べれば、先行や好位差ししてIDM65ぐらいが楽に出る、メトロノースやサイオンの方が上だと思いませんか?
そんな事情なんて知らんがな、と言う真っ当な競馬をしてもらえれば、展開図みたいな結果になるはずなんです。


★本日のメイン

京都11R
洛陽S
◎6.マイネルクラリティ
○3.ピュアブリーゼ
▲4.ロビンフット
▲11.トウショウフリーク

確かにトーセンレーヴは、体つきはどんどんスッキリして来ていますが、そもそもこの馬はマイルをビッシリこなす根拠に乏しいはず。
履歴を見直しても、ダービー前に無理したツケがドカッと出てしまって、3歳秋から今年の初旬は順調さを欠いて、前回も本来の動きではありませんでした。
ビワハイジの仔はとにかく牝馬が大舞台で活躍しまくるので、どうしてもどの世代の仔にも期待を重ねがちなんですが、この兄姉を多く手掛けてる松田博資厩舎も、牡馬には手を焼いていた筈です。
迷い道に入っているビワハイジ牡馬は、多少路線転換を図ったぐらいで簡単に復活しないでしょうってことです。
おまけにクウィリー騎手はサンデー産駒のコツが掴めないのか、チャンスある馬をそこそこ回してもらってたのに、未だに日本に来て未勝利。
まあ、さすがにこの組み合わせで単勝2倍とかじゃあ消しの一手ですね。展開予想図の通り走るのがせいぜいでは。

このレースのポイントは、トーセンレーヴマークで歪む展開と、明らかに悪くなっている馬場。
後ろで外人イジメがあるなら少し縦に長い隊列になるはず。そして、先行してそこそこいいペースで行ってる集団の中に、重馬場滅法得意ないれば、それがアッサリ押し切ってしまう形だと見ました。
そしてさらに先行馬をざっと見渡すと、どれもこれも巻き返しが効きそうな匂いがぷんぷんします。

マイネルクラリティは、関西圏のマイル戦(特に叩いてから)だと相当安定感がある馬。
前回のパドックもかなりキッチリ仕上がっていたので、点を打つのを迷ったほどです。で、レースは中山マイルの外枠負けしただけなので、これはいい隠れ方。
柴田大知騎手が連続で乗るのもいいですね。これはかなり念頭に置きたい1頭。

ピュアブリーゼは、瞬発力要素ゼロの血統と、フローラS、オークスを見ての通り、とんでもない重馬場上手。
3歳秋は完全に体調が下がっていたもの。牝馬なので、放牧帰りの一変は大いにアリ。調教映像をたまたま見られて、それも結構良かったです。状況は相当良いかと思います。

ロビンフットは、しばらく活躍できてませんが、ベストは単調なペースで流れる1400m〜1600m。
先週は栗東留学していたみたいですね。堀井厩舎もムードを立て直そうといろいろ工夫している様子。
斤量を考えるとかなり軽いので、馬が一変して来れる要素と併せて相当高めの評価をします。

トウショウフリークは、このメンバーに入れてもテン1位。
未勝利の時に芝で戦ってた相手をざっと見渡すと、とんでもないメンバーとやってるんですね。
ビッグウィークにエクスペディション、ミッキードリームにネオヴァンドーム、ダノンシャンティにセイルラージ…。
関東のB級レベルの馬だと到底敵わないメンバーじゃないですか。
これは未勝利当時の状況だと、芝適性を諦めるムードになってたのかも知れませんが、どう見ても相手が悪いでしょ。
体の固まってない時期にこのメンバーで上がり性能がほぼ同等なら、芝適性あるでしょう。そもそも、京都のダート1800mで1分49秒台を出せる馬の、蹄や繋が変な形しているわけがありません。

この、前を固めそうな4頭をみんな評価すると言う形で。


東京11R
フェブラリーS
◎15.トランセンド
○13.グランプリボス
▲9.エスポワールシチー
△16.テスタマッタ
△10.ワンダーアキュート
△5.ヒラボクワイルド

◎〜△をざっと打つような印だと、どうしてもトランセンドにせざるを得ませんが、期待を賭けたいのはグランプリボスと言う気になって来ています。

今年の4歳ダート馬はもう全く6歳世代に歯が立たないのですが、芝路線なら別。
グランプリボスが負かしたリアルインパクトやマイネルラクリマが、もう古馬相手のマイル路線で活躍していますし、そのトップと言えるグランプリボスも、海外遠征のダメージが抜けてようやく復活気配。
そして、グランプリボスは朝日杯とNHKマイル、G1制覇が2つもあります。
トランセンドに実績で伍する、敵う馬はエスポワールシチーぐらいしかいないので、スケール勝ちできる馬を探すと、自然とこの馬になりますよね。
おまけに、アドマイヤドン(朝日杯)やイーグルカフェ、クロフネ、エルコンドルパサー(NHKマイル)のように、ダート馬の可能性を残すタイプが勝った履歴を踏んでいるのも、材料としてはいいですね。
古馬のマイル路線は、マイルCSのように、トラックバイアスで結果が左右されてしまうようなクソみたいなレースばかりになってます。
いいマイラーを入れても、そんな酷い設定でしかやらせてもらえないことに陣営が絶望しても仕方ないのでは。
強い芝のマイラーは、まともな底力勝負をしたければ、その場の偏りで来るかどうかに悩むようなレース選択をしないで、もういっそ相手が強力でもちゃんと真面目な力勝負になる、フェブラリーSを狙うように意識を切り替える時期が来ているのかも。

その他はエスポワールシチーを一応筆頭として、その他はIDMが足りるレベルの馬や厩舎ランク上位馬に振っておきます。

ただ、今回のトランセンドは若干逆境気味ではあります。
今開催は、ワイルドラッシュ産駒がことごとく人気でコケる不向きな馬場のようで、いわゆる馬場の助けがありません。
おまけにスタートダッシュ抜群の短距離馬ケイアイテンジンが絶好調、マイルだとパフォーマンスがプラスになるエスポワールシチーが併走、真後ろにワンダーアキュートが忍び寄ると言う形。
JCダートも、ちょっと他の先行馬をカットして強引に先手を奪った経緯があるだけに、また強引にと言うわけにもいかないでしょう。ああいうのは必ず注意が行きますからね。






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