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最近の馬場造園課の方針は、馬場の変わり目をわざと開催中に作るってことでしょうか?
馬場叩きのような人海戦術は、開催終了後か朝一にやっとけよと思うんですが…。
ともかく、馬場の内側を叩きまくって今の中山は明らかに内枠有利・前残りです。
あと、先週の中山の芝レースを見直すと、馬体重上位ワンツーという決着がいくつかありました。金杯も500kg勢のワンツースリーでしたね。
5頭以上が能力で拮抗している、馬場が微妙で良く分からないと思った時は、500kg以上ある先行馬に注目してみましょう。

中山10R
初咲賞
◎8.イグゼキュティヴ

上がりのいい馬がダメな馬場になったので、今度はこっち。
500kg以上の馬格があり、過去に荒れ馬場OKを示しているゴリ押し型先行馬ということです。
この馬は札幌の道新スポーツ杯で2着した時がいい競馬だったんですよね。しかし瞬発力がゼロなので、他場に行くとイマイチ。

★本日のメイン

中山11R
ニューイヤーS
◎1.コスモセンサー
○11.ヒットジャポット
▲10.ホッカイカンティ
△5.スマートステージ
△16.ガルボ

中山の芝は、もう大いに荒れていて、近くで見るとかなりボコボコ。
状況は昨年と結構似ているはずです。あとは、当日どのような偏りがあるか…ですけども、それを抜きにして昨年ワンツーした2頭は、中山で淡泊なゴリ押し競馬する時の適性があります。
コスモセンサーは前走ファイナルSの時の阪神の芝を見れば、荒れ馬場が相当得意だと分かります。
新しい世代の4歳はスランプのエーシンジャッカルのみで、他は高齢7歳8歳ばかり。そう言えば昨年は、4歳馬がワンツースリーしたんでしたっけ。昨年の再現はかなり確率高いと思います。

それに割って入れそうなのは、パワー馬場の中山が相当合っているタイプ。
筋肉量豊富なんですが、それをほとんど活かすシーンがないホッカイカンティはどうでしょう。前回は休み明けと言うことで度外視すれば多少は。
スマートステージも、前回の内容が評価出来る程の水準ではないものの、中山に適性あることは確か。

ガルボは、メンバー同士で見比べて、馬体が小さい方ということでどうしても評価が下がります。

小倉11R
周防灘特別
◎5.ビットスターダム
○18.フレッドバローズ
▲6.ダノンプログラマー
注15.ハピシン
△17.キョウエイアシュラ

いや、1週間間を開けたとかBコースに移動したとか言っても。
このメインレースに辿り着くまでに芝レースを4戦も消化していれば、内はすぐダメになってしまってるのでは?
引き続き注目は、外差しでハマる候補の推定上がり1位〜上位の馬。

ビットスターダムは、前回の中山が非常に味のあるレース振りでした。
あの有馬記念直後のタイミングだけいきなり雪が降り、イマイチな馬場でもあったので結局ペースは緩くなって、やや先団優勢内枠有利の格好になったレースです。
それを出遅れて最後方、3〜4コーナーにかけて馬群の外を大周りして直線に向く瞬間には射程圏に取り付き、さらに直線も内外の差だったというぐらいに食らい付いてました。
飛節の折りが深いと同時にハコが小さく、バネが効く走りをするので、小倉はいいタイプでしょう。
ゆったりしたペースだとも思えないので、ここは変われる場面に見えます。

フレッドバローズは、昔は府中の芝1400mに狙って使っていた馬ですね。1000万は一度アッサリクリアしている地力上位。
3走前の時も、馬体は良かったんです。絶対にこのクラス、どこかですぐ巻き返す馬だと思ってます。
520kgほどに増えた巨体で、大トビの差し馬。小倉の末期馬場ならハマりそう。しかも大外枠で推定上がり2位。と言うわけで今回注目。

ダノンプログラマーは、昨年末の小倉開催のため、直前で小倉入りしていた程には一度仕上がっていたようです。
転厩初戦、15か月ぶり、去勢明け…といろいろマイナス要素は多いんですが、千田厩舎の開業と同時の転厩ですし、このクラスを一度クリアしている降級馬です。
千田厩舎としても、稼ぎ頭のつもりでいたピースキーパーが全くアテにならないので、このクラスの馬に踏ん張ってもらわないと。いきなりから仕上がってるでしょう。

シャイニーホークは喉がどうかと言う話もありますし、力のある先行ゴリ押しタイプに、小倉のコツのこと知らない今週から騎乗の外人騎手(19歳)…。
うーん、折り合いを解決すれば勝ち負けするという簡単な話でもないような。ここは一回、勉強してもらいましょう。


京都11R
大和S
◎12.ケイアイテンジン
○1.トウショウカズン
▲16.マルカベンチャー
▲4.アドバンスウェイ
△5.オオトリオウジャ
△7.インオラリオ
△10.ツルマルネオ
△9.エアマックール

これは正直、予想がつきません。
骨っぽいメンバーにも見えるんですが、頭を取り切れる馬がいるかと聞かれると微妙に思えます。
見た所、そこまで楽なペースに思えませんが、確かに他の逃げ馬は不在で、逃げればIDMも上位となるケイアイテンジンは、やや分が良いメンバーっぽく見えますね。
良く考えれば、明け4歳からずっと逃げだけで勝負して来て、周りにケンカ売り続けてもう2年間になるのに、まだ心が折れない(ヒヨって控える競馬に回ったりしない)馬というのは、ランクが他のオープン馬に比べて一枚違うのかも知れません。
1番人気になって注目を集めることが、1番の不安材料ですが。

他は、可能性のある馬がかなりいるように思えるので、絞り切れませんね…。
当日、何か極端な偏りが見つかるようなら手を出してみます。
先週の京都のダートは、馬体重の大きい順で1〜3位までの馬が、ほぼ必ず勝ち負けに絡んでいたパワー馬場でした。それが今回も続くようなら、注目はトウショウカズン。
好位からゴリ押しが効くパワータイプが、1枠を引いたということも大きな好材料です。パワー馬場のままなら、の話ですが。
他では、京都絶対安定のマルカベンチャーと、やっと砂を被っても大丈夫になって、オープンクラスで新味を見せたアドバンスウェイ。

ツルマルネオは、一時期ダートで3勝もしていた馬です。
このクラスで戦えるかどうかはまた別ですが、通用する潜在スピードはあると思います。馬体の大きさも足りますし。
エアマックールは、しばらく連対に絡んでないんですが、ここ2走とも完全に裏目を引く展開で続けて上がり1位。
1400m自体も特別悪くはないので、何かバイアスがあったり突然厳しい展開に変われば注意したいですね。






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