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明けましておめでとうございます。
今年も本コラムをよろしくお願いします。

今年こそは、パドックでの当て勘の真髄を極めてみたいところです。

中山3R
◎9.エースドライバー

前回の5回中山のダートが少し特殊だったためもあるんですが、前回好走した馬はみんな上がり38秒以上掛かってますね。
どの馬もしっかりした上がりは持ってないと言ってるようなものです。他がバテて…を待つばかり。
IDMの計算通りなら、持ち時計上位の人気馬が自然と押し切ってしまいます。
ここは他の可能性に目を配ってみたい所。ちょっとしたダート適性さえあれば、逆転も可能な場面なのでは?

初ダートになるエースドライバーは、ここでハマっても良さそうですね。
新馬・2戦目と1番人気に推されるほど、馬体は真っ当にいい馬です。しかし、全く折り合いが付かない気性と体の硬い所があって、マイルの体型をしているのにマイルで我慢が効かない。
こう言うタイプこそが、今回テンからビュンビュン飛ばすメンバーが集まっての我慢比べになるペースで、上手くハマるのでは。

京都8R
◎15.インディーズゲーム

脚元が弱かった馬なので、そのチェックは必要ですが、追い切り見る限りは仕上がりに問題ないと思います。
ここでは力が上でしょう。

★本日のメイン

中山11R
中山金杯
◎5.アドマイヤコスモス
○8.エーシンジーライン
○6.コスモファントム
△12.フェデラリスト
△13.エクスペディション
△11.ダイワファルコン

連続開催の中山で、有馬記念→中山金杯と移るわけですが、最近は本当に馬場整備が進化したと思います。
有馬記念の時点でボコボコの馬場状態ということが少なく緑色が残る状態で開催を終え、年明け開催になると仮柵を移動。
(※ちなみに、今回はA→Cコースに移動)
5年前の不良馬場で行われた年を最後に、内ラチから砂埃が舞う中山金杯を見てないように思います。
逆に、内ラチピッタリをキッチリ回るスローペースの展開が増えました。最近は上がりの速いハンデ戦と言うイメージです。
昨年のようなレース展開が典型的ですね。上位を6番手以内の先行集団が独占し、8着より下が中団ブロック、馬群の後方を回った馬は最後まで後方のまま。

横綱競馬が可能な自在型や、それなりにアテになる先行馬にとって、有利な条件が整ってるからこそ、事前予想が難しい割に何となく手が届く範疇の決着が続いていて、馬連の配当が安いんでしょう。
基本的にハマれば…のタイプの穴馬軸の買い方はやめる。そして、IDM上位になる人気馬は絶対に外さない。それがこのレースに向かう姿勢でしょう。
このレースで荒れ目を期待するなら、3連複で逃げ馬の残り目しかないと思います。

というわけで、自分はまだ馬体を見てないんですが、確かに福島記念(新潟2000m)の勝ちっぷりが良かったアドマイヤコスモスは、ひとまず中心ですね。
上村騎手はトータルだと全くアテにならない騎手ですが、重賞+関西馬で関東遠征の例に限れば本当にちゃんと乗ってます。
それなりに力のある人気馬なら、さらに信頼度は増します。
アドマイヤラピスの仔で橋田厩舎+中山金杯であれば、アドマイヤフジがこのレースを2度も制してます。アドマイヤコスモスは中山初挑戦ですが、多分適性的に大丈夫な馬体をしてるんでしょう。

そして明らかにスローペース見え見えのレース展開なので、エーシンジーラインの逃げか2番手のコスモファントムの安定味を取るかどちらか。
そして相手に妥当な馬をバラバラと言ったところでしょうか。
なるべくなら、典型的なハンデ戦向きのスタミナ馬は避け、上がりの速いレースに実績のある馬か、中山得意な馬であればベター。

レースのレベルがどうとかを調べる場面ではなく、3枠の重賞勝ち馬2頭を、57kgで信用していい根拠を持ってるかどうかでしょう。

京都11R
京都金杯
◎4.マイネルラクリマ
○7.ダノンシャーク
▲8.ブリッツェン
△2.ヤマカツハクリュウ
△10.サダムパテック
△1.オセアニアボス

年末に阪神開催がある内に芝を休ませることが出来るため、年初の1回京都開催の最初の週は、絶好の馬場状態です。
さらに言えば、6回京都開催のBコースを使用していた時に隠れる、最内のAコースの部分は、11月からずっと使ってません。
芝の根付きが悪く、使いこまれるとすぐに荒れ始めるような開催だった時でも、京都金杯当日だけは内側の芝が持ちます。

だからこそ、京都金杯は毎年内枠祭り・先行馬優勢。
2桁になる枠順に入った時点で非常に不利。
5年以上前まで遡れば、Cコースで京都金杯が行われた年もあったので、外伸びの決着だったこともありました。
しかし、Aコースで行われた1・2年前と6年前のレース展開を見れば、内ラチから3頭分ほど外を回った時点でもう無理だなと気付く決着です。
ビッグプラネットが勝った時は本当にあのグリーンベルトは極端すぎると思いましたからね…。昨年シルポートが勝った時も酷い反則馬場でした。

ただ、今回は逃げ馬が被ってしまうようなので、少しズラして狙いは2〜4番手のポジションにいられる、内枠の先行馬。
この年末の変則日程でも、豊富な運動量があり、追い切りもバッチリと言う馬はさらに良し。
今はマイネルラクリマとブリッツェンの2頭に特に注目してます。
遠征するにもかかわらず、ともに毎週毎週、追い切り指数70前後のタイムを余力十分に出していて、間に合わせの調整とは違う万全の態勢。
前走の内容はともに情状酌量の余地があって度外視していいもので、今回は前に逃げ馬2頭を見つつスムーズな競馬が出来ます。
思ったよりも先行集団のペースが速く、2年前のような追い込み決着になるのなら、ダノンシャークの突っ込みもあるでしょう。

しかしどんな考え方をするにせよ、内枠の1ケタ番枠重視は絶対。
そして、変則開催なので中間の追い切り重視。前回好走した馬が、前回の内容よりもトーンが落ちているなんてパターンは軽視です。

IDM上位の明け4歳馬に、上手くグリーンベルトを生かした穴馬が突っ込む形になれば、読み通りというところです。






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