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今週から自分がパドック担当することになりました。いきなりの大雨から始まりますが、よろしくお願いします。
阪神10R
ゴールデンサドルT
▲2.ホクセツダンス
▲5.ドレッドノート
△6.リアルハヤテ

A評価のうち3頭が降級馬とは言え1年以上連対なし、もう1頭が骨折明け大敗のシャイニーホーク。この馬、3歳オープン短距離戦で好走した時のレベルも微妙。
この4頭のA評価は相当怪しいでしょう。
開幕週かつ重馬場の阪神内回り1400mなので、内枠の馬力型を狙いたい所です。

初芝だと言うのに、B判定をもらってるように妙に評価が高いホクセツダンスや、芝は既に勝った事があるドレッドノートの2頭に気を付けたいです。
ドレッドノートの小倉新馬の勝ちっぷりは普通に評価高くなる水準のもの。

阪神12R
ゴールデンブライドルT
◎9.レーザーバレット
○4.サクラブライアンス
▲3.サイモントルナーレ
△13.セイカプリコーン
△8.サンライズクォリア

逃げ馬不在のメンバーなのが若干気になりますが、WSJSのダート戦は、毎年ほとんど紛れが起こらないレースなので、評価A・Bの馬だけ選んでればほぼ大丈夫。
上がり目の薄い5歳以上馬の評価を下げて、評価A・Bメンバーの3歳・4歳だけに注目していればいいはず。
レーザーバレットはこのクラスでも楽に通用する素質馬です。吉原騎手ならやってくれるでしょ。


★本日のメイン

中山11R
ステイヤーズS
◎4.ヤングアットハート
○9.マイネルキッツ

開幕週の絶好馬場のステイヤー競走で、どのポイントからでもスパートが可能(先にトップスピードに乗ればなかなか止まらない)な設定。
そのため、強い馬が向正面で早くに動くので、5Fや6Fのトップスピード持続力が必要になるレースです。
2年前のフォゲッタブルが勝った時の、4F戦になった時がむしろ珍しい方。

なので、ちょっと前日にまだ馬を見てない時点での比較は難しいんですが、当日のパドックを全馬見比べて、「一番背が高く見せる」馬が相当有利な条件です。
当日使えるコンパスが長ければ長いほど良く、それを生かせるデキにあるってことなので。
2年前のゴールデンメインや、昨年のコスモヘレノスは、当日のデキ含めて腰の支点の高い仕上がりだったんですよね。
これは単に馬体重を見ればいいというわけではないだけに、難しい所。いろいろなバランスが上手く決まってれば、中型っぽい馬体重の馬でも一番良く見せることはあります。

前日時点での予想は、まず中山を知ってる関東騎手と枠順を見た上で、多分この条件に合ってるだろう推測だけになりますが…。
注目しているのはヤングアットハート。
中山でのレース振りがまず良い馬ですね。2000mや2500mなのに、内ラチに拘らず大外大捲りで押し切る体力があるタイプ。
お尻が広くて坂のアップダウンが全く堪えないのがいいです。
後藤騎手と手が合ってるのもいいですし、目黒記念で多頭数でもやれるのを示してるのもポイント。
前回の福島記念は不利があって止めてますし、これは大幅一変があるパターンでしょう。

2年間ずっとスランプで、レースで良化気配を全く見せないのに人気しているフォゲッタブルは、当日見比べるまで信用しません。
この馬を押し上げるムードがある割に、根拠は微妙に調教が良くなってきたという程度でしょ。
ビートブラックは中山向きのステイヤーと言うには腰の周辺の筋肉がなさ過ぎです。ジリ脚走法もイヤ。
ナムラクレセントは坂コースの小回りで上手く走れるような仕様に思えません。
モンテクリスエスは、休み明けで行きなり挑戦するには急仕上げ気味。

小倉11R
岩国特別
◎6.ドリームザネクスト
○2.ファンタズミック
▲9.プレファシオ
△3.ハニーメロンチャン

どの馬もかなり斤量が軽い1000万ハンデ戦だと感じましたが、相当メンバーが弱いですね。弱点だらけ。
これは、1000万条件の内容を照査するより、下から上がって来て勢いのある馬が、クラスの壁を全く感じないまま突破するパターンに期待。
いろいろと条件は恵まれてましたが、マイル勝ちの時計・上がりが優秀で指数も高く出たドリームザネクスト。
フワフワしてそうな馬体で未勝利突破に相当時間が掛かりましたが、一度体がハマればポンポンと勝ち方良く連勝したファンタズミック。
この2頭に期待します。
ファンタズミックはIDMがかなり低いメンバー相手で勝ちましたが、しなりの良い走りが出来て重馬場が上手そう。
母のティエッチグリーン自体も、休養で勢いを切るまでは好走が続くタイプでしたので、連勝中で勢い良い時は逆らわないのが吉にも思えます。

ハニーメロンチャンは、この秋に体が大幅に増えてめちゃくちゃ調教も走る馬ですが、なかなか成績が安定しません。
ただ単に使ってる条件が合ってないのか、あるいは鞍上が酷いだけかもしれないので、この距離延長に少し期待はあります。
枠順で隣にいるメンバーを考えると、ちょっとゲートが合えば逃げる手もアリでしょう。控えても鞍上がこの馬の持ち味を出せないので。

阪神11R
鳴尾記念
◎13.レッドデイヴィス
○12.ダノンスパシーバ
▲5.カリバーン
△11.サダムパテック
△10.フレールジャック

菊花賞負け→京都1800m京阪杯のローテは過去に何度も好走はありました。
同じ距離だということでそれとごっちゃになるのか、菊花賞負け→鳴尾記念のローテの3歳馬もかなり人気はします。
しかし、こっちはほとんどの馬がコケてるんですね。
ドリームジャーニーやイコピコなど、そこそこ対応しておかしくない強力な馬が出走していたのに、加速の乗せ方が上手く合わずに負けてます。
このローテは死に目ローテと決めつけて、同じ実力の古馬か別路線の3歳馬を強調すべき場面。
サダムパテックは調教はいい動きしますけど早熟馬で馬力がイマイチ。
フレールジャックはまだまだ馬も若く、走り方そのものにも結構問題があるので、惨敗からいい条件に戻ったからと言ってアッサリ巻き返すキャラだとも思えません。
ショウナンマイティは展開がないと足りなさそうなキャラ。
それぞれ、難アリの部分を持っている馬ではあるんです。

自分は今年の3歳世代の春時点で、レッドデイヴィス最強説に半分賛成していた方なので、この適条件に戻ったタイミングは無条件で評価したいですね。
500万は降着で負けたもの、京都新聞杯はレース中の骨折ということなので、ほとんど度外視していい内容。
古馬でピックアップできるのは、ダノンスパシーバとカリバーン2頭のみでしょう。
カリバーンは河野厩舎の呪縛が解けるかどうかでしょう。左前に骨瘤が出て、かなり脚捌き硬くしていて直線追い方が甘くなる馬です。
それさえ改善されていれば重賞ですぐ通用します。






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