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★本日のメイン

京都11R
京都大賞典
◎3.ジャガーメイル
○8.ビートブラック
△7.ローズキングダム

ローズキングダムは、今週の栗東坂路のタイムが生涯1位だそうですが、追い切り指数だとたったの60。
ほとんどの下級条件の馬も、51秒台ぐらいなら楽々出せているタイムなので、今週の馬場が単に速かっただけでそのタイムに実質の価値はないということです。
しかも助手ではなく上村騎手が乗ってのものですし…。「強い追い切り」と言う部分で価値は見出せません。

対照的に、しっかりした追い切りを見せているのは10か月ぶりになるジャガーメイル。
2年前、石橋脩騎手で臨んだ当時は、まだ堀厩舎の調教方針が軽め軽め(遠征なので手控え)で、あまり中身のある調教ではなかったんです。それで4着。
この馬が天皇賞春を勝つ前後辺りで、堀厩舎はスパルタ型に変更。最近どの馬も重賞の手前でしっかりした結果を出せているのは、この方針変更も大きいと思いますね。

京都の外回り2400mっていうのは、太めで出てきて勝てるような条件ではありません。
ただでさえ京都大賞典の相手を考えると、坂を下ってる途中からのロングスパートが必要になりますし、日本国内の重賞の中でもかなり強烈な末脚が必要になるコースです。
出来の問題や斤量の問題、あるいはローテ不全などで、「個体で見るマイナス要素」があると、途端に信用置けなくなるもの。
ましてやローズキングダムは、上で示したように追い切りが未だに軽めで、57kg以上を背負ったレースでは、3歳春以降勝ったことがないんですね。4歳になって58kg59kgを背負い始めるとなおさら。

これなら、同じ実力馬であれば、準備万端で出て来て58kgも克服済みのジャガーメイルの方を上に推すでしょう。

また、オウケンブルースリやマイネルキッツも相変わらずイマイチなようなので、キチンと追って来れているビートブラックを相手筆頭に引き上げます。
2400mと言う距離なら、この馬は性能がちょっと変わるんです。安藤勝己騎手も土曜日見る限りは何ら勝負勘に衰えも見られません。

東京11R
毎日王冠
◎6.アクシオン
○1.エイシンアポロン
▲9.シンゲン
△8.ダークシャドウ
△7.リアルインパクト

土曜日の競馬を見ると、芝丈が最高18cmと過去1番に長く、かなり極端な適性が必要になっていて相当おかしな感じになってたので、今回の毎日王冠はむしろそれを強調したい所。
野芝と洋芝混成と言ってますが、強調すべきはやっぱり洋芝適性でしょう。
ノーザンダンサーの欧州系+サンデーの組み合わせの馬で、メンバー中瞬発力上位と言う馬がやたらと走っていました。
また、ラップの急変がかなり目立ち、3〜4コーナーでペースが落ち過ぎていて、あまりトップスピードを連続で繰り出す性能よりも、一瞬で加速に入る強みがある方が良かったですね。

そう言った部分、「今回やたらと1頭だけ条件がハマっている馬」と言う観点で調べれば、使われて順調なのが明らかで、洋芝が凄く得意なアクシオンでしょう。
休み明けで出走してくる馬よりもアドバンテージがある上に、野芝のレースだった新潟組や阪神組が戸惑うのを尻目に、スイスイ脚を使える強みはかなり大きいはず。
土→日の間に東京競馬場は特に雨が降らなかったようですが、内外フラットな馬場で、シルポートが作る平均ペースであれば、十分力は発揮できるでしょう。
サンデー産駒直仔のほぼ最後の重賞制覇のチャンスだと思います。

転厩初戦ですが、以前の岡田厩舎よりも強い追い切りをしていて準備万端なエイシンアポロン、得意の1800m+府中+G2以下に戻るシンゲンが相手筆頭。
堀厩舎の2頭は、今の馬場に適性があるかどうかです。ダークシャドウは強い追い切りするとイマイチなタイプらしく、今回も微調整気味の追い切り。本当に強い馬にはまだなってないと見ています。






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