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・総合評価IDM
・新潟開催厩舎リーディング対象の厩舎
・調子悪かった騎手からの乗り替わり
この3つで、今週はかなり凌げるはず。
前日だと確信持ち切れないレースが多いんですが、当日の状況次第で取捨はできるはずです。

★本日のメイン

  札幌11R
シンガポールターフクラブ賞
◎13.マヤノアンズ
○10.ダイヤモンドムーン
▲15.タマモコントラバス
△9.ネオファロス
△14.クリノスレンダー
△5.エスカーダ

どうやら札幌も雨に祟られるようで、時計が相当掛かるスタミナ馬場になること必至の状況のようですね。
それならやっぱり、そう言うスタミナ戦の準備が出来ている馬の方を強調したいんですが…。

先週のキーンランドカップ、今年もまんまと函館ウッド調教した馬が無双してましたね。
美浦や栗東と比べると、強い負荷を掛けられる調教施設がほぼ皆無と言っていい北海道シリーズにおいて、その中でも函館のウッドコースは貴重。
キーンランドカップはいつもいつも札幌滞在馬をぶった切って、函館ウッドでそこそこの時計出した馬だけのボックスでいいっていうレースなんですが、今年も「札幌の追い切りはまるで調教じゃない」と言うことを証明してくれました。
アンシェルブルーは札幌ダートで追い切り指数75を出しても、レース当日は大幅な馬体増で惨敗。
(ちなみにカレンチャンは直前追い切りこそ函館の芝でしたが、その前の2週間は函館ウッドで強い追い切りをかけてました)
輸送負けしてしまう馬が、滞在して軽い調整で馬体が安定する…という面は肯定しますが、上のクラスのタフな競馬をする準備として考えると、札幌滞在は百害あって一利なしと言い切ってもいいですし、そうやって決めて掛かった方が回収率も上がります。

というわけで、札幌滞在で軽めに流して「この馬は実戦タイプ」とうそぶいている馬だとか、「強い調教は必要ない」だとか言う馬は、1000万条件の重〜不良の我慢比べにまで馬場のレベルが落ちたら全無視。
調整過程を見て多少は上げ下げしますが、基本的には函館ウッドでキッチリ強い追い切りした順で選びます。

マヤノアンズは1週前の内容が優秀で、これが勝った時と同じ水準の時計の出し方。
全く差しが来なかった昨年の札幌ですら3着に追い込んでくる馬で、今年の差し馬場なら当然強調します。
対抗に持って来たのは、栗東で既に強い追い切りかけてて仕上げてると見て取れるダイヤモンドムーン。
馬体重ある割に四肢も胴も短く、3走前の府中で最初に見た時には短距離馬だろうと思ってた馬なので、この条件替わりはかなりいいと思っています。
タマモコントラバスは中1週なので、この水準の調整だったらまあ妥当なレベルかと。蹄立ってる馬なので重馬場いいはず。実績ありますし。
他で注意したいのは前回不利を受けて追ってないクリノスレンダー。
1週前にそこそこいい内容の追い切りがあります。洋芝がいいのは間違いないので。

ベストクローンは重苦手のディープ産駒ですし今回人気しすぎ。この枠から通る予定の最内が良ければ…ですけど、シシャモチャンがいるので多分ハコ内かな?そのポジは厳しそう。
シシャモチャンは重馬場かなり下手。

小倉11R
  北九州短距離S
◎5.ボストンエンペラー
○6.キョウワマグナム
▲1.マイネショコラーデ

ボストンエンペラーは、2走前の京都1200mはスローで好位で折り合ってキレ味勝ち。
前走は前半が32秒台半ばの超前傾ラップを昇級初戦であるにも関わらず好位でついて回って押し切り勝ち。
これは単に強い馬なんじゃないですかね?夏を過ぎて変身したパターンでしょう。

そしてタイプ的には小倉得意キャラを重視。
注目したいのは、前回の長岡Sで直線入口完全に置かれたのに手前替えてからまた伸び返したマイネショコラーデ。
前脚細かく捌けない馬なので、平坦部分で加速しなければいけない新潟が下手だったりするのはわかります。
母親は小倉2歳S勝ち馬のコスモヴァレンチで、完全に夏馬・小倉血統。

サアドウゾは本当に前半付いて行かない馬なので、少頭数でペース落ち付くとまずいでしょう。逃げ馬は武豊ですし。
エイシンパンサーは本当に小倉が下手で重馬場も苦手、前回久々に好走出来たからと言って鞍上も替わるのに人気させてどうするのかと。

  新潟11R
BSN賞
◎12.シルクフォーチュン
△13.アウトクラトール
△3.エーブダッチマン
△2.サミットストーン

シルクフォーチュンは、毎回末脚が34秒台に到達するかという、常識で測れない異次元の特性があるキャラ。
こういうのは、常識と計算で評価を下げても無駄なパターンが多いです。特にオープンだと。
休み明けのコーラルSはともかく、その次の栗東S、天王山Sを負けたのは、当時どれだけいい馬乗っててもまだ日本にやって来てからダート未勝利のままだったピンナ騎手のせいでしょ。
例外キャラはオープンにおいては嫌いません、という主張。

そして、プロキオンSで15着だったドスライスぐらいでも勝ててしまったのがNST賞。
シルクフォーチュンとドスライスを捕まえ切れなかった馬とには、結構な実力差があると思うので…。
今回強調したいのは別路線の先行馬。
新潟ダートでちゃんと好走実績がある、エーブダッチマンとアウトクラトールに期待。
明らかに短距離馬だったサミットストーンも、この距離に替わって53kgで調教動いているのなら拾えます。





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