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新潟1R
◎7.メイヴィーナス
○11.タイセイヴィーナス
▲18.セトブリッジ
注3.ビームライフル
△14.ケイアイエレガント
△6.レッドガルシア

厩舎ランク的に2歳戦を見る場合、メイヴィーナスのように使われたタイミングと厩舎ランク上昇の機会が重なってるようなパターンも重視しますが、同時にメジャーアスリートのように好走していた馬のランクが今回下がる+追い切り軽めというのを下げるパターンとしても使います。
厩舎ランクを見るのってキッカケが馬体の基礎の良し悪し判断だったんですが、結構こういう厩舎のムードの上昇と下級条件の馬の馬体の出来はリンクしますよ。
新馬の頃はダルく歩いてたのが一発でシャキッとするのが上位厩舎、新馬の頃仕上げがまともだったのに、使われてダラダラしてきてリフレッシュ感が失われるのが下位厩舎。

タイセイグルーヴィは今回の方が調教がいい筈。
セトブリッジは、新馬初戦からものすごい調教時計出す馬でしたけど、レースに行って全然ダメと言う馬でしたね。
しかし、森厩舎が夏場までは酷い成績だったんですよ。
こういう「毎回やたら調教走る馬」というのも「厩舎が標準以上のまともな色に替わったタイミング」になって、レースに行ってバシッと結果を出すパターンもあります。
馬を勝たせる方法論が、厩舎全体に浸透してきたタイミング…とでも言えばいいんでしょうか。

新潟2R
◎3.ギフテッドスマイル

あれ、案外人気がない?
前走の内容はそこそこ評価して良いものだと思いますが。
変わり身狙いで妙に穴人気している馬の方が、ちょっと物足りない印象。

新潟8R
◎12.スイレン

フェラーリピサの下らしいですね。
前走の内容が非常に良くて、ケイアイブリザードのここ2走よりも単純に上っぽいので。
ケイアイの方は…途中で騎乗を自重した日から3着がない人なので。

新潟10R
三面川特別
▲9.ラナンキュラス
▲12.ダイワバーガンディ

サトノフローラが関屋記念で通用し、アヴェンチュラがクイーンSを制覇しましたが、別にまだ3歳世代が強いとは全く思ってません。
実際に条件戦では古馬混合戦で勝ちペース例年水準より低いですからね。
この三面川特別に関東の500万条件勝ちの3歳馬が数頭いますが、その500万は3歳世代の全体像で考えるとかなりピラミッドの下の方のレース。
サイレントソニックやサクセスシルエットの「素質の予感」に期待しても、その500万はアレ過ぎる内容だけに、正直変わり身は期待しづらいです。
個人的には、サトノフローラがここでちゃんと勝ち切るのかすらもちょっと怖いなと思っているぐらい。

なので、4歳5歳の誰かに期待したい所。
ラナンキュラスはG2で2着した賞金があってオープンクラスにいましたが、今回やっと2段階降級してようやくの1000万帰り。
この馬はベストクルーズと着順前後した実力と考えれば、1000万は楽に通用する素質があるはず。
膝の手術が本当に上手く行っていれば…。まあただでは蛯名騎手を乗せないでしょう。
ダイワバーガンディは新馬勝ちが福島1200mで全く新潟2歳Sで来るアテがないにも拘らず、素質評価過剰分で新潟2歳Sで3番人気した馬。
セイウンワンダーが勝って他にも後のオープン級が4頭もいた超高レベルレースだったのに…。
ダートでちょこっと良い所があったのでずっと使われてたんですが、脚抜き良いやや重でスパッと脚を上手く使えたことが1回あっただけで、本質的にダートは向いてないでしょう。
芝を走らなかったのは新潟2歳Sの後に結果を焦って使い込んで馬体が細化したからです。
今は馬体も470kg台。むげにした2年間を取り戻せるタイミングが来たかも知れません。


★本日のメイン

札幌11R
しらかばS
◎1.クリールパッション
○5.メダリアビート
△12.エーシンモアオバー
△4.パワーストラグル
△10.ツクバホクトオー

まあ人気所での決着でしょう…とは確かに思います。
けどクリールパッションが札幌の1番枠引いて57.5sなのに4番人気はないですね。
エーシンモアオバーと同斤で札幌コースで戦うのなら、エーシンモアオバーよりも強いはず。
この曖昧な人気感はひとえに休み明けのせいと、ブリーダーズGC・マーキュリーC好走の印象のせいでしょう。

ブリーダーズGCは門別に替わった過去3年で一番の低レベル。
門別の馬場が重たすぎた云々言われてますが、それ以上にあの遅い時計はメンバーの質の影響もあったでしょう。
メイショウタメトモはたまたま地方交流の一番おいしい時に顔を出して(川崎記念2着)、その後も持ち賞金アドバンテージで結構いい思いをしているようですが、この馬が中央のダート重賞G3で通用する水準にいるとは思えません。
ここら辺を交わせない馬は、実際は『重賞好走』のイメージよりもやや劣る内容だと思っていいはず。

それと同時に、やや重程度なのに函館ダ1700mレコードが出たマリーンCは、明らかに高レベル。
前半34秒台で進んだ上にラストハロンが12.5を切っているんですから、エーシンモアオバーは落馬してなかったとしてもこのペースじゃ残れてなかったはず。
3着だったとしても道中の通過タイムを褒めていいメダリアビートは、ここは展開が楽になったものと見ていいのでは。

重賞帰りで期待するのならトランセンドやエスポワールシチーと戦ったりしていたクリールパッション、メダリアビートの前走マリーンSの3着はマーキュリーCやブリーダーズGCの3着よりも上と言うのが証明されてくれればこっちとしてはOK。

小倉11R
釜山S
◎7.エクスペディション
○2.ワルキューレ
△5.スカイリュウホー
△1.エイシンサクセス

信頼するのはエクスペディション、危険に思えるのはミキノバンジョー、穴馬はワルキューレ。

浜中騎手も小倉の芝で連対率5割前後と凄い成績出せるほど絶好調で、近2走も1000万で留まるレベルじゃないのは明らか、石坂厩舎の連勝モードも大概止まらない方ですし。
あとはこの馬、小倉上手過ぎですね。フットワークの質からも。
普通のズブい追い込みキャラが追っ付けて苦労する場面の向こう正面で、持ったまま駆けあがれる機動力がありますし、それで直線もう一度弾けてます。
小倉開催やってる最中であれば崩れないでしょう。

ワルキューレは、今回が秋山厩舎からの転厩2戦目。
この馬は痩せ型トモ甘でずっと軽めの調整&使い詰めで何とかしてたんですが、それで頭打ちになり、勝ち負けなど到底望めない状態でした。
前回が転厩初戦だったんですが、追い切りをちゃんとやると体を大きく減らして484kg。
しかしレコード決着なのにこの馬としてはあまりモタモタせず外から差を詰めていましたし、この中間も好時計を連発している模様。
それで間隔を詰めて使えるわけですし、それはひょっとして、馬体細化ではなく単に夏場に絞れて良くなっているのでは…。

関東の最低ランク→関西の標準レベルの厩舎に移った影響は相当大きいかも知れません。
腰が甘い馬で後肢を広く捌くので、小倉の下り坂自体もかなり合っているように思えました。55kgでも過去3年間見せたことのない上積みが今回あるかも。

新潟11R
朱鷺S
◎6.コスモセンサー
○11.スズジュピター
▲5.リーチコンセンサス
△12.メイビリーヴ
△1.ファリダット

コスモセンサーの過去の実績はほぼ全て「鉄砲」+「相手弱化ローテ」で成し遂げたものと言っても過言ではないはず。
新馬で圧勝して、新潟2歳Sで内容が前進せず。
アーリントンCでザタイキ相手に完封しながら(後から考えればかなりの低レベルでした)、その後G2G1戦線でもっと良い場面を見せたことがなし。
ニューイヤーSでなかなか速いタイムの押しきりだと思えば、その後どんなレースに出てもそれ以上の内容を見せたことナシ。

ぶっちゃけ、そう言うタイプなんでしょう。
休ませておいた方が筋力も回復しますし、むしろ馬体が痛んでない時の方が走る。
で、展開の圧が厳しくない流れになると、まあ今回は競馬らしい所を見せてもいいかな…となるんでしょう。
西園厩舎も、馬の格を超えてどんどん上のクラスに挑戦させる面がある所ですし、オープン大将がやたら増える理由も何となくわかります。
今回は明らかに他の先行馬が格下。メイビリーヴのハイペースっぽくは見えますが、先行集団がほぼ皆無で馬群というよりも点の隊列「1−1−1−その他」みたいな形になりそう。
見るからに、コスモセンサーのための展開に思えます。

他で注目はスズジュピターとリーチコンセンサス。
スズジュピターは2歳戦以来の1400mですが、新潟1400mは2戦2勝。物凄く完歩の小さい走りなのに我慢して誤魔化して中距離を使ってきて、さすがに前走は頭打ちだと見たのかもしれません。
短距離にでも出ればいいんじゃないのと言う硬さがある馬なので、こう言う条件の方が弾けそうです。
リーチコンセンサスは、正直そこまで揉まれ弱い揉まれ弱いと泣く必要がない馬だと思うんですが。中団位置で競馬出来ないもんですかねえ。
実際準オープンクラスは、1200mでエンジン掛からず1600mは競り負けとピントが合う合わないだけの問題。上でも力は通用すると思うんですよね。

メイビリーヴは馬場次第で絶対必要。
サワノパンサーはタイキシャトル的超大型馬なので、見た目の成績よりも万能感はないはずです。絶対。
京都の下り坂使わないとあの重たい脚が回らないタイプなんじゃないかと。
タイキシャトル産駒も今の新潟の芝が全然ダメで、2開催通して0−0−0−18です。
ライステラスは通用する素質をあまり感じません。基本早熟でしょう。
3歳馬がオープンに通用するタイミングとしても、IDM70台が必要な高レベルオープンはほとんど無理のはず。クイーンSよりも高い水準のレースしろってそれは…。
アーバニティは斤量の問題よりも展開を逆に見ているので外しました。ま、58kg背負うからって慎重に乗ったら後ろに下がるようじゃ話になりませんがね。





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