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★本日のメイン

  函館11R
函館2歳S
◎10.プリサイスファイン
◎5.ニシノカチヅクシ
○6.ステルミナート
△9.ファインチョイス
△11.アイムユアーズ

昨年こそ良馬場なのに異様に遅いペース&決着でしたが、函館2歳Sの特徴は、逃げや2番手先行で勝った馬が集まり、前半34.0前後の速いペースで流れて、後半36秒〜37秒台も掛かる「ダートかよ」というぐらいの前傾ラップになる所。
前傾ラップが特徴というより、気性的にまだ若い馬が集まって先を競るように展開でケンカして、ほとんどの馬が新馬・未勝利勝ちよりもきつすぎる流れで揉まれる苦しさに、どう対応するかがポイントなんですね。
なので、むしろ「最初から揉まれない」「函館をすでに経験している」「控える競馬をもうして来た」などの馬が、この経験値比べとも言えるレースでアドバンテージになるわけです。
新馬を性能で勝った馬よりも、一度新馬を負けて2戦目未勝利で勝ち上がった馬や、オープンのラベンダー賞を経験してきた馬が期待値で上がるのは、そう言う背景もあると思います。
実際、調教で「このスピードは凄い!」と思った馬が負けて、「こんなんで動くの?」のように見える馬の方でも差す競馬ができれば来ますしね。

そういうこともあって、今回内枠の馬はハードルが高過ぎるので期待はしないことに。
プリサイスファインは勝ったラップ、ニシノカチヅクシはレース振りを見ていての注目。ステルミナートは他の馬に比べてレース経験量が単純に多く、差して競馬出来る強みが大きいと。

プリサイスファインは逃げに近い先行で2戦していますが、前走の未勝利勝ちのテン33.9は、未勝利としてはむちゃくちゃな速さ。
この重賞に出る上でこのラップ経験していることがかなり大きく、他の馬より追走に苦労しない強みがあると見ました。
そんで厩舎ランクも上がってて丸田騎手ですし、プリサイスエンド産駒も今開催の函館で好調。穴馬としてならかなり注目すべきポイントが多いですね。
ニシノカチヅクシは今回の出走馬の中で唯一の1枠勝ち。
前回は道中で前に5頭がズラッと並ぶ隊列で、明らかに控えて差す形とわかる勝ち方です。他の馬は外枠なだれ込みの勝利ばかりで、こう言う脚を使った馬はいませんからね。
函館リーディングの藤田騎手が選んで連続騎乗していて、新馬よりも調教内容も急上昇していると。
ステルミナートはラベンダー賞で好走し、芝適性&中央と遜色ないスピードを見せた地方馬は全て買いの法則で。

ファインチョイスは高ランクだから拾ってますけども、明らかに前脚にソエが出てて繋も細すぎ、体的にちょっと反動出てやしないかと。
コスモメガトロンは、このレースの相性の悪い休み明け&大トビ。そりゃ自分の100勝決めてくれたビッグレッド一押し馬ですから、丹内はこっちに乗らざるを得ないですよね。素質も実際高いですし。
正直、忙しい競馬になってあまり対応力ないんじゃないかと。多分勝ち馬と0.3秒差以内にはいると思うんですが、そこから詰めが甘いはず。
アイムユアーズは前走の直線で手前を替えてないので…。上のクラス来たら厳しいかなと思いましたけど、外枠で揉まれないので押さえ。

  小倉11R
KBC杯
◎2.スエズ
○5.スタッドジェルラン
▲3.ラターシュ
△15.スーサンライダー

小倉のダートはあんま観察してないですね、サンデー産駒だけしか勝てないのを押さえてれば何とかなるようですし。
前走かなり良い内容で勝ったスエズが、小倉滞在で連闘。
IDM足りるかどうかなんてもんではなく、堂々対抗ですか。まあいいんじゃないでしょうか。
あとは小倉が初なんですが、後肢の折りが深く脚自体が長いラターシュは、小倉ダート1700m実はかなり上手いんじゃないのと思って上に押し上げてみます。

  新潟11R
関屋記念
◎12.エアラフォン
○9.レインボーペガサス
○6.サトノフローラ
▲5.セイクリッドバレー
△8.リザーブカード

開幕週の新潟外回りだと特にそう言う傾向は出ないんですが、1開催分使い込まれた新潟外回りで行われる関屋記念・その頃の新潟外回りは、本当に外枠が有利。
過去歴をざっと遡れば、8枠>7、6枠>他という決着ばかりですよね。
おまけに新潟自体がサンデー馬場で、そもそも少頭数。人気上位馬はほとんど外せないレースで、エアラフォンに関屋記念神になれる福永騎手が乗ってます。
これはちょっと本命も仕方なしかと。調教も良かったですしね。

他では、アグネスタキオン産駒の2頭。
レインボーペガサスはわざわざ安藤勝己騎手が乗りに来ます。函館開催死ぬほど調子悪くて存在感ゼロですし、多分新潟上手い人だと思うので、当日は鬱憤晴らしに注意しておきましょう。
レインボーペガサス自体も荒れた馬場が上手く、持続力発揮できる外枠がいい馬なので、いい条件だと思います。
サトノフローラの格上挑戦は驚きも、若い時期のポジティブな格上挑戦はかなり対応しやすいアグネスタキオン産駒。
堀厩舎なら何とかしてくれる…かも。大幅な成長を見せる時期なので、過去の馬体で判断はしません。過去のままならそりゃ無理ですよ?

リザーブカードは、過去の関屋記念の好走は8枠恩恵が大きかったはず。
今年の新潟はサクラバクシンオー産駒が全然走ってませんし、正直難しいかもしれないです。それでも3着なら、で。

セイクリッドバレーが1800m以下の条件で脚を余しているのは、いつものこと。昨年もそう。
オースミグラスワンのように上がり31秒台を出す破格の末脚があるレベルではなく、あくまで展開に左右されてどこまでなので、そこまで過信しない方がいいですよ。






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