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  京都12R
◎4.ユメノキラメキ
○13.デンコウジュピター
▲10.ジョーシンドバット
△11.リーサムハーツ

土曜日のチャットで「京都の芝はダート馬買った方がいい」の話が出るほど馬場が荒れていたので、その話に乗っかって少し一味を。
過去にダートの実績がある馬を選べばいいというわけではもちろんありません。
今回のこのレースのように、前走ダート馬が多過ぎてどういうポイントで選べばいいのか分からなくなるわけですから。

土曜日の競馬で特徴的だったのは、4角で先頭かある程度のポジションに付けていて、そのままバテずにゴール前まで流れ込むパターン。
直線で大外一気を決めようと追い込み馬が大外までいちいち持ち出していると、この馬場が大丈夫な先行馬がとっくに抜け出しているということですね。
その先行馬が、たまたまダートチックな馬だった…という穴パターンです。
つまり、芝だとまるでスピードが通用しないような馬では当然ダメなんです。
同クラスの芝馬を向こうに回して、本質ダート馬でありながら、楽々先行出来るスピードがある馬がいい。そういうことですね。

で、その観点で調べてみると、やはり。
JRDVの展開タブを開いていろいろいじくると、「位置取り指数」ソートで上位5位以内に上る馬がポイント高い様子。
メインのリッカアリュールは、準オープンクラスなのに芝馬を相手にしてテン指数ペース指数でも1位になるほどのスピードを数字で証明していました。
準メインのルナキッズもそうですね。ちゃんとした実績はダートでしかない馬なのに、2走前に芝のマイルで逃げて4着していて、今回の位置取り指数がマジンプロスパーに次いで2位。
8Rは、モロなダート馬だと都合のよい馬がおらず、位置取り指数の4位5位での決着。
7R未勝利は、位置取り指数5位以内に1〜4着が全て収まったと言った具合です。
道中の位置取り重視の馬場状態ということは、もう明らかに瞬発力が効く馬場ではないと言うことですね。

というわけなので、今回の予想は馬場状態にのっとり、前に行ける順で買ってみることにします。
位置取り指数の1〜4位を素直に拾ってみます。
その中で、ユメノキラメキは、未だに芝での勝ち鞍がないものの、1000万条件の芝で楽々逃げ番手の競馬が出来るスピードがある降級馬。
こう言うタイプこそが今の芝に一番マッチしているパターンだと思います。
「確かに道中スピードは高いけどもさあ…」のダート先行キャラですね。

で、デンコウジュピターも位置取り指数2位+ペース指数上位と言うのを汲んで、「そういう力はあるんだろう」と踏んで上位評価。
あのボコボコ馬場の安田記念で3着した父メイショウオウドウ+母父ゴールデンフェザントなんていかにもな感じがします。
大穴で、位置取り指数4位に乗っかったダート巨漢先行馬のジョーシンドバットを。これも血統がいかにも荒れ馬場。

リーサムハーツは、確かに中間の調整過程が良くて、芝の1400mの速い持ちタイムがあり、武豊→△国分優作の50kgですが、これこそ繋の弾力生かして走る、パンパンの良馬場タイプに見えます。
本当の実力は近2走のものではない、と言う期待感で人気している割に馬場がズレているはず。ちょっと危険に見えます。
リバーハイランドは枠順が最悪の予感。フルゲートの最内枠で位置取り中団ぐらいの計算だと、隊列的に出るに出られないでしょう。


★本日のメイン

  函館11R
函館記念
◎13.アクシオン
○4.キングトップガン
△5.マンハッタンスカイ
△9.メインストリーム
△7.トウショウウェイヴ

今年は、1年以上連対のないスランプ中の馬が多数。
重賞勝ちがある馬も少なく、当然全体のハンデも軽め。
中距離以上の芝重賞で大いに期待したい4歳馬がエドノヤマト1頭だけで、この馬は地方上がりでクラシックとは全くの無縁。

その上で、函館記念の要件は以下のようなもの。
・スパート地点が向こう正面辺りから始まる、仕掛けの速いスタミナ合戦になるのが常。どれだけレベル低いメンバーでもレース上がりは35秒台半ば以上。
・函館のメンバーの揃わない平凡な下級条件を勝って昇級してきた馬は一切通用しない。函館以外の他場のレースからの条件戦なら通用してもいい。
・リピーターが強い=斤量重たい実績馬が強い。同時に斤量の軽い馬(〜54kg)は2着がやっと。勝たない。
 ※ただし、逆に57.5kg以上のトップハンデ馬も安定して走らず、凡走する方が断然多い。55kg〜57kgまでのレンジが適度な実績・実力があると言う意味でベター。
・函館記念の舞台、函館2000mG3用のラップ適性があれば良いようで、他場の小回りっぽい適性は関係ない。
 上がりの競馬ばかりが得意なタイプでないのなら、府中・中山・阪神実績ばかりでもOK。

だいたいが、「重すぎない格上を買え」「函館一変キャラには飛びつけ」ということなんです。
というわけでアクシオン。

昨年の超高レベル札幌記念ではマイネルスターリーに先着し、ロジユニヴァースとヒルノダムールの間に割って入りました。
また、この馬は函館はまだ初挑戦なんですが、札幌開催は(2−2−1−0)と、3着を外してません。それだけ洋芝適性は相当に高いはずなんです。
他場の重賞を2勝していながら、函館記念たった1勝ぽっちのマイネルスターリーより1s軽いのは断然有利。
今年の出走メンバーが低いせいで、前走のエプソムCの10着の内容だけでも、既にメンバーIDMで上位に入れてしまう番組です。これなら単純能力で考えても一変は十分可能。

相手も、軽ハンデとは言えG2を文句なしの勝ち方で制したキングトップガン。
早くから函館入りして準備は万端、騎手もスイッチせず。メンバー中テン1位なので自在の位置取りは取れます。
この他、函館記念らしい大穴狙いで、人気薄めの上位厩舎をフォロー。

マイネルスターリーの58kgは、正直実績に見合いません。
小倉の申し子のメイショウカイドウですら、ハンデ重賞を1つ勝ったぐらいだと、次のハンデ重賞ではまだ57.5sでした。
見た目の仕上がりも正直それほど良くないそうですし、ここは重賞勝ちが未だにない丹内騎手が試される場面ですね…。
コロンパスサークルは完歩が小さすぎるいい脚一瞬キャラ。

  京都11R
安土城S
◎6.シゲルキョクチョウ
○1.サワノパンサー
△4.タマモナイスプレイ
△5.スカイノダン
△2.ダイシンプラン

少頭数なのにどの馬も少しづつ弱点があり、今回がベストと言う居ないように見えたので、相当考えました。何か隙があるはずだと。
というわけで、多分彦根Sのリッカアリュールみたいな単騎逃げも可能だろうということで、シゲルキョクチョウ注目。
上で言った位置取り指数1位です。1200mの重賞で逃げて2着する履歴があるのでまあ当然でしょう。

シゲルキョクチョウは、とにかく厩舎の流れが悪く相当落ち込んでいた湯窪厩舎が、大いに復活する起爆剤となった恩馬。
あそこで久々の重賞挑戦+高額賞金加算を果たし、それまで500万を勝つ2勝馬すらほぼ出て来なかったような低調ムードから、1000万を勝ち重賞やG1に駒を進め…のような雰囲気に一気に変わったんです。
エーティーボスがオープンで4着したり、シゲルソウサイが朝日杯に出走〜ヒヤシンスSで2着するようなレベルになったのは、シゲルキョクチョウのあの夏があって突破口を開けたから。

と言うわけで現在、エムエスワールドが障害入りしている今、平地部門の厩舎の1番馬はこのシゲルキョクチョウ。
湯窪厩舎は絶対にこの馬を見捨てたりはしないはず。どっかのタイミングで、この馬を立て直してきて勝負になる番組にぶつけるタイミングがあるはずなんです。
それがこの、末期の荒れ馬場+少頭数+メンバー中唯一の52kg、その上単騎逃げ確定だろうと言う場面じゃないかと。
京都大得意のサワノパンサーが1枠に潜ってくれて不利なルートを通りそうですし、マシな枠引いている馬はことごとく京都が下手。
差し馬同士のにらみ合いもありそうで、場合によっては相当前半楽なペースで行かせてもらえそうです。
1週前のCWの時計はかなり内容の良いものでしたし、今回は高レベル重賞からの相手弱化。いい条件は随分揃ってると思うんですよね。

  新潟11R
柳都S
◎11.タイセイレジェンド
○3.トーセンアドミラル
△4.グリッターウイング
△13.トーセンアレス

このメンバーだったらオープンからの降級4歳馬が強いでしょう。
トーセンアレス・グリッターウイングも、一応はオープンからの2段階降級で1000万に降りただけで、1000万クラスでは実質誰にも負けてません。
しかし予想としては、オープンから今回降りた方を上に見ておきます。

重視したいのはタイセイレジェンドでしょうか。
準オープンを既にアッサリの形で勝ち、前走のオアシスSはフェブラリーSもやる舞台である府中1600m、それのレコードコンマ0.4秒差の決着。
ぶっちゃけ、負けた馬比較で言うと、ヴァーミリアンやテスタマッタと同水準の時計を出したってことです。飛躍しすぎですけども。
そういう高レベルのスピード次元を体験した強みは、降級で相手弱化となると大きく効くはず。






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