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もう来週から夏競馬のシーズンになり、降級と新馬戦が始まりますが、本当にこの降級直前の4歳馬の取捨(1000万〜準OP)には悩まされます。
明らかに仕上がりいいのにレース道中多少合わない流れになったらすぐ止めてしまったり、どう見てもパドックでは甘そうな所があるのに勢いを駆って相手の弱い場面で激走されてしまったり。
厩舎の方針もあるんでしょうけど、やる気がないならないでもっとハッキリしたサインでも出してください。頼みますから。


  阪神9R
あずさ賞
▲9.オースミマイカ

スイートピーSの時に輸送で完全に体減らしてパドックも無印にしたオースミマイカが、ちょっと近況よさげな様子アリアリなので注目。

前走は輸送がなかった分馬体重大幅に戻してきましたが、運悪く脚を取られるズブズブの不良馬場。
そして今週は、栗東坂路が若干時計速かったとはいえ、栗東一番時計の50秒6を出しています(四位騎手騎乗)。
体減らすのが嫌で怖々調整していた3歳牝馬とは思えません。これはよっぽど体調がいいのでは?
スイートピーSが5月頭だったのに、この回復力は脅威と言えるほどじゃないでしょうか。
今年の低レベル3歳の500万条件なんてもう馬が横並びでカオスなムードになってますし、レース内容よりも近況に注目した方がいいと思います。

★本日のメイン

  新潟11R
小千谷特別
◎7.マルカバッケン
△9.イチオカ
△14.マイネルエルドラド

マルカバッケンは、1番人気馬ばかり勝っていた昨年のプレミアムレースで、関西ダートにも関わらず1番人気に押し上げられるほどの評価を受けた馬でしょう。
当時は絶不調の幸四郎が出遅れて全く流れに乗れずじまいで終了しましたが、当時のプレミアムレースで1番人気になってた馬は本当にその精度が高く、ポテンシャルや厩舎評価の面で間違ってはいなかったはず。
あの時期のマルカバッケンは悪魔に魅入られてただけだったんじゃないかと。
真っ当に競馬すれば普通にアッサリ勝つのでは?
今回のメンバーだと展開が若干先行馬不利に思えますが、それでも勝つぐらいの基礎がある馬なんじゃないでしょうか。

ピンクペガサスは前走J鉄履きました。すぐ隣の馬が差してワンツーできた展開だったのに、ほぼ同じ位置にいて不発でしたね。評価の低い5着と見ます。
スイングエンジンは本郷厩舎引退前の最後の仕上げで、正直ガリガリに見えました。それでもペース恵まれましたけどね…。転厩して環境も変わり、新潟開催とはいえ輸送があるとなるとどうでしょ。ま、揉まれるとダメなタイプだとも思いますし。
タンジブルアセットは特に前走も体つきは変わってなかったようで…。高額条件馬がいない根本厩舎ですし、降級前の二叩きじゃないでしょうか?

新潟は2開催通して、一部騎手の寡占状態がずっと続いていたようです。
特定の騎手にしかいい馬が回らないせいもあるのか、あるいは腕の差が明確だったのか、5〜6人だけで競馬が回っているようなシーンだったようです。
最後の最後までダメな騎手はずっとダメだったようなので、そこは押さえておきましょう。

  阪神11R
灘S
◎8.マイエンブレム
◎11.ツルマルスピリット
○5.クリュギスト
△2.メイショウダグザ

昨年は8歳馬のメンデルが、半年ぶりの休み明けでいきなり激走しました。
準オープンとはいえ、勢いのある馬は軒並み抜け切って1年で1番レベルの低い時期。
そこかしこに降級前の一叩きでしかなさそうな4歳馬がいたり、1年間連対がない低迷ムードまっしぐらの馬が随分一杯います。
こういう、明らかにメンバースカスカといったシーンでどういう発想が可能か、というのが試されるレースだと思ってます。
先週今週の4歳馬取捨が微妙な場面では、普段やらない発想をいざここで試してみる時期ではないかと。

一つ目注目はマイエンブレム。
前走パドックで見て相当良い馬体していたからそれで狙う、というのもありますが。
それよりも、今シーズン大爆発した笹田厩舎の勢いでしょう。
昨年1年間通して見直しても、この厩舎の主戦場は500万〜1000万条件での着狙いだったように思うんですが、今年に入って一変します。
ロードオブザリングが準オープンで好走したのを皮切りに、マストハブ、レディアルバローザ、エリンコート、ピューターと、今まで下級条件をウロウロしてたはずの馬が突如高額条件で勝ちまくり、重賞1つG1勝ち1つとこの上半期だけで完全にAクラス厩舎入りしました。
格上挑戦でも全く怯まない馬を作れると認めていい内容です。
そう言った背景から、一時期このクラスで2桁着順の低迷を続けていたマイエンブレムも、厩舎のムードに乗じて馬の中身が変わってきたと推測することも可能。
厩舎のオープン馬も現在は軒並み夏休みに入っており、厩舎に居残ってる賞金1番手がこの馬。腕利き厩務員の戦力を集中投下出来る強みもあるはずです。
過去見直しても相性の良い阪神コースに戻り、多分このぐらいが適距離であろう1800mに距離延びて、さらには高レベル世代の4歳5歳も大体頭打ちのメンバーであるこの時期なら、チャンスも大きい筈です。

二つ目はツルマルスピリット。
下級条件の頃から、どんなに流れが合わなかったとしても掲示板を一切外さず、1秒と負けたことがない根性キャラ。
一本調子でややジリっぽい嫌いのあるタイプなのですが、前走はスローの上がり勝負とは言え、生涯最高馬体重で生涯最速の上がり3Fで勝利。
この時期に来て充実し始めてる4歳馬が、スカスカの準オープンで全く壁にならないパターンに期待してみます。
ラップ比較などからは、8月10月のメンバーの濃い準オープンでは通用しなさそうなタイプなんです。前走の1000万勝ちは中身が薄くて楽な内容なので。
しかし、今の時期ならこの馬の我慢強さだけで通用しても良いのでは。

クリュギストは前走トップハンデで外枠から外回ししつつ3着。これは素直に今回も評価。
ただこの馬以前から脚元に結構来ている感じの歩様していて、強く速く脚を回せない分押しきれない印象があります。いつも走破内容だけなら強いんですけど。
東大路S組はこの馬を交わせないと思うので、他からは単騎逃げが間違いなさそうなメイショウダグザを押さえ。

  東京11R
オアシスS
◎8.バーディバーディ
▲13.ピースオブパワー
▲5.タマモクリエイト
▲2.メンデル
△12.オーロマイスター

雨の影響がどこまで出るかで想定が全く変わるので難しい所なんですが、前日予想出すならバーディバーディしかありません。抜けて馬体がいいので…。
正直、パドックでも8割良ければ本命打っちゃうでしょうね…。
過去、このレースはトップハンデもそれほど悪いわけではなく、速い馬場でも大崩れはしないだろう意味でも。

しかし、このレースは元々酷いぐらい穴目が混じる条件。
梅雨時期で馬場がブレますし、ハンデ戦である上に、中央も地方も重賞戦線が一段落ついて早くもローカルのメンバーになりがちという背景なのも影響あるでしょう。
フォローしたいのは東京コース大得意な軽ハンデ馬。

ピースオブパワーは過去に東京ダートで大崩れしたのが前走の休み明け+不良馬場の1戦だけで、6回3着以内と4着1回のみ。
水が浮くほどでなければ本来の力発揮してくれるはず。
タマモクリエイトは、いつもハンデ戦の時だけは本領見せるタイプで、東京コースも得意。ここで好走しても0.5秒差以上負けてのものなのでハンデが重くなってません。
メンデルは、準オープンこそ勝てましたが、本来は休み明けは体重の上下変動が激しくあまり上手く反応しないタイプ。
おまけに前走は、スタート決めて1コーナー4番手ぐらいだったのに、道中一切仕掛けず前が残る展開でジリジリ下がり4角11番手、そこから直線追ってジワジワという捨てレース。
ああいう競馬ばかりしてて何で鞍上は信用落とさないのか不思議でなりません。
東京コースは本来やれる馬なので、ピサノエミレーツと同じか上の内容を見せて人気はこちらがかなり下なら。

タイセイレジェンドは、馬は抜群にいいんでしょうけど、石橋脩が東京ダートマイル過去5年で致命的に酷い成績。これは常に信用して消していいレベル。
多分勝ち負けするぐらいの仕上げで来ると思うんですよ。それでもこの乗り下がりは大き過ぎるので。






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