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  【東京3R】
◎8.カネトシイナーシャ
○6.ダイワコンフォート

 ダイワコンフォートは前走最大限上手くいっての3着。あれ以上は望めないと思うんですが、比較で指数は上位。細身でトモも甘めなので、速い脚を使ったりすることはできません。飛節にも力がもう一つ足りない感じの踏込みなので、信頼までは難しいところ。カネトシイナーシャのレースVを見ると、走りがかなりしなやかな大跳び。あれはHペースでも踏ん張れるタイプのはず。ただ、前走は勝馬が52秒台という超高速馬場で時計負けしていた内容。また、そういう走法なだけに、あまりコーナー4回とか馬群に控えての競馬は苦手なのでは。今回乗り替わりで鞍上強化。広いコースでコーナー2回もプラス。テンのスピードもまずまずあるようなので、スムーズに先手取ってしまえば、このメンバー相手なら逃げ切りも可能なのでは。基準1番人気で妙味ないのが辛いところですが。


  【東京9R】夏木立賞
◎8.サトノシュレン
○10.ゴールドブライアン
▲1.ヴィジャイ

 出走全馬が「上がり速い×」に該当する、そんなメンバーで少頭数。さらに展開的に先手を主張するような馬もいない。これはもう展開でしょう。ただ、サトノシュレンは走りが硬く、坂上でキレ負けしてしまいそうなタイプ。ゴールドブライアンは近4走全て出遅れ。ヴィジャイは気性難を抱えている。と、この3頭にもそれぞれ不安点は十分あります。


  【東京11R】京王杯SC
◎7.ジョーカプチーノ
○1.フィフスペトル
▲5.ストロングリターン
注16.エーシンフォワード
△6.サンカルロ

 京王杯はパドック視点だと、足腰がしっかりしていて、トモも大きめ。速い反復運動が可能で、できれば瞬発力があるとよりベター、というのがあります。すると、実はサンカルロはそういうタイプではありません。それが昨年10着と大敗した一つの原因。もちろんレコード決着で前が止らない馬場だったというのも大きいのですが。東京コースは坂を上がってしまえば平坦。そこでトップスピードの限界が出てしまうのではないか、という推測。上がり3Fのラップに11秒台前半が3つ並んでしまうと厳しいんだと思います。前走もデキは良かったですし、今回はペースも相当速くなる可能性があるだけに、展開嵌るパターンは注意しておきますが。
 ひとまず、中心はジョーカプチーノ。前走もデキは抜群でしたが、鞍上の中途半端な騎乗によるところが大きい内容になってしまいました。先週も芝で2勝を上げた福永騎手への乗り替わりは心強い限り。パターン的に当てはまりそうなのがフィフスペトル。馬場はまだまだ良いので、Bコースへ替わったタイミングというのもありますが、小柄なタイプなだけに、ロスを抑えられる内枠はプラス。
 エーシンフォワードは逆の視点で、Hペースでも持続力の高さで絡んでくるパターンを考えます。マイルCSがまさにそんなイメージでした。もともと1400mに良積が多かった馬ですし、前走は休み明けぶっつけGT。さらに故障馬の煽りも喰らうという内容では、さすがにどうしようもありません。ただ、500kg近い体重がありながら、薄身で管が細く、スッキリと見せるタイプなので、深い芝への対応は微妙に感じますし、外枠も決してプラスではないと思います。59kgも厳しいところ。
 ストロングリターンは奇しくもデビュー戦がサンカルロと一緒で、ワンツーを決めています。サンカルロが先に抜けたところへストロングリターンが追い込んできた、という形。キレ味ならサンカルロよりも上だと思います。





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