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★本日のメイン
新潟11R
鏑矢特別
◎7.ファンドリノチカラ
△15.タムロウイング
△6.ジニオマッジョーレ
△11.メイショウナナボシ

オーセロワを16番枠に置くとか神抽選ですな…。
骨組みも太い上にダートの繋してるんで絶対要らない、と凄く反発したいタイプ。

そろそろ直線競馬も何年もやり続けて適性・中身が世間の馬券師ばかりではなく厩舎にもバレバレになってきたことを踏まえて、「バレたとしてのその次」の方針を立てたい所です。 先週の2度あった直線競馬は、2つともに関西の人気馬が勝利。そこに関東のノーマークの馬がどのようにして突っ込んでくるか…という結果でした。
「もう全国の陣営にも直線競馬に向く馬はバレバレで、厩舎の方で用意しているどころか最初から人気してしまい、人気分散している所からちゃんと勝ち負けする馬を引き当てるスキルすら世間は持っている。」
それぐらい絶望的なシーンで配当的に分の悪い背景があるということからスタートしましょう。 こう言う説明から入るからには、まだこっちには狭くなった中でも世間が気づいてないアドバンテージを取れる材料がある、ということなんですよ。
ほぼ同じ適性を持った馬を一つの条件に寄せ集めて、出現確率イーブンで戦わせ続けたと仮定するなら、どういった要件で差が付いて行くかというと、まず間違いなく「いい調教を積んだ方」だと断言できます。 1日目の未勝利が1番人気の中竹厩舎、2日目の500万が2番人気の松永幹夫厩舎。 どちらのレースでも関西馬+当日上位人気が勝ち負けしたのが、結果論として全てじゃないですかね。
JRDVを開き、一番最初に出てくる「前日」タブの、ど真ん中やや左にある調教師を色分けしたところ。 ここのなるべく上位の色+関西馬+やや人気寄りチョイスが重要。できれば直前で栗東坂路一杯追いしてればさらにいいです。 今回は、ほぼ自動的に1番人気のファンドリノチカラになります。
この馬は単純に前走の内容が強く、地方無敗。以前の高橋成忠厩舎だった頃が最悪だっただけのイイ馬なんじゃないでしょうかね。 2走前より枠が外になった上に馬場も荒れてきていたにもかかわらず、早いテンのダッシュで先行して終いは加速する形でバッチリ千切ったという勝ちっぷり・進歩の仕方が上々。 血統も明らかに直線でいいタイプ。歩幅の硬いピッチ走法。 以前の考え方だとこれでも55kgなら若干嫌いたいところだったんですが、1000万を何周もしている関東馬だらけでパーツのいいタイプが見当たらないので、素直に行っていい場面だと思いました。 対象的に、オーセロワはあの絶好枠もらえて、当日の人気でこの馬よりも下になるようなら、むしろ世間から適性・才能が下だと見捨てられてる証拠。 併用調教で直前追いがポリトラック馬なりだけに、なおさら。
1000万クラスなら、相手も当然関西馬。 適性を何度も示してはいるものの、脚が短いために1000万だと勝ちきれなくなるジニオマッジョーレも、まあ妥当に扱います。 外枠のタムロウイングが少々面白いかと。小倉ダート1000m逃げて快速タイムで圧勝したタイプを、西園厩舎が関西のダート1000万に出さず1000万条件の新潟直線が始まるまで待機。 小倉の速力ラップを追い込んで勝ち、極端な適性しか持っていなさそうなメイショウナナボシ辺りまでを押さえに回します。
キングオブザベストやリネンパズルは、500万を勝った時の勢いにすら乗れてない関東の最低ランク厩舎。 キチンと叩いてここ目標のローテで来ていながら、馬が単に成長していなかったり、「やっぱりまだ太かったかも」のような言い訳で終わりそうに思えます。
上のクラスの直線1000mであればあるほど、「関西馬ボックス」「上位厩舎ボックス」を守ると言う方針としておきましょうか。
京都11R
桃山S
◎9.メダリアビート
◎16.ナリタシルクロード
▲6.タイセイワイルド

ソリタリーキングは3歳時に全然強くないからとずーっと言い続けて結局レパードS上位入線したのに古馬混合準オープンを脱出できず。 しかし、定量戦であるにも拘らず今回人気しているのは、1000万を勝ち上がったばかりの4歳馬。 これは正直悩みますね。 誰がいい仕上がりで出てくるのか?どの馬の1000万勝ちが高パフォーマンスだったのか?を比べるんでしょうか。 いやいや、今の4歳をそこまで持ち上げても、実際損しますから…。 まだまだ最強5歳世代の壁は分厚いんです。
今年の準オープン以上のダート中距離成績(※1600m〜で調べました)を見ても、オープン以上だとこないだゴルトブリッツが4歳勢初勝利したばかり。 準オープン以上の4歳も、最近になってチョコチョコ目立つ内容の勝利がありますが、1000万勝ったところからの連荘勝利が主で、例外も仕方なく相手関係で1番人気になった時…ぐらいでしょうか。 要するに、「馬が急激に変わってて世間の評価が追いついてない」4歳しか買いでがないんですよ。 前走時にたまたまの要素があって勝てた馬は準オープンで通用しませんし、イメージ先行の1番人気を買っても期待値通り走らない。 なので、強調するのは「自力上位を既に見せた5歳以上(なるべく5歳世代)」「履歴の若い連荘の4歳」だけ。
前走パドックで本命打ったメダリアビートは当然評価します。 展開予想でも2番手追走で上がり上位、展開1着ですし、実際馬体もなかなかのもの。この馬は1000万の頃から戦った相手が異様に悪すぎるんですよね。 間隔が開いて充実期が続いてくれるかどうかもありますが、前走通り走れば勝ち負けを信じて上位評価。 そして、3月にまだ500万でしょーもない負け方をしていた所、鞍上強化でグイグイ指数を伸ばしてきたナリタシルクロードも強調。 鞍上下がってますけれども、前走IDMを8も伸ばす成長見せていますし(阪神1800mで先行馬がペースメーカー頼らず時計を詰めるのは本来異様なこと)、京都1900m絶好枠の大外枠なら、条件有利の分で相殺しても。
あくまで展開要素も混ざりますが、展開・IDMともに上位にいて、京都の「四位騎手のスロー逃げ」ならチャンスあっていいタイセイワイルドを押さえ。 その他の休み明けの馬は、あくまで見てから。しかし、期待値過剰で買っても得がないのは間違いなさそうです。 ソリタリーキングは、ずっと準オープンで門番張ってるつもりでいて欲しい存在ですね。
東京11R
青葉賞
◎11.ヴァーゲンザイル
○7.カーマイン
▲10.トーセンレーヴ

個人的には、青葉賞で何か言うのなら、調教ネタとレースレベルネタしかないです。 で、それだったら↑の印。カーマイン組はラップが特殊で、結構なスタミナを求められた流れでした。 ヴァーゲンザイルは行ける馬だと思うんですが…。 この春になって馬がもう一段良くなってくる、成績上位厩舎という狙いもあります。
しかしこういった「モノ的」な予感が、ことごとく現場で見比べてしょんぼりしてしまうのが低レベル世代。 そうなった場合は、毎度言ってるように「内枠」。 単純能力が一緒のメンバーなのであれば、大荒れする可能性はニュージーランドTや京成杯のように、「展開」だったり「ロスなし」、「内枠引いた馬がたまたま上手い競馬でハマる」のパターンだったりします。 どの道府中はまだ馬場が絶好。芝刈りした内容を詳しく知りたいんですが、馬場の外を意図的に刈ったりしてない限り、先週ほどではなくても内枠有利&大外追い込み不利でしょうから。
リフトザウイングスは、この鞍上交替はプラスでしょうか?プラスかもしれません。 東スポ杯で上手く行ったばかりに、後方待機に徹する競馬で2戦チャレンジしましたけども、過去の2〜3歳戦でその位置からの追い込みがハマったレースって…他に何がありました? 多少位置取り許しても、皐月賞のオルフェーヴルぐらいでは? 後藤騎手がかなり意識して前出しさせるのなら、評価を下げ過ぎなくてもいいのではと思います。
ただまあ、あくまで当日のパドック次第。 本当に今日になってみないと分からないぐらい、変な馬にIDMが回るメンバーですから。 別に自分がヴァーゲンザイルに本命打ってきたって、確信を何か持ってる人なら、あまり気にしなくてもいいですよホントに。




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