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★本日のメイン 小倉11R 大濠特別 ◎16.リュンヌ ○7.エナジーハート ▲6.フリーソウル △11.ミッドタウンレディ △10.メイショウナナボシ △13.アディアフォーン △14.アモーレヴォレ 土曜の最終レースを見てると、もう芝は外差しですし、何が起こってもおかしくない…というような大穴決着でした。が。 良く見たら、1着セルリアンレッドと2着ブラーニーストーンともに、直前の追い切り指数で抜群の数字出てましたね。ともに81と72。 芝の真っ当な適性がまるで用をなさず、単に体が現在存分に動く状態だということが重要な場面だったか。あるいは、適性の高い馬などまともに残ってないので、一律同格のメンバーの中で微差が生まれるには、そう言った状態面アップが必要になったか、でしょう。 血統だと1着がトウカイテイオー産駒、2着が芝未経験のクロフネ産駒ですからね…。スタミナだのダート質だの言ってもピッタリ適切な分類などできないと思います。 というわけで、分解指数は見ても意味のない馬場なので、テキトーに調教データでも眺めてみます。 大外枠のリュンヌがかなり面白い所なのでは。 リュンヌは、前走の紫川特別が芝3戦目の内容。芝はまだ未勝利だったダート馬が、そこでIDM51と生涯最高の数字を出して僅差の競馬をして見せて、今回は間隔を詰めて抜群の調教タイムを出しています。 今回出た追い切り指数は96、当然仕上がり矢印も↑上向き。 馬柱読み解いて行くと、これはかなり調子がピークに来ていますし、照準を合わせたローテのように見えます。 また馬場悪化が日曜で進むので、馬場の良い所を確実に通って来れる強みもあるでしょう。 相手は特に絞らず、なるべく小倉の場が見えている騎手や、バラける展開と荒れ馬場が良い体格上位(馬体重で上)の馬に振りたいところ。 阪神11R 大阪城S ◎12.キャプテンベガ ○14.マイネルクラリティ ▲9.ダンツホウテイ △10.ルールプロスパー △13.マヤノライジン シルポートが斤量でガチガチに動きを固められて武豊のペース判断だからと言って人気して、その上でシルポートの単純能力を改めて見直すと、時計面ではあんまり信じすぎるのもどうかと思う所ですよね。 3走前ファイナルSはとんっでもないドスローで、さらに京都金杯は内しか伸びない強烈なトラックバイアスでそれの再現。両方とも1分33秒台を切らない、あまりにあまりな展開です。 実際、馬場がフラットで時計の速い決着&格上の馬がやってきた東京新聞杯は、目一杯注目されて58kgでの逃げで、いい競馬をしたにはしましたが最後はキッチリ瞬発力上位タイプに差され。 この馬は実際、後ろの馬との間合いが誤魔化されてしまうような、開幕週の人気薄とか荒れ馬場でどこが伸びるのか分からない時とか、そういう読みづらい時に上手く力を使う馬でしょう。 注目したいのは、土曜に重賞をアッサリ勝った松田博厩舎の2頭出しと、キャプテンベガの充実度。 まず、シルポートとキャプテンベガが同時に出走し、シルポートが底力勝負に持ち込んでくれた時のこの馬の成績が結構見所あるんですよね。府中で戦った時限定かも知れませんが、エプソムCと前回の東京新聞杯で、密なラップになった時のキャプテンベガの好走は、シルポートが刻んでくれたラップあってのもの。 それに、キャプテンベガ自身、馬体に実が入らずヒヨヒヨだった時期があまりにも長かったんですが、前走は+18kgで生涯最高馬体重(太かった新馬戦と同じ)に上げているのも注目すべきポイント。 一見、重いのかな?と思う馬体で、実質的にはスローの上がり勝負でかつ時計の速い決着で、後方3番手から上位に僅差に迫るまでの脚を使ってきました。 つまり、シルポートの刻むペースへの適性を見せたと同時に、復調気配も示したと言える内容です。 最近は田辺騎手が松田博厩舎と相性がいいとかではなくて、松田博厩舎の勝負馬に田辺が乗ってるんじゃないかと思えるぐらいの最近の流れがありますから、8歳にしてかなり久々の勝利を決める準備はできているのでは。 ある程度シルポートが強いのがわかっていてみんなが仕掛けるので、今回のハンデ戦において強調したいのは阪神得意キャラ。 久々で鉄砲走るマイネルクラリティ、昨年の勝ち馬マヤノライジン、前走京都金杯で外差し不発に終わったダンツホウテイ辺りに投げておきます。 前回期待したルールプロスパーも、この人気なら引き続き…。 中山11R 弥生賞 ◎3.プレイ ◎4.デボネア ▲6.サダムパテック 今年の牡馬3歳戦は中心馬不在の大混戦…ずっと言っている通りです。 どの馬を見ても思ったより馬体の大幅上昇が感じられず、前走並みの競馬をして別の条件に当たるとことごとくコケている。 どの重賞も1番人気を背負った馬が案外で、しかもどのレースでも「たまたま内枠に当たった馬」がキッチリ力を出し切った結果、穴を開けている。 もちろんその場になって若干良くなった・イマイチだったの上げ下げは存在したかもしれませんが、大まかに言って重賞を圧勝した馬がいないのが現状でしょ。 だもんで、今年重要なのは、横並びのメンバーだと強く意識することと、個々の馬への思い入れを排することなんじゃないかと思います。 (競馬に置いて馬を応援する気持ちが重要だとかそういう話はひとまず脇に置いときます) エイシンチャンプやマイネルチャールズが勝った時ぐらいの大混戦弥生賞だと想像してるんですね。 だったら注目は…逃げ馬。あるいは、内枠。 中山2000mの経験が既に数回あり、速いタイムで駆けているプレイとデボネアが最注目。 馬の素質じゃなくて、今日上位入線するだけに十分な適性・実力があって、さらに今回の運があればってところです。 サダムパテックは、朝日杯組レベル最上位論を持ち出せば、素直に信用できる馬だとは思いますが、まだ馬体的に全く信じてない所があるので…。 それでも距離が延びることはいいことでしょう。 ターゲットマシンのように、「圧巻の勝ちっぷり」が上のクラスにまで来ると案外大したことない、というのが今までの牡馬3歳路線の傾向ですからね。 ターゲットマシンを単体で見ればそりゃいい馬なんですけど、ディープインパクト産駒のアテにならない感や、鞍上の調子の悪さ、今年の中山2000m全体で見た寒竹賞のイマイチっぷり考えると、もうこの程度だったら過剰人気で見ていいぐらいです。



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