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  【東京3R】
◎3.マチノアカリ
○8.モンク
▲16.トーセンターボ
注9.ランブイエ
△2.ローレルキングダム

 マチノアカリの前走勝ち馬はコルポディヴェントで、先週2連勝で500万を勝ち上がりました。物凄い時計が掛ったレースだったので指数が低く出てしまうのは仕方が無い面もあると思いますが、馬体の良さでは未勝利ぐらいは勝ってもらわないと困ります。コルポディヴェントも500万出走時の組み合わせだと、印が回ってなかったですしね。指数は低くても、着順と鞍上と血統とでどうしても人気になってしまいますが、しょうがないかと。敢えて言えば芝の方がいいのかも?というくらい。
 あとはそれなりなところでモンク。昨年11月の開催でモンクに先着は果たしているトーセンターボ。今の軽い馬場でなら、あまりパワーは要求されてないので、ランブイエのような軽い構造の馬でも大丈夫だと思います。柔軟性が必要なので、動きとしては合っていると思いますし、鞍上も今開催は非常に乗れています。ローレルキングダムも馬の良さでは対抗にしてもいいくらいですが、この鞍上ではどこまで信じていいのやら。


  【東京9R】セントポーリア賞
◎1.カピオラニパレス
○4.ラヴェルソナタ

 ひとまず、ラヴェルソナタの前走はスローを後方からで、明らかに脚を余しての負け。実際馬体的には多少余裕あるかな、というくらいでしたが、返し馬でも妙にバランスが悪かったのは確か。それでもやっぱり走る馬ではあります。リスポリ騎手は京都だと重賞勝ったりしてて、連対率も3割越えと、素晴らしい成績残してるんですが、東京では未だ未勝利。まだ東京のリズムをつかめていないのか、この騎手のツボに嵌らないのかわかりませんが、道中の位置取りも決して良くはなく、この広い東京コースで詰ったり、抜けてこれても結構馬群を捌かなければならなかったりと、良い所があまりありません。有力馬の騎乗も多いだけに、なんなんだろう?という印象しか今の所はありません。
 それなら、ここは関西馬のカピオラニパレスに期待でいいでしょう。アドマイスの仔だけにあんまりピリっとした瞬発力などは甘そうですが、前走は直線で詰ってしまいました。スローの流れを途中でインからポジションを上げたのは良い騎乗でしたが、ペースがペースなだけに、直線向いた所で仕掛けが遅れてしまったのは痛い。盛り返してはいますが、勢いは完全に劣勢だった、という内容。そこで2着のユニバーサルバンクは共同通信杯2着してますし、不利があっての僅差なら見直せます。


  【東京11R】フェブラリーS
◎7.ダノンカモン
○15.シルクメビウス
▲1.オーロマイスター
注12.トランセンド
☆5.バーディバーディ

 週中に降った雨が土曜も残って、脚抜き良い馬場で一日終わりました。毎年のことなんですが、JCダートが東京で行われていたときも、必ず一つ二つ芝のレースが挟まった後にダートGTが行われます。そして、毎年その芝のレースが行われていている間にダートコースは散水をしています。午後最初の方のレースでは乾いた馬場だったのに、返し馬を見にスタンド側に行くと突然馬場が真っ黒になっていたりして、かなり露骨です。いくらGTでレベルが高いレースをやっているからと言っても、毎年1分35秒切るような時計というのは、そういう背景も影響無しとは言えません。で、結局地方馬には無理な馬場になってしまう、というのが過去繰り返されてきた履歴。もはやメイセイオペラの時代とは馬場の作り方が違うということなんでしょう。

 そういうわけでハナからフリオーソはカットしてます。馬体は絶対上位ですし、能力も高いのは分かっていますが、そういう次元の話ではない、ということです。スマートファルコンにレコード出されるとどうしようもなくなってしまう、という現象が、スマートファルコンはいなくても、馬場によって作り出されてしまうんです。もちろん、馬体構造的に、骨量・筋肉量豊富で速い動きができず、大跳び一辺倒で持続力特化の形なので、速い上がり必須のフェブラリーSでは元々厳しい、というのもあります。そういうのが分かっているから陣営も今まで出てこなかったわけですしね。東京開催時のJCダートは出ましたが惨敗してます。

 とりあえず、世代論はもうバレていますが、5歳馬から。ハイレベルの根岸Sからダノンカモンを推したいと思います。体型的には1400mでも短いのではと思う程なんですが、こなせているのはスピードがある証。むしろマイルに距離が延びるのは好材料ですし、デキ自体にも陰りは見られません。目下絶好調でしょう。ただ、9Rのコラムでも触れましたが、鞍上は心配。
 同じく5歳馬のシルクメビウス。東京マイルの適性そのものが高いということはありますし、能力的にも通用して良いはずですが、気性が災いして全能力を発揮できないとなると、もう当日の気配次第としか言えません。他の5歳馬よりはマシというくらい。

 オーロマイスターは昨年のフェブラリーSを直前で取消てしまったので今回が初参戦。初ダートの時と南部杯の2回しかマイルは走っていませんが、どちらも圧勝。単純にマイラーということでいいんじゃないでしょうか。6歳馬でもフェブラリーSにおいては新鮮味はある履歴です。トランセンドは1600m以下を1回しか使っておらず、その1回のマイル戦を負けています。体型的にも1800m向きなところがあり、コーナー2回のコースでアドバンテージがとれるかは微妙。1400mの馬も含めてスピードがある馬は他にも沢山いるだけに、スタミナがあまり活きない状況になるかもしれません。セイクリムズンは逆で1600m以上の履歴が1回しかない馬。体型としても1400mまでという印象で、短距離馬では?と思わせておいて勝ち負けするのなら、メイショウボーラーくらいポンポンと階段を上がってきてくれないと。

 バーディバーディは評価保留としたいです。現4歳世代のダート路線はレベルが低いというのもバレていることですが、その4歳世代のトップがこの馬です。南部杯を見た限りだと「成長がない」と思っていましたが、馬体減が影響していたのなら、見方を変えないといけないかもしれません。ここ2走は480kg台に乗り、過去最高体重になってきました。これが成長かどうかは実際に見て判断したいところ。





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