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  中山10R
中山大障害
◎9.トーワベガ
◎6.タマモグレアー
▲3.イコールパートナー
△10.メルシーエイタイム
△5.マルカラスカル

メルシーエイタイムがこの中山大障害でほとんど大崩れしてないのはもちろん知ってますし、前回の中山GJは突然の騎手変更が裏目に出たのももちろん分かってます。
が、厩舎としてはどうなんでしょうかねえ…。
武宏平厩舎が年1回2回のこの馬のG1狙いだけで生計立ててるのって、正直経営として不健康じゃね?と思いますし、現実問題、馬がある程度から強くならないでしょう。
結構脚元も怪しくなってきた気配ありますし、仕上がるには仕上がるとは言え、年を経て弱体化するか、何らかの傷がどんどん増えていくだけだと思いますね。
同時に、マルカラスカルも屈腱炎から2年ぶり。同時に、今年は明らかに調子を落としている西谷騎手。
こうやって並べてみれば、十分障害も世代交代のチャンスなんじゃないかと思われます。

期待したいのは、東京ハイジャンプの内容がちゃんと強かった+中山G1経験のあるトーワベガと、中山の障害を難なくこなしたタマモグレアーです。
どちらもサンデー系でありながら、足腰のセンスが非常に優れていて、標準以上のパワーもあるタイプ。かなり高くジャンプできる基礎がありつつ、緩急に対応できる産駒を出すというのがサンデーの素晴らしさです。
良馬場になりそうで、馬場がそこまで酷くならないというのもいいでしょう。
そして、さっきの話にも出ましたが、普通に平地重賞も制する仕上げができる→勝負時に最高仕上げが可能な厩舎というのも当然見ています。

後はちょっと当日考えます。
圏外と思っていた馬がここで勝負になる仕上げなら確かに面白いと思いますし。
基本的には厩舎を見て上げ下げしたいところ。

★本日のメイン

  中山11R
師走S
◎14.ダイショウジェット
○16.トーホウオルビス
▲12.バトードール

最初にIDM並べてみると、ちょっと能力で差が付く感じじゃないです。ハンデが絶妙なのでIDM66前後で何頭いるんだよと。
それなら今の中山ダートの特殊性を前面に押し出してもいいんじゃないのと思いました。

とにかく、凍結防止剤撒いた以降の中山ダートは、府中・阪神の高速ダート(≒芝かよぐらいの超高速)とは断絶された世界です。
こっちは関節がちゃんと頑丈で、コンパスも長くて大トビ一辺倒という持続力パワーダート。2日間のうちに540kg超えの馬がもう2勝してます。掲示板占めてるのはほぼ2桁枠にいた馬。
過去に中山上手いこと走った履歴のある超大型馬が外枠に入ったら、全押しでいいのかという感じだと思います。

それなら、中山ダートがメチャクチャ上手いと思えるダイショウジェットの巻き返しに期待。
マーチSでエスポワールシチーの2着してますし、当時も風がビュービュー吹いてる中山でした。
3走前の佐賀サマーチャンピオンは初の地方交流だったんですが、その地方の馬場にアッサリ対応していますし、その後の2走は上がりの速い&時計の速い馬場で惨敗。
やっぱり体がもうスピードダートでは付いて行けないようになってると見た方がいいでしょう。
前走JCDの相手に3角大捲りして見せて、見せ場は十分作れてました。体は動けてると思うので、今回は巻き返しの番でしょう。

トーホウオルビスは最近の成績良くないんですが、馬体はいいです。
逃げがモロにハマるぐらいにならないと粘れるかどうかは分かりませんが、チャンスはあるはずで、この人気なら前日にフォローしときます。
バトードールは、武蔵野Sで結構いい馬体していました。手脚がかなり長く、かなり背中のラインガッシリ決まってる形だったので、ちょっと走れてもいいよなとは思ってました。
それでも近走の府中&阪神でてんでダメ。父クロフネ産駒でスピードダートがダメ、3走前のJDDではバーディバーディに先着。この中山の巻き返しがあるタイプでは?

他の真ん中枠の馬もそれなりに中山には対応しますが、まあ人気なので。
それなりに当日考えます。3頭ぐらいポツポツ拾いますが。

  小倉11R
宗像特別
◎13.アスターエンペラー
◎12.エーシンシークルー
▲5.ディアブラーダ
△4.ステラーホープ
△6.メイショウサバト

週末の小倉はかなり渋る予報もあったんですが、どうやら天気は持ちそうですね。
それなら、今開催の傾向通り絶好の馬場状態が維持されることでしょう。
小倉の芝1200mは本当に差しがなかなか決まらず、ちょっとでも隙があるようなら前残り展開が顕著。
展開予想のテン3F前2頭≒推定テン1位2位の馬は必ずフォローしておくべきだと思います。

前回無駄に競りが入って楽に逃げられなかったんですが、それでも直線一旦は突き離すかという体勢に持ち込んだアスターエンペラー。
下り坂の使い方が本当に上手いのではないかと思います。前回の逃げ方で直線に坂がなければ。
エーシンシークルーはどうも小倉が上手くないんじゃないかと言う風には見えますが、展開は向くはず。
この2頭軸→絶対有利な内枠へという形を狙いたいです。
差し馬は当日の状況ハマる馬を重視したいのがあって、何とも前日要素だけだと押し辛い感。
展開でテン3番手のディアブラーダが流れに乗れるんじゃないかと言った辺り。

  阪神11R
ラジオNIKKEI杯2歳S
◎12.ショウナンマイティ
◎10.イデア
▲15.ウインバリアシオン
△2.オールアズワン
△6.ナリタキングロード

朝日杯でちょっとパドック印がブレたのは反省すべきではあるんですが、東スポ杯&京王杯2歳以外の路線からも相当まともなのいるじゃんってのに思った以上にヒヨったのはありますね…。
今年の2歳は関東馬が本当に現状どうしようもなくて(もちろんポツポツと500万勝ってる馬はいますが)、明らかにモノがいいのは関西からどんどん供給されてくるっていう図です。
ある程度デイリー杯やそこそこの500万もこの程度だろうと見切ってたつもりだったので、基準点を相当超える馬がいきなり出てきてビックリしたってのはあります。
これならデイリー杯や東スポ杯勝ち馬を交わせるんじゃないか、って計算していい体はしてたのでね。

そういう気持ちがあって、関東馬基準というのをちょっとボーダーで置いてみると、いろいろ今回のメンバーは面白い所があります。
ナカヤマナイトは確かに馬個体としていい方だと思ってはいますが、自分で勝手に自滅してアッサリ差し遅れたコティリオン。
マーベラスカイザー程度と接戦するのがやっとというのがプレイの実力であり、それをまるで差し込む気配がなかったダノンバラードやレッドセインツ。
萩Sでメイショウオオゾラを捕まえる気配をまるで見せなかったノヴァグロリアってのもありますね。

オールアズワンやウインバリアシオンも調教の動き見る限りはあんまピリッとしないので、これは全体像として何か相当おかしくなりそうな気配は感じます。
その中でまだ許せる、と思えるのはショウナンマイティ。
萩Sのメイショウオオゾラは確かにラップ完璧に支配した流れではあったので、あれを外から次元違う脚で差したのは、相手が弱いとは言え評価はしていいかと。休み明けでしたし。

ホントは次点はレース振りからウインバリアシオン推したいんですが、あれも野路菊Sはそこまで水準高いとも感じないので、一つ下に回して変なのを拾った方がいいかなと。
イデアの未勝利勝ちは結構特殊なラップで、中盤でグッと緩んだポジションがあったんですが、阪神2000mのロングスパート勝負で結構バッチリ脚を使う流れになってます。
あれを馬群の中狭い所でエンジンをちゃんと掛けて、狭い所スッスッと抜いていく形で上がり1位を出しました。
そもそも今回のメンバーは阪神2000mなんてやってませんし、出走馬全体のレベルが高いとも思えませんので、先に経験してる強みも生きるでしょう。
調教でもかなりいい所があるように見えましたし、メンバー中唯一の非サンデー(母父はサンデーですが)。

素質人気してる馬はほとんどが関東馬と同水準の実力しか出せてない様子なので、ここら辺でも十分足りていいんじゃないでしょうか。






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