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★本日のメイン   中山11R
朝日杯FS
◎11.グランプリボス
◎10.サダムパテック
▲2.リベルタス

デイリー杯組こそレーヴディソールが勝ちましたが、函館2歳・京王杯2歳・東スポ2歳Sと、2歳戦線のほぼ全ての重賞勝ち馬が朝日杯に出てきました。 レベルの上下はあるとは言え、これはもう単純にトーナメント戦と見立てていいんじゃないでしょうか? ○○のレースの出走馬が大半を占めて、それの再戦するだけというのなら、どの馬も伸びしろが知れているのであれば、前走までの時点で固定された適性を当然重視します。 しかし今年はそういう組み合わせではありませんよね。勢いグングン来ている馬が複数集まってて、いくらでもこれから体つきが変わってきそうなキャラばかり。 それなら、出遅れが付きまとうとか、距離適性がどうとか、あんまり考える必要がないかも。 昨年も1-2番人気ではありましたが、同時に重賞勝ち馬のワンツーでした。
適性の上で見るなら、前駆が勝っているグランプリボスの方がこの条件いいだろうということで重視はしてますが、特にサダムパテックも嫌わなくていいだろうという予想。 そして重賞完敗の2着馬を軽視。 さらに内枠を拾えた運はありますが、リベルタスをなるべく重視。 前走を圧勝の形で勝った馬は伸びしろ・変化が大きいだろう勢いもあるだろうと見て、細かい適性に拘らず、ポジティブに受け入れるという考えで行きます。
後は当日の馬場状態とパドックを見て判断したいところです。 ただ、今のところ中山は馬場が全く荒れておらず、前が止まりません。 パーツがキチッと整っていて、後ろ脚が相当安定している馬の方が有利なのは確かなはずです。
  小倉11R
愛知杯
◎12.コスモネモシン
○17.テイエムオーロラ
▲8.イタリアンレッド
△5.ブロードストリート
△3.セラフィックロンプ

近2走G1帰りの馬が11頭、牝馬でありながら56kg背負う格上ハンデが5頭。
軽ハンデの馬が展開を引っ張って…の新聞見出しも結構見かけましたが、個人的には中日新聞杯のような超スロー前残りで凡戦になるほどの気配は感じません。 牝馬限定の目線で考えるとメンバーがかなり揃っていて、おまけに秋華賞・エリ女の平均〜ハイペース経験した馬もかなりいますから。 超スローばっかり経験していた牝馬G3戦線と、牡馬相手にスタミナ戦もたまにやってた下級条件馬同士の組み合わせだった場合には、結構トップハンデの馬が信用置けず、大荒れを期待していいレース。 しかし今年は、G1経験馬が多数いて、それなりにいい経験・実績積んでて、馬体がしっかりしてる馬が多いと思います。 ハンデを背負ってても、重賞で大崩れしない強みか、G1好走してる方に目を向けたいところです。
やっと久々のハイペースかも、ということで期待したいのは3歳馬コスモネモシン。 この馬は牝馬3冠全てに出走しましたが、明らかな力足りずというよりは輸送負けや馬場負けしてた影響の方が大きかったのではと見ています。 ディアアレトゥーサに隊列のアヤで負けた紫苑Sは、かなりいい体つきになってましたし、近いうちにどっかで走るはずと思ってます。 そして、今回はずっと小倉に滞在して調整。体を減らしたくないタイプなら、これでもいいのでは。
56kgの馬同士で見比べるなら、マイルCSでは穴人気して1分32秒走破をしてみせたのに、今回もやけに人気がないテイエムオーロラ。 テンに行く脚なら内側の軽ハンデ馬よりも速いんですが。
ブロードストリートは1年連対なし、ヒカルアマランサスはG1で1度2着しただけでハンデ重たすぎ+人気しすぎなので、いくら調教が良くても強調はしたくないですが…。 個人的には、当日の馬場傾向までちゃんと見てから軸を決めたいところです。
  阪神11R
ギャラクシーS
◎8.ケイアイガーベラ
○15.セレスハント
▲4.ダノンカモン
△5.タカオセンチュリー

船橋マイルもダメで府中のマイルもダメ。それでいて阪神1400mなら、サマーウインドにすら千切って勝てる。 むしろ極端な適性を持っている方が、いざ得意条件に出てくるというのなら信用置けるものでしょう。 ケイアイガーベラは素直に入っていいと思います。
ダノンカモンかアイアムルビーが当面の強敵扱いされているムードですが、マークが下がっているセレスハントに注目したい場面。 比較的筋肉少なくシャープな腰高体型で、前脚の掻きも小さいタイプ。距離延びて溜めを作る・速い上がりを直線でもう一度出すというのが全然できないタイプです。だからこそ南部杯コラムでは評価を下げました。 しかも南部杯はスピードがありすぎるがゆえに、内ラチ沿いの若干砂が深い部分を通らされて、外に持ち出すことが出来ないまま4角で終了。 元々線の細い馬が輸送で体も468kgまで減らし、さらに向かない条件で自分だけ砂の深いルートと3重苦もいいところ。 ケイアイガーベラを1400mがいいから拾いあげるというのなら、こう言うタイプも巻き返し必至の目線で見るべきでしょう。 適当にどこ行っても走るダノンカモンよりは、こっちを強調。
アイアムルビーは440kg台の牝馬。圧倒的なスピードを平坦の1200mで見せていますが、自分が大得意である条件からズレてどうかというところです。 これもコラムの文意的に頭からずっと同じで、得意条件を外れたら前走好走だろうが下げ。




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