前日情報へ戻る



今週からダートは凍結防止剤入りです。
ある程度時計が掛かる馬場になるというのなら、中山は小柄な馬を軽視して500kg超えるパワー馬・脚長馬を重視。
案外土曜のダートの番組は下から上のクラスまでキャラに随分バラつきがあります。
ダートの2500mという超大トビ断然有利の条件ですら、430kg台の3歳牝馬が人気になってますね。実際どんなもんでしょ。

  中山10R
香取特別
◎5.ソルモンターレ

冬場の凍結防止剤入りの中山ダート1800mで良く出現するパターンで、相当なスタミナ展開になって上がり40秒というのがあります。
特にここ最近気温降下が激しい時期だと、先週のような強風も珍しくありません。真っ当に前に進むこと自体が困難という状況も発生しておかしくありません。
狙いたいのは、直線の瞬発力など全く発揮しておらずに体力で押しきった履歴のある真っ当なダート先行馬。
ソルモンターレはそもそも府中適性など全くなかった馬なのですが、前走は1000m通過61.2〜61.4ぐらいの相当速いペースで飛ばして、後続に脚を使わせて押しきったという内容。
その時の1800m通過1分52秒2は、このメンバーに入れても持ち時計上位水準です。
もちろん目標にされる嫌いがなくはないですが、自由に進路を取れてスイスイ追い上げるのが難しい中山ダートですから、こういう戦法がハマる可能性は十分あります。

★本日のメイン

  中山11R
ディセンバーS
◎10.レッドシューター
○11.ミステリアスライト
▲4.ホッカイカンティ
注9.ヒットジャポット

予想としては特にいいアイディアはありません。
どの馬も中山での立ち回りが上手で、それなりに過去にいい走りをしてるために人気バレしてます。
その中でどれが条件が良くて、あるいはどれが当日調子悪くて上手く動けない…の取捨をするだけのように思えます。
あんまり世間とのギャップを上手く取れそう、という風には思えませんね。

ヒットジャポットは唯一の3歳馬で、下級条件連勝の勢いアリと見たい所ですが、今週のマジカルポケットと併せた映像(直前追い)がかなり印象悪いです。
躓いてばかりいますしグダグダしているようで、むしろ前走1分32秒台で走った反動で中1週?というのを心配するべきではないかというほど。
当日見てもここに来てグッと良くなるという調整過程と思えませんしあんまり良く見せないタイプだけに…難しい所です。

サニーサンデーは逃げる控える云々よりも、馬を成長させた様子が感じられないので…。
ゴールデンダリアは唯一59kgというかなり苦しい斤量。内に押し込められて抜け出すぐらいの力の差があるかどうか、仕上げかどうかですね。

  小倉11R
◎2.ティアモブリーオ
○8.メダリアビート

メダリアビートのIDMが抜けすぎてて、相当上積みありそうな馬をちゃんと選ばないと…という気にさせる水準。なのでちょっと簡単に。
ダートに替わって2戦2勝のティアモブリーオは、レース内容見る限りまともなんじゃないかと思います。
前走ブッ千切った2着のカリズマクレストは、次走ちゃんと500万勝っていますし、決して低レベル500万ではなかったようで。
これは普通に素質ある馬と判断しましょう。前走の内容で既に今回のメンバー3番手の実力ですし、チョイ伸びれば足ります。

  阪神11R
阪神C
◎7.ガルボ
○10.ゴールスキー
▲2.リビアーモ
注3.ショウナンアルバ

昨年の阪神Cを勝ったキンシャサノキセキは、スワンS〜高松宮記念まで4連勝でぶっこ抜いた生涯最高・超抜の状態。
栄枯盛衰の激しい短距離馬ですし、「昨年のようなイメージ」で今年に人気するのは、やはり危険なんじゃないかと思います。
高松宮記念を勝って、疲労のピークに達し、セントウル取消→スプリンターズS実質完敗の3着→マイルCS折り合い欠いて大敗した7歳秋ですから。
おまけに昨年のメンバーって、やっぱり今見直してもあまり大したことないと思うんですよね。

そして、休み明けのリーチザクラウンとレッドスパーダは、ともに1400mの経験なし。
両方とも2000m以上、リーチザクラウンは2400mで連対して菊花賞で1番人気背負ってしまうほどの距離適性をを見込まれてた過去があるぐらい。
それに直前の調教が大してピリッとしてませんし、あんまり強調する材料に足りないように思うんですよね。
レッドスパーダは休み明け走らないタイプの大型馬だと思いますし。

そして、ファリダットも相変わらず出遅れが直らず展開待ちの現状。
ビービーガルダンも北海道から帰ってきて調子がイマイチ。

こういう趨勢なら、下級条件上がりの馬か、今流行りの3歳押しで良いんじゃないかと思います。
ゴールスキーはマイルCS帰りの反動、あるいは1400mの経験がないネオユニヴァース産駒ということで不安がある方には、ガルボを推奨。
ガルボは富士Sの時は馬体増での好走。ちゃんとクラシックシーズンからの成長を見せました。
そして、前走のマイルCSは全く時計を出さずテレテレした馬なり調整で、輸送込みで+2kg。
今週は輸送があるのに、直前で1番時計かというぐらいの追い切りを見せました。
これはヤリヤラズを使い分けたものなんじゃないかと睨んでいます。
レース内容としても、マイルCSは速いペースを2番手併走で追いかけてしまったもので、1秒も負けてないのなら偉いです。
今回は速い馬が全くおらず展開もかなり向きそうですし、シンザン記念を勝った池添騎手に替わるのも好材料。

個人的にはゴールスキーはまだ疲労には至らず我慢できると思うので3歳押しの1点目は買いますが、ゴールスキーよりもガルボを強調したいですね。
また、このオープンクラスの馬に全く上がり目のないメンバーだと見れば、リビアーモは強調可能。





前日情報へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定 ||