ｽﾀｯﾌｺﾗﾑ

前日の予想する上ではメイビリーヴなどは「条件がいいから」ってことで押しはしましたが、さすがに当日のあの気配見ると萎えますね…。最終レースなんかもそうですが、そろそろ冬場になってきて、当日のデキで上位に押し上げるっていうのはなくなってきてる印象です。インチキの中山ですし、体が多少まずかろうとも、いい条件で競馬出来る馬が結果を出す状況なんでしょうね。いい仕上げで出て来れても上手い競馬が出来ないわけですから。
★本日のメイン
　中山11R
カペラS
◎16.ヤサカファイン
○3.ナムラタイタン
▲6.マハーバリプラム
△13.セイクリムズン

ニフティのコラムでも書きましたが、高レベルメンバーで1分9秒の決着をボーダーラインにするなら、かなり生涯ピークのデキで来れないと厳しいという見解です。どの馬もオープンを勝ち負けしているのは1分10秒台前半～半ばですから。そこからさらに1秒差を詰める余白があるかどうか。そういうわけで、傾向としては近走下級条件から上がってきたばかりの若い馬に期待したい所。
夏の上り調子が全く止まらず、前走東京盃でJBCスプリント圧勝したサマーウインドに迫ったほどにまで成長したヤサカファインに注目。このレースは先行馬がぶっとばして完全に前傾ラップになったものですし、中山のラップ傾向とピタリ合います。それとJBCスプリントの左回りは避けて、このレース全力投球してきたというローテも勝負気配と見ていいでしょう。
道中のペースになかなか見所のある霜月S組の2頭、あとは内枠で立ち回るのが上手なマハーバリプラムまでを前日時点では重視。ダイワディライトも復調していれば面白そうなのですが。
シルクフォーチュンは離れたポツン最後方＋捲らず直線勝負を選択している時点で、時計の速い決着に対応できないのでは、と考えてます。スーニは高速決着だとほぼ不要の馬。あれだけ履歴重ねておいて、現時点でダート1200mの持ち時計が1分11秒6です。ジーエスライカーは、今年の南関東3歳牡馬勢が、そこまでピリッとしないだけに…。マカニビスティーやシーズザゴールドも他場行って全然結果残せてませんから。エノクは中山嫌いと見て外します。
　小倉11R
雲仙特別
◎7.アルーリングムーン
○3.エーシンシークルー

コーナーではちゃんと馬群もばらけて、直線先に逃げ馬も抜け出しますが、差しも十分決まる馬場…。テンに優秀な先行馬と上がりが真っ当な差し馬がちゃんと来れる馬場っていうのは、実力馬を絶対外せない馬場かなと。特に図抜けて特徴のある馬体をしてたり、パワーで全然違うという馬もいないみたいなので、素直に人気から入ります。
鞍上のせいで500万を勝ちあぐねた所があったようで、前走若手騎手限定戦の内容がかなり良かったアルーリングムーン重視。母親も小倉は強かったですし、この馬も小倉で勝ってます。脚の使い方などはかなり小倉に合ってるはずです。
　阪神11R
阪神JF
◎11.レーヴディソール
○6.マイネイサベル
▲4.ホエールキャプチャ
注1.アヴェンチュラ
△7.リトルダーリン
△14.ダンスファンタジア

関東から拾いたいのは、マイネイサベルとダンスファンタジア。個人的には、ダンスファンタジアは本物になるまであと半年掛かるとは思ってます。が、素質で確かに足りるかも…とは感じる器。勝ちきる水準とは行かなくても。関西の庭でこの2頭が走ってくれないようなら、どうにもこのレース捕まえ切れないとは感じますね。
今年2歳戦線の趨勢として、まだ牡馬に勢いのある馬がおらず、出し渋りもありそうな感。牡牝混合重賞で、牝馬の方が優勢のようなところは実際あるんですよね。レーヴディソールがデイリー杯で強力メンバー（その後好走例多数）相手に圧勝したり、マイネイサベルが新潟2歳Sで完勝、アヴェンチュラが札幌2歳で2着と。今回の勝ち負けボーダーは、重賞で牡馬相手に勝てる力はまず見せておいてから、それからここでやっと話になるという高い水準に見えます。
というわけで、フルゲート18頭の阪神外回り・ここを勝ち負けできるのはクラシック上位水準というレースですから、底力や厳しさへの対応を一度証明した馬を上位に拾いたいです。 1回牡馬相手にキツイレースをやって、さらにそれで勝ったというのを重視したい所。素質だけはあって、甘いレースしかやってない馬は、あくまで△以下3着までと置いて考えれば。
というわけで、今年の趨勢なら、指数が出なかったとしても、マイルの牡馬混合で勝ったマイネイサベル・ホエールキャプチャ（ファンタジーSで見所十分の競馬）を拾いあげたいところです。レーヴディソールは、直接馬体見ずに関東から眺める限りは、やっぱり穴が見当たりません。いい馬だと思います。

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