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★本日のメイン

  中山11R
ターコイズS
◎2.アグネスワルツ
○4.アンシェルブルー
▲9.ソーマジック
△11.エーシンリターンズ

土曜の最終レースを見ても、中山は相当時計の速い決着になって、さらに道中飛ばしても前が残ってしまうよう。 騎手がペースを加減すればさらにその傾向は強まる、といった感じでしょうか。 それなら内枠の先行馬はどうしても外せないようですね。
まず、内枠を引いたアグネスワルツが丁寧に乗られれば、地力だけでも上位は堅いのでは。 前走の秋華賞は2000mだというのにテン3F通貨が34秒台でしたからね。京都の坂超えがあるG1で逃げ馬がそのペース、普通直線入る前に捕まりますよ。 これは1秒負けなかっただけでも偉いと褒めてあげるべきでしょう。 牝馬にしては筋肉ありすぎる方なので、実はマイラーという線もありますし(というか3歳牝馬クラシックのオークス〜秋華賞に出かける馬の8割は、G1だからと距離適性無視して格上挑戦してるのが実情)、この距離短縮はいろいろプラスが大きい筈です。 エーシンリターンズは前走の勝ちっぷりが良くてマイラーバレしてる分今回人気ですが、秋華賞の舞台でエーシンリターンズより強い競馬をして単純性能の高さを証明し、さらにマイル問題ないどころかむしろ得意と言える(←これはこちらの推測)アグネスワルツが若干人気評価で劣る?いやいやいや…。
そして、クラシック戦線には乗れませんでしたが、下級条件からほぼノンストップでかけ上がってきたアンシェルブルーの素質を買います。 かなり前脚短めの馬で、筋肉の柔軟性は準OPの古馬に入れてもダントツに良かった馬です。いい目標があって上手く壁を作る形になれば、距離も持たせられるはず。
古馬からのピックアップは、中山は一切大崩れがなく、マイルも本来得意。今回ブリンカー装着してきて明らかに狙ってきている気配のソーマジックのみ。 エーシンリターンズはボーダー馬扱いで。
3歳馬はどれも、時計短縮できる性能があるかどうかも見るべきですが、前走走ったことで一杯一杯の体つきになってないか・余力が残った体かどうかを見るのも重要です。
  小倉11R
下関S
◎5.ツルマルジュピター
○9.レディルージュ
▲6.ダイメイザバリヤル

準OPまでクラスが上がってきているというのに、小倉の高速決着よろしく、1分7秒台前半の好記録を持ってる馬が全くいないメンバー。 小倉は差しが決まってきている馬場だとしても、準OP基準の時計に達している馬がほぼいないわけです。 これならさすがに展開もくそもないでしょう。履歴が若いのに、既に速い記録がある先行馬のチョイスでいいはずです。
ツルマルジュピターは、体型があまり短距離で推奨したい形じゃないんですが、細身でコンパス長く、緩急のないスピード条件+平坦であればむしろプラス。 レディルージュはそれなり、という評価で上位扱い。
後ろから進む馬は、ダイメイザバリヤルだけ強調。 距離延ばしてゆったりした流れの競馬を結構何度も試みるんですが、1400m以上は全く論外で結局1200mの速い流れに舞い戻って好走する馬です。
  阪神11R
JCダート
◎1.シルクメビウス
▲12.アドマイヤスバル
▲10.ヴァーミリアン
注16.オーロマイスター
△5.ラヴェリータ
△3.トランセンド

ニフティに書いたコラムとほぼ変更はありません。 まず、賞金の高いG2以上のレースは、地方にばっかりあって、強い中距離馬はみんなそっちに行ってるため、メンバー比較すると武蔵野SやみやこSはスカスカに近いこと。 それでも小回りは先行馬が圧勝&負けた馬が結構だらしない走りになりやすい地形効果的な背景があって、全馬が力を出しやすい中央の重賞よりも指数評価がしづらいこと。 JRDBで出しているIDMも、中間スピード優秀で速い上がりも出るみやこS、上がりが超抜に速いシリウスSの方をどうしても強調しがち。 メンバーで比較すると別に大した相手とやってないキングスエンブレムが人気するのも、「強い馬だと知られやすい指数の出方」をするのでウケがいいからです。
なので、JBCのメンバーの方が遥かに上位で、やってたレースの内容もかなりの持続力戦をしていたのに、全く評価が上がらないのも理由はわかります。 配当的な観点で言えばそこを強調したいですね。 アドマイヤスバルは札幌で全くダメだったのに、前走JBC3着の何が優秀だったのか、指数的な保障がしづらかったとしても、「今回は相手が楽になってる」という点に置いてかなり強調はできると。 トランセンドも近走充実しているのはわかるんですが、みやこSは「相手がかなり楽になったから勝てた」という面が否めません。
シルクメビウスは、休み明けのJBC挑戦で体もまだパンとしていない現状ながら、全く向かない流れを4着まで押し上げました。 あの超前傾ラップの展開で、上がり脚を数字的に探ろうとしても、そんな上手くいくわけがないんです。全馬脚が上がってる展開ですし、ラスト3Fでコーナーを含んでますから。 一度叩いた方がいい馬で、今回は右回り替わり、昨年激走した条件と好転する部分が多いのなら、やはり強調はすべきでは。
そして、アドマイヤスバルも昨年5着と健闘した条件に戻ります。 エスポワールシチーとサクセスブロッケンという持続力上位の先行馬がいなくなったなら、上位入線のチャンスがあるはず。 札幌の頃は中途半端な出来で出して、前回と今回のG1が勝負の仕上げというローテも、十分納得行きます。 こういう状況を実感できないがために、地方巡業は予想する人からしたら嫌われるんですよね。
ヴァーミリアンは、体つきが筋肉過剰になってきた分、地方のダートの方が…のタイプになってきたのは事実。 しかし、それも昨年一昨年の相当なトップクラスのメンバーと比較してのものでしょう。 今年のメンバーで、1分50秒台の決着になるのなら、割り込んできてもおかしくないはず。
超速の上がりが要求される展開になったりと、突如としてダート馬に厳しい条件に変わる武蔵野SやフェブラリーSなら、アリゼオが芝馬の強み生かして対抗することもできたでしょう。 阪神のダート1800mは、まだダート馬有利の範疇だと思います。ダート馬にとってまだ分がいい条件だと、やっぱり強調しづらいでしょうね。




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