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  【東京8R】シャングリラ賞
◎14.ナイトフッド
○15.サイオン
注3.ガンマーバースト
注5.メイショウツチヤマ
注11.セイリオス

 3歳で指数が足りている馬は履歴的にも1000万でもある程度力は通用しそう。特にセイリオスは前走勝ち馬とタイム差無しで、その勝ち馬のナムラカクレイは土曜の準OP昇級戦で4着。ちゃんとレベルは高いということでしょう。ただやはり、個人的にはあまり3歳馬に傾倒する気はありません。ここはナイトフッドを中心に見たいところ。前走が初ダートでキチンとレベルの高い勝ち方。シンボリクリスエス産駒で上のクラスまで行く馬はダートの方が多いので、この馬もそのパターンかもしれません。そして2走前は負けたとはいえ、サイオンは1000万でもちゃんと力上位であることは指数が示している通り。


  【東京10R】ジャパンカップ
◎16.ブエナビスタ
○14.オウケンブルースリ
▲8.ジャガーメイル
注11.ナカヤマフェスタ
△3歳馬

 3歳馬もペルーサが天皇賞にて、ポテンシャルの高さは通用するということは示してくれました。人気落ちすぎのヴィクトワールピサも含めて、2〜3着の可能性は十分あるでしょう。ただ、あのシンボリクリスエスでさえ3歳時に挑戦したJCは(中山開催でしたが)3着でした。ほぼ完璧なレース内容でしたが、ファルブラヴとサラファンの底力に屈した形。ここはひとまず古馬を中心に。

 スタミナもあるので2400mも全く問題ないと思いますし、前走天皇賞や昨年の有馬記念も含め、どう見ても強いとしか言えないのがブエナビスタ。前走は内伸び馬場で内枠という絶好状況でしたが、それをキッチリ活かす鞍上もまた心強い。土曜の競馬を見ていると若干内の荒れ方が気になりますが、そこは今回外枠なら。ナカヤマフェスタは宝塚記念ではブエナビスタに勝ちましたが、雨で渋った馬場も味方しました。凱旋門賞2着は力の証明でもありますが、そこまでの時計性能を示しているわけではありません。また、ブエナビスタ自身も当時はドバイから帰ってきてあまり間隔が無い中でヴィクトリアMを使った後。今回とは状態面で雲泥の差があるのでは。

 他では、去年ウオッカに肉薄したオウケンブルースリ。昨年は京都大賞典を勝ちましたが、反応が鈍かったのは昨年も今年も一緒。一叩きして状態上がってくればこの相手でも十分勝ち負けに持ち込めるはず。ジャガーメイルは前走直線でモロに詰ったようで、消化不良。エリザベス女王杯を制しWSJSでも優勝したムーア騎手が今度はきっちり力を出し切ってくれる可能性は大。このコースは3戦3勝でスペシャリストと言えるのは一つ大きなプラス点。

 今年の外国馬はGT馬が2頭だけ。カナディアン国際からというローテはたまにあるんですが、好時計が出てもほとんどJCには繋がりません。ましてや今年のは時計が遅いので、ジョシュアツリーはあまり気が向きません。もう1頭のヴォワライシ。イタリア調教馬というとファルヴラブがいましたが、ファルブラヴの場合はイタリアのGT戦線で十分な活躍が見られ、さらに持ち時計の面でも日本の馬場で引けを取らないくらいの好時計を持っていました。ということで、今年の外国馬はあまり食指が動きませんね。日本の硬い馬場への適性を見越して来た馬もいるようですが、まずはGT級の力を見せてくれていないと。

 ペルーサはいろいろ中間も工夫されているようですが、力は認めても、例えばドリームジャーニーみたいに、現状出遅れることが分かりきっているようなキャラなので、相手として買うのは全然良いんですが、中心視はできません。





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