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  東京9R
百日草特別
◎6.ミレニアルドリーム
○3.ディープサウンド

他の馬もなかなか良いと思うんですが、中山ズレしてるタイプっぽく思えることと、4回東京開催で全く走ってない血統らしいということで下げるなら、かなり条件有利に思えます。

まず馬自身の基礎がまともであることも当然ですが、唯一東京開催同距離を経験していて、スローペースからスパッと決める競馬が出来ている強みがありますから。



ディープサウンドは馬体がまともに締まってくるとちょっと違うかも…それに府中開催絶好調のディープインパクト産駒なので。



  京都10R

渡月橋S

◎6.タガノシュペリエル
○9.マルカフリート
▲2.フェイムロバリー
▲3.アデュラリア


G1開催日の最終レースに組まれるプレミアムレースは、最近はずっと準オープン競走で行われてます。

もうほとんどの人が気づいている通り、配当ガチガチのレースが続いていますね。1〜3番人気の馬でワンツースリーを決めてばかりです。

強い馬を抱えてる馬主が、馬券で勝負するためにローテを合わせてるんじゃないかと思わせる使い方も目に付くほどです。



とすると、逆に考えれば、強い馬を抱える陣営がこぞって勝ちに拘って使う以上、レースのレベルが自然と高くなりますね。

芝でもカウアイレーンのように昇級して即重賞通用した馬が出たりしてますが、ダートでは更にその傾向が顕著。

ナムラカクレイのようにその後重賞で戦えるレベルの馬、あるいはOPからの降級馬、素質を大いに評価されている連勝馬ぐらいしか、ダートのプレミアムレースは勝ち負け出来なくなってるのが現状です。

いろんな意味で、「プレミアムレース(ダート)は高レベル」と覚えておきましょう。



で、今回のようなメンバーで馬柱を読む場合は、プレミアムレース>定量戦>ハンデ戦の比較を付けて考えればいいわけです。



ウインプレミアムは同厩馬のエーシンシークルーに展開を9割作ってもらって後方から差し込んだ3着であり、レース内容としても全く評価できないので下げ。

真っ当に京都オータムプレミアム組を上げ、中山オータムプレミアム組も上げ。

個人的に連勝馬であるマルカフリートをピックアップ。



これを人気どおりの2−3フォーカスで決められると結構痛恨なんですが、狙いはタガノシュペリエル。

昇級戦の大外枠からずっと外に振られるかなり厳しい競馬で進んで、それでも直線5着に踏ん張ったという内容を評価します。

セン馬なのでなかなか体が増えてきませんが、前走辺りはそこまで見劣るような体つきではありませんでした。何より中山など全く向いてない薄い馬体で、あのレースをして見せたというのは逆に強調点になるかと思います。



  京都12R

◎13.ローブドヴルール

500万で掲示板を16回、2着を7回繰り返していたローブドヴルールは、斉藤誠厩舎に転厩して、まともな騎手を乗せたらアッサリ勝ち上がりました。馬体はまだ特別変わったところもないままでです。

基礎スピードだけなら、やっぱりアッサリ勝ち上がっておかしくない馬だったって事でしょう。

そして昇級初戦の前走茨城新聞杯は、先行馬はかなりキツイ展開でした。これは柴田大知にまた戻ってますが…。



それならそれで、むしろ狙いは今回。

出脚優秀なタイプが京都の1200mに出走、真っ当な騎手が乗って外枠。展開予想は後続を完封して1位のよう。

平坦自体良いタイプだと思うので、頭で買ってみたいタイミングですね。

ちなみに、斎藤誠厩舎は別にこの馬を誰かの帯同馬で連れてきたというわけではなく、単独遠征のよう。





★本日のメイン



  福島11R
フルーツラインC
◎8.スリーボストン
○9.ミクル
▲5.タンジブルアセット
注13.イッツアチャンス
△10.ディパーチャーズ
△1.バイラオーラ

3歳春の頃に全く底を見せないまま連勝で500万下のダート短距離を勝ち、ダートの1000万番組がないために仕方なく芝に回って凡走、夏場を休養に充てて仕切り直した上で、古馬のメンバー微妙な1000万ダート短(自分の適条件)にぶつける。

もう毎年の王道ですね。ここはスリーボストンから素直に入るべき。

春の内容だけでテン指数1位なんですから、成長分あるなら楽勝も見えるでしょう。



馬柱読みで考えると先行馬勢揃いで差し馬に流れが向きそう…と考えるべき場面なんですけど、自分は季節の変わり目の所でその考えはしません。

どちらかというと、古馬の方は脚質が固まっていてツボからブレると全くアテにならないキャラばかりなので、注目すべきは「変化度が非常に大きな3歳馬」だと思います。

想定よりもペースがキツかった、位置取りを下げてしまった、思ったとおりの隊列に乗れなかった…と言った時に、もしもの時の1kg有利がありますし、今まで見せたことのない実力を出す可能性が高いのもまだ体の柔い3歳馬の方。

ミクルやタンジブルアセットのように、良く判らない3歳馬はとりあえず押さえると言う方針。



あとは、上位厩舎で馬体に成長が最近見て取れるディパーチャーズ、今開催の福島が妙に絶好調で、未だにオッズに嫌われている小野寺騎手のバイラオーラまで。



オオヒメはいくら昔福島得意だったとは言え、1年半連対のない6歳牝馬ですから…。

イケイケの3歳馬とぶつかるこのタイミングで強調は出来ないと思います。人気集まってしまうだけ確率的に損です。

チャンピオンラブは、結構ずっと言ってますが1000万に入ると雨降らないと要りません。

パーフェクトケンは1000万通用する器がないと思います。



  東京11R
ユートピアS
◎4.エーシンリターンズ
○14.ソーマジック
▲5.カウアイレーン
△11.ラドラーダ


ソーマジックを降級馬と一応扱えば、降級馬は4頭。

そして高レベルの3歳牝馬が複数。

こうなってしまうと、勢いの止まっている古馬牝馬にチャンスはないでしょう。

印が振られている上位馬だけで決着するのが濃厚なだけに、軸決めが非常に重要。



そして一定のボーダー馬となるのがカウアイレーン。

府中のマイルだけなら5戦3勝2着1回、準OP既に通過済み、さらに前走クイーンSで不利な後ろから差して来て見せ場十分の3着。

これが降級して府中のマイルに出てくるんですから、生半可な能力ではこの馬に勝てません。

ある程度ちゃんと強い馬選ばないといけないのはわかると思います。



で、そのクイーンSをもう一度ちゃんと見直すことにします。

あのレースはアプリコットフィズが完璧に展開掴んで1馬身差圧勝、最内から2着あるかの勢いでショウリュウムーンが突っ込んできて不利、追わず5着。

そしてそのアプリコットフィズは、別に秋華賞を勝ったりはできず、2冠馬とローズS馬にかないませんでした。展開ももちろんあるにせよ。

3歳クラシック戦線のトップクラスとも言えなかった馬に、カウアイレーンは完敗したと見ることも出来ます。



それなら、その3歳クラシック3冠に全て皆勤し、一瞬だけならアパパネと渡り合ったエーシンリターンズは、かなり上の方で見てもいいはず。

前走の秋華賞は、前に厳しい展開もありましたが、直線で不利があって一気に減速してしまったもの。

ベストの距離もこのマイルでしょうし、今回は巻き返しを期していい場面です。世代間格差を考えれば、地味な馬柱には全く見えません。



そして、先ほど降級馬扱いしたソーマジックも、今回は妙に盲点になってます。

これだけ3歳馬や4歳降級馬に気を配らなければならず、それで前回は2桁着順なので、そういう評価になるのも仕方ないでしょうか。

しかし、前回はほとんど好成績がない1400mですし、先行馬に相当厳しい展開だったこともあり、それだけ負けても仕方ないシーンでした。

今回は適距離に戻りますし、明らかに叩いた方がいいタイプですし、これだけ評価が落ちた後で外枠からスンナリの先行が叶います。タイミングなら今回評価すべきでしょう。

能力ピークは2走前の内容どおり。1分32秒台フラットで走れていい先行馬が、2番手でノーマークなのは怖いはずですよ。



ラドラーダの弱点は、別にそこまで速い持ち時計がなく、Vマイルでも時計を詰めてないということ。

もうちょっと筋肉が付いてくれればいいんですが…。それでもこの辺りの評価が妥当でしょうか。



トゥニーボートは前走結構評価が低めだっただけのノーマーク。

今回はローズSで先着された馬が出てきますし、府中コースはあまり得意ではありません。

レディアルバローザは馬体が寂しすぎるタイプで、正直あまり良い見た目ではないんです。

前走秋華賞は結構いい脚を使って差し込んできましたが、馬力がないのを象徴するように1頭だけ持ち時計がダントツに遅いです。

かなり時計の掛かる馬場状態になった方がいいタイプでしょう。成長して馬体が大幅に変わっていれば、ですが。



  京都11R
ファンタジーS
◎7.マイネイサベル
○5.ホエールキャプチャ
△13.ハピシン
△10.ケイティーズジェム

今年の2歳も、結構関東馬が戦えてる手応えがあるんですよね。

小倉や一部の阪神など、栗東の厩舎100%でしかやってないレース除くと、対戦成績五分なんじゃないですか?

また、今回の出走馬同士で見比べて、事前IDMの◎○が関東馬じゃないですか。

レベル微妙と言われはするでしょうが、これはオッズ考えると素直に関東馬優勢と取ってみるのが簡潔。

というわけでマイネイサベル。



最初は前回パドックで点数打ったよしみだけで推奨してもいいか…など甘いこと考えてたんですが、意外に今回走る条件揃ってます。

調教見たら抜群に動いてますし、松岡騎手が遠征してますし、マイネル勢の趨勢見たら今年からまた早熟戦略に切り替えたそうですしね。

おまけにこのレースと毎年連動しやすいりんどう賞は不良馬場で、能力というより馬場適性の差が出たような決着になってますし、軽い芝の瞬発力勝負の高レベル戦を経験したのは、新潟2歳Sを制したマイネイサベルだけ。

水野厩舎もまだ開業5年目で、真っ当なオープン馬が現れたのは初めて。馬の半年・1年後を待ってられる余裕があるわけでもなく、勝てるレースが目の前にあるなら全部攫う勢いで勝負してくるはずです。実際にマイネルの傾向が、連荘止まってないうちはどんどん攻めて正解というものでしたし。

ここは十分連荘に期待していいシーン。



ホエールキャプチャは、前走は大して目立たないまとまり型だと思いましたが、どんな展開だったにせよオルフェーヴル完封したのはそれはそれで偉いです。

キッチリ折り合いがつく柔軟性と、二枚腰を使える強みもあるんでしょう。調教の動きも確かなものでした。

そして、こういった関東馬に武豊が乗れるのであれば。またこの馬のペースでレースが進めば、面白い展開が見られそうです。



関西馬は調教見てもあまり感じなかったんですよね。

ツルマルワンピース、ケイティーズジェム、ハピシン程度しか。

レース振りもあまり参考にならないばかりか、調教もピリッとしてこないようだと、正直強調しようがありません。

良馬場だと瞬発力が増しそうなハピシンには配当的な期待を。



ひとまずは、関東2騎で何とかならんかと。







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