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直前の雨の降り方、あるいは馬場に水が浮いているかどうかは良く観察が必要です。
もちろんパドックの方では適宜判断してますから、迷ったら穴で拾った馬に注目してみてください。
また、芝の方もずっと降り続いてるようなら、極端な脚質に注目しましょう。
日本一馬群がバラけやすい広いコースで上がりが掛かる展開が向き、普段はスピード不足で付いていけないタイプ…そういうタイプが随分状況好転する日なので。

東京1R
◎13.ヒッショースマイル
○11.フジチャン
▲14.ギンザグラマラス
△6.マイネイディール
△7.シナル

重馬場の府中をプラスと捉えていいタイプなのは、軽い芝のスローで差し遅れた脚長体型。
すぐ加速に入る方ではなく、伸びがあってスピードが落ちない方に重点を置いたタイプってことですね。
大抵、ダービーを勝った血統で、そういった奥のある体型であるため仕上がりの差が出て初戦は後手を踏んだり。
東京コースの不良馬場G1をこなした父親=キンカメ・ロブロイ・ネオを重視するのは、そういった意味でそこそこ使える簡単な手法。

ヒッショースマイルは、手先のしなりはいいタイプなんですが、パワーがもう一つで気配も結構ボケっとしてました。
レース展開も前の2頭がそのまま残ってしまう形で、前方が詰まり気味の差し遅れ。
今回は外枠を引きましたし、未勝利クラスでは上の方の馬体だと思う分で強調します。
フジチャンは到底中山なんて向いてないタイプに見えましたが、それでも前回は馬体がいいという体で点数を入れました。
条件は明らかに今回の方がいいでしょう。

東京6R
◎8.サイオン
○12.ケイビイテルマ
▲5.コスモナダル

サイオンやっと登場してくれましたね。
どうしたって人気になるでしょうが、前脚を上から叩きつけるフットワークなので、やはりダートでこそ。
心配は、最後の勝利から1年半以上経っていて勝負勘がどうかと、どうも早熟気配ありそうな血統かもしれないフサイチエアデール。

他で注目は、まだ未勝利馬ですが初ダートの内容が良かったケイビイテルマの連闘。
前走は的場勇人じゃなかったら勝ってるレースです。

東京8R
◎6.シーズンズベスト
○2.アスカトップレディ
△10.エストシャイン
△1.ラジャポネーズ

ちょっとタイミング悪く、春の新潟行ってる頃なので、この馬の馬体を見たことがないのですが。
それでもビーオブザバンの妹なら重馬場鬼でしょう。
アスカトップレディは重馬場普通にこなしてるようなので、3歳で斤量有利な分があるなら外せないでしょうか。
体型的にはエストシャインを強調したいところなんですが。

東京9R
六社特別
◎12.マルターズオリジン
○6.サクラクローバー
▲1.シャドークロス

胴短脚長で母父アファームド。
ひょっとしたらやっと適距離使ってくれたかもしれないタイミングで恵みの雨。
1400mピッタリという馬だと厳しい状況のはずなので、相対的に有利になってもいいでしょう。
正直、展開は全く読めないだけに。

勢いがあって単純に馬がいいサクラクローバーは評価。
セイウンジャガーズは以前重馬場の1番人気で抜けにして、キレイに吹っ飛んだことがあったので今回も軽視。

★本日のメイン
  福島11R
◎5.レディービスティー

真っ当な馬場状態であれば、3歳馬優位のメンバーと見ています。
しかし、福島の重などは、前日には到底読めない馬場に変わるのがいつものこと。
消耗戦の状況に変わって注目は、常に何かで損していた追い込み馬。

レディービスティーは、藤原英昭厩舎から伊藤大士厩舎へ転厩し、今回が4戦目。
休養前は中途半端なタイミングで転厩してきて、馬体がずっとモッサリのままでした。
春の東京や函館の洞爺湖特別も、前残り馬場でしたし。

しかしその間もずっとこの馬なりの末脚は見せていて、前走も上がり1位を計時し、これで生涯全てのレースで上がり3位以内を記録。
追走性能に全く見所がないようにも見えるんですが、それは転厩のゴタゴタで調整がイマイチだったためもあるかも。
今回放牧帰りで、まともな仕上がりなら。
さらに、メンバーをみると同型競合するようなので、展開もハマるかも知れません。

  京都11R
スワンS
◎12.マルカフェニックス
○2.ショウナンアルバ
▲11.プレミアムボックス
△14.ファリダット
△8.アーバニティ

西園厩舎が3頭出ししてますが、実らないと見ています。
毎回1400mで激走させるパターンに今回も意図的に持ってきている、マルカフェニックスを期待値高い馬として見ておきます。
この馬は、休み明け初戦を速いペースになる1200mで一度負けて、次に福永を乗せて、追走も楽になる形の1400〜1600mへの距離延長という形で4回好走してます。
というか、2008年後半からはそのパターンでしか走ってません。その間、何度も出走している1200mは好走ゼロです。
調教の動きも一度叩いて見違えて良くなってますし、丁度タイミングのいいことに福永騎手も絶好調。
1400m以上だと好位で立ち回れる器用な馬に様変わりしますし、重馬場も問題ありません。安定感考えるなら中心はこっち。

そして、夏場は札幌のキーンランドCと天秤にかけ、北海道から新潟まで輸送を強行したのが仇になり、熱発引き起こして夏のローテ台無しにしたショウナンアルバも、じっくり立て直して明らかに復調気配が見てとれる動きでした。
そもそもポテンシャルは重賞クラスの馬ですし、まともに動けばもう少し何とかなるので。
ちょっと前走の着順が悪いとすぐ人気が落ちてしまうプレミアムボックスも、広いコースの1400mに変わるなら無条件で評価上げ。
ファリダットは京都だと崩れず走れる分、そして夏場を充電に充てて今から始動するのがプラスに出るかもしれないアーバニティまで。

グランプリエンゼルは1400m3戦全敗です。おまけにこの馬は揉まれるのをかなり気にする方で基本内枠嫌い。ブリンカーもしてますし。
前走のオパールSが条件かなり好転していてあの人気で、重賞に格が上がって距離伸びて人気するのなら消します。
背丈のないピッチ走法の馬の距離延長ってどうなんでしょうか。
エーシンフォワードは好調期に入ると相当集中力が続きますが、同時にスランプも結構長かった馬です。
昨年末からスイッチが入って、高松宮記念辺りがピーク。何とかごまかして安田記念まで出走にこぎつけましたが、さすがに実質は一杯一杯で、レース前に裂蹄発症…という流れ。
京王杯でも結構ヤバかったと思うんですが、これはさすがに勢いが切れたはず。
あまり聞きなれないストームキャット系は、とかく筋肉がすぐ硬くなりがちなので、過去の実績がどうだとかで測るべきではありません。外人だからとヒヨらずに消していいと思います。
ヘッドライナーは高松宮〜CBC賞を制した前後辺りが調教で抜群に動いてました。かなり時計が出る今の栗東坂路で51秒後半とか、この馬の動きとは言えませんね。
スプリンターズSは存在感ありませんでしたし、逃げ馬としては勢いが切れてるんでしょう。

東京11R
赤富士S
◎3.ストロングバサラ
○2.オメガファルコン
▲7.クリスタルウイング
△10.シルクイーグル
△8.チョイワルグランパ

果たして本当に前行く馬が多いのかどうか微妙だと思うんですが。
重馬場も全く問題なく、仕上がりもかなり良さそうに見えるストロングバサラが展開有利でしょう。
逃げるか番手であろうオメガファルコンとの行った行った狙い。
馬場も微妙である上に、上がりを出せる先行馬が普通に前で揃っています。

フリソからすると、今回は先行馬がかなりしっかりしてくるので、57kg背負うとなると結構展開が微妙。
おまけに調教の動きも今回はイマイチに見えました。連荘決めそうな気配が全く感じられません。
3走前のようなオチがあるのでは。

面白いのは、トゥザヴィクトリー・サイレントディールの下で、ダート適性いきなり見せても全くおかしくないクリスタルウイング。
確かに少し膝が硬くガッシリしていて、後肢の繋ぎも結構立ってます。




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