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コラムUPが遅れてしまって申し訳ありません。
★本日のメイン

  東京11R
府中牝馬S
◎4.ニシノブルームーン
○17.ブライティアパルス
▲2.セラフィックロンプ
△6.ブラボーデイジー
△9.リトルアマポーラ
△1.シングライクバード
△14.スイートシルエット

相変わらず、重賞の3〜5着の内容がこう良かったんだよとか、あるいは条件戦上がりの馬から評価せざるを得ない、混沌とした古馬牝馬戦線。
今回もスマートシルエットに人気が散ってたり、リビアーモが推定上がり1位だったりと、重賞クラスにて強い馬がいない状態がずっと続いています。
こういう場面こそ、馬じゃない要素に注目すべきと思うところ。

このレースは同日に秋華賞があり、後ほど述べますが今年は関東馬がやたらと優勢ということと、リーディング上位の故障が相次いだ(藤田騎手も海外遠征)ために、今年の府中牝馬S当日の日曜東京は、関東の上位騎手が軒並み出払っているという事情があります。
ざっと縦で見ると、北村宏司騎手と田中勝春騎手の無双状態になるんじゃないかと感じるほど。
この府中牝馬Sも、他のリーディング上位騎手で実績を積み重ねてここに登場していながら、今回だけバトンタッチするケースが数多く発生していますね。
これはもう、込み入った騎手事情の間隙を縫って主戦騎手を確保し、万全の体勢でここに臨むことができた馬に注目する手でしょう。

注目は、6歳牝馬でもう引退も間近?と思えるニシノブルームーン。
馬柱にはほとんど隙はありません。中山で重賞を勝つ実力がありますし、ヴィクトリアM最先着、そしてマーメイドSも前残り決着の中で差し馬最先着。
鈴木伸尋厩舎の1番馬ですし、鉄砲実績も十分持っていて、府中も一切大崩れしてない得意コース(というか遠征すると実力半減)、1800mも得意距離。
この馬が戦える条件に対して変な紛れを持ち込まず、無難な準備が出来たという意味で十分強調できるでしょう。
これからの能力大幅UPなどはないにしても、今回が初騎乗・初府中で評価されすぎている馬に対しては、かなりのアドバンテージがあるはず。

他の馬は、展開の助けを借りるか、世代間格差で優位に立つ要素があるか、あるいは条件戦完勝の勢いをそのまま持ってこれるか…などの不確定要素が混じりますし、当日の馬場状態影響を考えると結構ブレると思うので、適度に印を振る程度の扱いが無難かと。
穴馬にも見所の多いメンバーですし、悪条件すぎて絶対来ないと言い切れる馬も少ないので。

スイートシルエットは、近2走馬体を見る限りは十分ここでも通用しそうな…な勢いに見えますが、秋華賞の趨勢見れば分かるように、今年の3歳牝馬は1000万ぐらい勝てるのが常識。
まあ古馬辺りのレベルが知れてるっぽいので、いきなり通用してもおかしくないですけど、自分は直前で確認できる立場なので、まだのめりこむほどの評価はしません。


  京都11R
秋華賞
◎4.アプリコットフィズ
◎5.サンテミリオン
○15.アパパネ
▲13.ディアアレトゥーサ
△6.コスモネモシン
△10.アニメイトバイオ

オークスの時に予想した基本線は、今年は関東馬の方が底力があって、前哨戦を勝ちまくっている、さらに穴人気している関西馬は足りない上にレース内容もイマイチなので下に見ると。
今回の秋華賞の前哨戦も、ローズSで関東馬が1番人気になって1着も関東馬。紫苑Sも関西馬がそこそこ人気してましたが、ワンツースリーが関東馬です。おまけに札幌の古馬相手になったクイーンSですら関東馬が勝ちました。
しかしここまできてもまだ、単勝10倍台近辺で軒並み関西馬が穴人気している状況なんですね。
やっぱり関西の競馬ブックが強い地域で関西馬に強い印が振られますし、関西馬が過去からずっと強かった歴史もあり、なかなか頭で認めることができないんでしょう。
実際のところ実感ちゃんとしてるのかすら疑わしいオッズだったりしますしね。
当然ここは、変に軽視されている関東馬推し。
単勝もそうですが、ここは関東馬同士の馬連−高めで3連複を追求しておいしい場面だと考えます。

今回は長距離輸送がないアプリコットフィズは、春よりも明らかに地力強化。ペース読みS追い比べCの今の鞍上にも手が合うタイプでしょう。
サンテミリオンは明らかにエリザベス女王杯を遠くに見ているローテ。一般には休み明けぶっつけが苦しいとか言われてますが、それこそ5戦4勝のオークス馬に対して軽く見すぎでしょう。
藤岡祐介騎手も、サマージョッキーズシリーズ優勝・重賞連続勝利、そしてこの馬に騎乗チャンスと、むしろその運の良さに乗っかっていい状態に思えます。このコースの成績も悪くない方ですしね。
アパパネは春よりも抜群だとは思えないので、一つ評価下げ。
ディアアレトゥーサが勝った紫苑Sは、ハイラップを好位から押し切った内容で、なかなか底力に富んだものですし、例年より時計も速いです。
関東馬同士の身内競馬だと馬鹿に出来ない部分もありますよ。

ローズSこそ、ラップとしてそこまで良かったか?上がり補正しすぎなんじゃないの?と思えるところがあり、ちょっと微妙なんです。
前回アニメイトバイオを推して勝ちはしましたが、それこそメンバーの伸びしろ限界を示しているように思うんです。阪神ジュベナイルF2着にまだやられてしまうか?というところで。
ワイルドラズベリーはそこでいくらいい脚見せたとしても、勝ちきれなければ意味は薄いですよ。寒くなると全然力を出せなくなるファルブラヴ産駒ですし。

あくまで上位評価の関東馬の馬連、高めで遠くに関東馬3頭の3連単といったところ。







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