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  【中山11R】スプリンターズS
◎7.ウルトラファンタジー
○6.グリーンバーディー
▲9.ローレルゲレイロ
▲5.ビービーガルダン
注8.ワンカラット
△15.ジェイケイセラヴィ

 レーティングではグリーンバーディーの方がウルトラファンタジーよりも高くなっていますが、スプリントC、チェアマンズスプリントP、センテナリースプリントCでこの2頭は合い見え、いずれもウルトラファンタジーの方がグリーンバーディーよりも先着しています。

 ウルトラファンタジーは香港国内の重賞ではGUを勝ったところまで。一方グリーンバーディーはクリスフライヤー国際Sで国際GTを勝利。たしかに、格付けをすればグリーンバーディーの方が高くなってしまうのは仕方がないのかもしれません。ただ、近走の内容としてはウルトラファンタジーの方が上なのでは?

 そして、前走59kgを背負って豪快に追い込んできたグリーンバーディー。内容としては明らかに勝ったダッシャーゴーゴーよりも強いです。しかし、過去10年のスプリンターズSにおいて、追い込み一気で連対したのはデュランダルのみ。土曜の芝の傾向を見ても明らかに前有利・逃げ馬有利の芝状態です。であるならば、逃げ馬であるウルトラファンタジーの方が本命として理にかなっているのではないでしょうか。あとは馬体的な説得力をパドックで感じることができれば。

 グリーンバーディーも前走で追い込み馬というイメージはかなり強く印象付けられましたが、クリスフライヤー国際Sでは4番手くらいの2〜3列目の追走。ペースはよく分かりませんが、前走は出遅れもあったようですし、スタートを出れば追い込みの位置取りにはならないかもしれません。

 両馬とも心配点は、もう既に7歳、8歳という高齢馬ということ。今の高速馬場に果たしてどこまで対応できるのか?は未知数。それが無理なら日本馬での決着ということになるのでは。

 時計的にはやはり昨年の連対2頭、ローレルゲレイロとビービーガルダンが上位でしょう。ローレルゲレイロは逃げなければダメな馬ですし、出遅れた前走は参考外。ビービーガルダンも59kgが堪えていたり、仕掛けが遅れたりと、いろいろ見直す要素はありそう。

 新味としてはやはりサマースプリントチャンピオンになり、もういちどGTに戻ってきたワンカラット。そして、クラスが上がっても慣れるたびに好走を繰り返しているジェイケイセラヴィ。ともに時計的にはもう一歩強調点に欠きますが、明らかに時計限界を示しているキンシャサノキセキよりは伸びシロを期待できそう。





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