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★本日のメイン   札幌11R HTB賞 ◎7.メジロジェニファー メンバーとしてはどの馬もIDM54〜53の僅差、そして2段階降級のデルフォイだけがIDM上位ですが、前走の体たらくがどうかという組み合わせ。 それ以上に悩ませるのが、今回は少頭数で逃げ馬不在、さらに札幌のリーディング上位騎手が重賞に乗るために出払っていて乗り替わりも多数ということ。 馬の能力がそもそも拮抗と言う前提で、ここでスパッと出る答えを探すなら騎手同士の駆け引き上位をポジティブに強調しましょう。 2回札幌を2週間終えて、丸山騎手がまた勢い戻しているようですね。現在藤田騎手を抜いて6勝でトップ。 函館開催最後の騎乗停止が札幌の開催頭と被ってしまい、さらに岩田・武豊騎手も参戦した1回札幌は、回ってくる馬が一気に落ちてしまって完全にどん底リズムでした。 しかし、中山と阪神開催がスタートし、上位騎手がまた全国に散った後の2回札幌は、また馬選びの立場で優位に立てていると見ていいでしょう。 メジロジェニファーは、基準人気だと5番人気のようですが、馬の実力はラブフールやエナージバイオらとあまり変わりがありません。 また、前走は1番枠なのに出遅れて大外回し、それを前半1000m通過61.8の超スローでやらかしたんですから、実質は随分強い競馬でした。 尻上がりラップのスローペースで強さを見せた追い込み馬が、あまり格上挑戦とも言えない少頭数の番組に出走し、今回も実質はマーク戦。 馬もそれなりにいいと思ってるんですが、これこそ「丸山が何とかする」舞台が揃ったんじゃないでしょうか。 デルフォイがちゃんと復調しない限りは、相手は確率的にどれも一緒。 イグゼキュティヴなどが、今日は動くよ!と言う情報などあれば素敵なんですが。   阪神10R 神戸新聞杯 ◎1.ビッグウィーク ○8.シルクオールディ ▲5.エイシンフラッシュ ▲9.ネオヴァンドーム △6.サンディエゴシチー ロジユニヴァースは、皐月賞で10年に1度あるかないかの大激流ペースに巻き込まれて惨敗し、10年に1度もない皐月賞2桁負け→ダービー勝ちという巻き返しを演じました。 今年のダービーは、確かにメンバー比で言うと皐月賞の3着4着1着がダービーで1着2着3着したわけですが、これも25年ぶりの超スローペースで、とてつもない時計の遅い決着だったことは忘れてはいけません。 ダービーの映像を慎重に見極めて、その馬群の中で一番強い競馬をしたのは事実ですが、実質は1番枠でのものですし、「2400mで強い競馬をした」ようには思わないんですね。 神戸新聞杯がこの距離になって3年、ダービー馬がここで強いことが取り沙汰されますが、それは2400mで同じ距離のレースだからということが前提。 同じ距離でも2秒か3秒時計の違う決着なら、そりゃ実質の中身だって変わります。 今年のエイシンフラッシュが、25年に1度あるかないかぐらいの負け方をするかもしれない可能性に張った方がいいですよね。 ダービーの中身自体が大して信用置けず、皐月賞上位馬も特にいないので、夏の上がり馬を強調するのは当然。 3連勝の内容及び、玄海特別を先行で押し切った内容がいいビッグウィーク、そして1番枠がダントツ有利な状況だった札幌2600mを、外差しで勝ったシルクオールディを上位に。 また、重賞勝ち馬であるネオヴァンドーム、サンディエゴシチーの巻き返しにも注意を払いたいです。 エイシンフラッシュが消える目を考えるなら、先行して強い競馬をしていてIDMが足りている馬を中心にしたいところ。   中山11R オールカマー ◎10.ジャミール ○6.シルポート ▲3.ドリームジャーニー △8.ミステリアスライト △2.トウショウシロッコ どの馬も調教映像見ると、休み明けっぽい仕上げでピリッとしなかったので、高レベル戦帰りで絶好調を維持しているジャミールに期待。 能力ピークを見比べると案外拮抗していて、ベンチャーナインでもいいんじゃないかと思える場面ですが、ローテを慎重に考えると函館記念&札幌記念ともに全く向いてない条件で大健闘して、このピークのデキで来る以上、絶対に重賞勝ちたいジャミールですね。 体型的に先週のクォークスターと似ている所もありますし、中距離馬ばかりのメンバーに混じって、最長距離重賞(阪神大賞典3000m)の好走歴があり、スタミナ保証があるというアドバンテージがあるのも大きいです。 2200mまで距離延びて本当に大丈夫かな?とこわごわ走る馬が作る流れなら、多少強引に外を回ってでも持続力で押し通せる馬の方がいいです。 後は当日のデキを見てからですね。 シンゲンは今回正直イマイチなんじゃないかと思いますが。



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