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  中山8R
◎7.ドラゴンソニック

未勝利馬ですが、IDMで十分足りるよう。同時にIDM40台の○〜注の馬は、中山を1度以上経験していてそのレース振りがヘコヘコです。
馬自身はここらでやっと本腰入った体つきになってきて、今まで走れなかった中山を克服しました。
つまり、夏場を越して体調上向きになってきた牝馬で、中山コース適性も同時に証明。
ネックになってるのは単に「未勝利馬」という事実だけであって、それで平凡な楽逃げの未勝利勝ちだったミラクルフラッグよりも、人気が下の扱いです。
古馬のどれが来るのかはとりあえず置いといて、この未勝利馬の格上挑戦は買いだと思います。


★本日のメイン

  札幌11R
サロマ湖特別
◎12.ベストクルーズ
○5.マイネルスカット
△8.レオプライム
△2.メスナー
△3.ヴェリタス
△10.ロードエキスパート

いやいやそれはさすがに…なレトの前走の負け方。
スピードの格なら普通に…の考えで予想は素直にここから入りましたが、繋ぎの弱い馬なんでしょうね、コーナー脱出時の瞬発力が本当にヌルい。
捲って動く機動力のないキャラを中央成績中心の過去歴で期待する必要はほぼないですから、これは押さえにまで下げます。
前走のレース振りだけは素晴らしくても実質の時計・内容は平凡なアドマイヤテンバ、骨折明けの巨漢馬でトップハンデの逃げ馬のマイネルエデンが人気を吸いますし、ここは別の可能性に振った方が賢明。
力比べになりやすい舞台なら素直に人気から入るべきメンバーかも知れませんが、ここは2開催目の末期馬場で、紛れの大きい札幌Cコースのハンデ戦なので。

軽ハンデを買いたい…という目線で目に付くのはベストクルーズ。
実績的には重賞戦線で上位を争い、G1まで出走となかなかの履歴の馬です。まあ3歳なのでハンデは妥当。
この馬は4走前に目の前で見ていて、パドック点自信を持って外した覚えがあります。僅差の4着まで来られて焦りましたが…。
馬体コメントにも書いたとおり、かなり小ぶりな腰高体型で、肉付き乏しく細身のタイプだったから。関節も硬い方なので、レースでも実際ピッチ走法でした。
中山の1800mの重賞クラスは、体としては2000mぐらい走れそうなコンパスの長さや腹袋の量など、スタミナの保証が最低限ないとキツイコース。ピッタリマイラーという馬だと、直線の急坂で勢いが鈍ってしまうからです。
この馬は適性ばかりでなく過去歴見比べても、やっぱりマイル以下の馬でしょう。
前走のおおぞらSも、1コーナーは逃げんばかりの勢いで飛び出していて、壁を作ってスローペースを好位で進めさせたものの、4角で手応えがやや怪しく、直線逃げ馬に進路を塞がれて半端追いという内容。
スピードは確かにありそうですが、この距離だと脚が溜まらないといった風に見えました。

今回は中1週にも拘らず札幌ダートでキチンと時計を出して仕上指数と矢印が上向き。
確実に逃げ馬がいるレースでハンデ戦、差し馬にやや優勢な展開。その上で揉まれない外枠で距離短縮。
馬場の外さえ伸びるようなら、今回が一番のハマり所に見えます。

相手はIDMと人気のギャップの大きい馬や、人気薄の差し馬に適当に振っておく程度。
穴馬の中で1頭注目ならマイネルスカット。
前走のフィリピンTは休み明けだったんですが、ここ1年の中では見たことない水準で馬体が絞れていて(1年前に勝った500kg台)、同時にここ最近の中では一番まともなIDMを出しています。見せ場も十分でしたし。
レトとそんなに変わらないIDM出していて、今回はこちらが斤量軽いんですから、普通はこのオッズ比なら両隣の馬消してこの馬買うぐらい。

  阪神10R
大阪スポーツ杯
◎9.エーシンクールディ
○2.マルカベンチャー
▲3.ネオフリーダム
△1.コンティネント

どうも不良馬場は回避できそうな雰囲気なので、重いハンデを嫌わず強い馬を素直に。

直近のレース内容が小倉と新潟のものしかないんですが、どれも取り立てて目立つレースはしてません。
準OPはIDM60ぐらいで勝ってくれないと…の基準に置くと、どれも物足りなく感じます。(一応ダノンカモンは除いて)
つまり、使っている組に全く魅力がないので、休み明けの馬同士の上積み勝負&仕上げ勝負っていう話になるわけです。

それなら、今回も好時計を直前で出していて、緩めて出た様子が一切ないエーシンクールディからでいいでしょう。
ある程度抑えも効くので、展開を操れる立場にいるというのも強みですし、この阪神開催はどうも福永騎手が調子良すぎ。他の騎手が一体何してるのっていう成績差があるぐらいです。
相手も、斤量重たくても力差が素直に出る馬場の方なら、マルカベンチャーで。
前走は投票が入っちゃっただけですし、そこで流れ全く向かない状況で上がり1位の末脚を発揮。まあ良くやった方でしょう。
近走見ていて、1400mだと明らかに足りないダノンカモンよりは、よっぽど底を見せてませんし、まだ能力で出遅れ癖をカバー出来る範疇。

ネオフリーダムは、馬場が相当速いかもしれない状況に変われば、絶対に単騎で逃げられる強みが生きます。
コンティネントは前走見た時の馬体がそこそこ良かったので、隊列の妙にハマれば。

ダノンカモンは、お腹が長めの大トビ。やはりベスト距離はマイルでしょうし、1400mの時計勝負では忙しくて仕方ないのでは。

  中山11R
セプテンバーS
◎6.エイシンパンサー
○2.ヤマカツマリリン
▲12.エーブダッチマン
△8.サクラミモザ

雨の影響が結構あると思うので、それでどう馬場が変わってしまうか…が鍵。
1分8秒半ばまで時計が掛かってくれないとキツイ北海道組、あるいは一変に外伸びに変わってくれないと困る追い込み馬も、この状況ならチャンスが発生するから。
しかしそういうのは予想しようがないので、ある程度標準で、Cコースに替わった瞬間に良く起こる内有利としてみます。

注目は、極端に時計の速かった小倉開催で多少状況不利・適性不利があった馬が、時計の水準の落ちるコースに変わっての激走。
ちゃんと見なければならないのはエイシンパンサーの馬柱。
準OPで過去2回2着がある実力馬なんですが、ここ5走は全て7枠8枠、18番枠を3回も引いてしまう運の悪さ。
3走前の2着は、脚部不安明けでのものでまだ半端なデキの時。それでも7枠13番と少しマシな枠なら好走できています。
このクラスに昇級してからの最初の3走(8〜6走前)は全て掲示板に乗ってるんですから、本来は準OP上位の実力がまともにあって、その上でここ5走が運悪すぎたせいの内容ってことです。
力上位のエーブダッチマンだって、ここ2走はまともな枠をもらい、目標になる馬と付かず離れずの好位置での競馬です。
この馬を地力上位と見ていいのは確かですが、エイシンパンサーの近走の悪条件ぶりと比べると、評価のされ方にかなりギャップがあると思います。
徹底したピッチ走法で器用さが持ち味のエーブダッチマンなのに、実はこの馬芝レースで2桁枠を引くのは初めてだったりします。
なので、エイシンパンサーが超久々に内枠を引いた上で、エーブダッチマンに対しこの人気の差が付くのであれば、そりゃこっちが本命でしょう。

もう一頭、ヤマカツマリリンにも気をかけておきたいところ。
小島貞博厩舎は、本来ヒシカツリーダーが厩舎の1番馬なのですが、長期スランプに陥った上に今は脚部不安で休養中。
全く厩舎に戻って来れない現状、小島貞博厩舎がアテにしてるのは準OPにいるヤマカツマリリン・エリモサリュートの2頭。
その2頭を両方とも関東の微妙なメンバー相手にぶつけに来たんですから、それなりの気配はあると思います。
また、ヤマカツマリリンは、前走が踏創明けで超大幅馬体増。しかし、その状態をして全く向かなさそうな高速決着で上手く流れに乗った競馬をして、自己最高記録をマークし僅差に迫っています。
今回はかなり調教強めで来ているようで、輸送も含めて絞るでしょうし、昨年も調子が上向いたのは涼しくなる9月以降から。
調子のピークが合ってきたタイミングで中山の内枠ですから、これは期待していい場面じゃないでしょうか。

アンシェルブルーは、馬単体だとここでも通用する強い馬ですが、1分9秒後半の持ち時計しかないのがネック。そういう場面を選んで戦ってきたわけです。
いきなり準OPクラスの馬とまみえて1分8秒台決着で流れに乗れるかどうか。渋る馬場なら得意なので、相当大雨降れば評価は上げ目で。
シセイカグヤは相当細身なタイプで、中京コースで3連勝したのも頷ける体をしてます。ほぼキレ味だけ。
中山の準OPをクリアする馬力はないと思いますし、重も嫌がるでしょう。

サクラミモザは、能力やタイプ・底力の有無というよりは、単騎逃げが見込めそうな展開で評価。
本当に今回のメンバーは同型がいません。エリモサリュートも木幡なら控えるでしょう。馬場状態次第で、3走前の再現はあっていいです。






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