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コラムアップが遅れてしまい、申し訳ありません。
今日は、東西で重賞があるんですが、本来こっちで乗ってくれるはずの、新潟リーディング蛯名、中山絶好調の後藤、サマーJシリーズ優勝を争った柴田善臣、そして内田博幸までみんなローズSの有力馬に乗りに行きます。
それに対して、こちらは四位・武豊・藤田・三浦など…
中山の癖を掴んでいるだろう騎手がみんな向こうに行き、今まで北海道で乗っていてこっちのことなど与り知らぬ騎手が有力馬に乗ってます。
阪神でも同じ現象が起きそうですが、こういう場面は、騎手の差で競馬が荒れるパターンがあります。
こっちに居残りの松岡や横山典弘には、穴馬でも大いに期待したいところ。

★本日のメイン

  阪神10R
ローズS
◎6.アニメイトバイオ
○5.アパパネ
▲7.アグネスワルツ

1頭推したいのはアニメイトバイオ。
この馬が阪神JFで激走したのは、牧厩舎が開業してたった1年目でのことですよね。
厩舎にオープンで戦えるほどの馬もおらず、栗東への遠征経験も少ない中、ほぼ手探り状態でこの舞台に駒を進め、見事な走りを見せたと思います。
G1出走経験・優勝経験多数の国枝厩舎に所属するエリートで、栗東滞在から万全の状態でレースに臨むことが出来たアパパネとは、随分立場や環境が違ったと思います。
また、あの激走の後の3歳春、アニメイトバイオは中間に一頓挫あったり、レースごとに大幅な馬体重上下変動を見せたりと、ベストの状態でレースに臨めたことはなかったのではないかと。その間、出遅れ癖の再発や、道中で掛かってしまって折り合いに苦労するシーンも何度か見られました。
それでも常にレースで見せ場を作り、勝ち馬と僅差の競馬をして見せたのは、馬自身の高い能力があってのものでしょう。

今回のローズSは、折り合い難があって末脚に賭けたいこの馬にとってはかなりベストに近い舞台。
また、休み明けからの戦いになるので、ほぼ全馬同じスタートラインでありつつ、直前の準備で差が出るシーンだと思うんですが、今回は早くから栗東入りし、その前後で後藤騎手がずっと追い切りに乗り続けています。
今までは重賞経験の浅い厩舎にいて、随分苦労させられて立場も悪かったアニメイトバイオですが、さすがにそろそろ厩舎も慣れてきての恩返し(?)があってもいい頃じゃないでしょうか。
秋華賞で牝馬3冠がかかっているため、多少でも余裕残しで臨むかも知れないアパパネに対し、唯一一矢報いることが可能な場面だと思います。

僅差の力関係の中で、レース振りの機微などで上げ下げを考えるのではなく、馬自身の能力上昇が一番大きそうなのはこの馬だと言う考えです。

他のオークス上位好走馬では、やはりアグネスワルツでしょう。
直前で雨が降って明らかに内ラチ沿いが悪い中、速いペースで先行して最後まで耐えたのはかなり立派。イーブンの馬場で戦えればここは勝ち負けしてもいいシーン。

オウケンサクラはちょっとピリッとしないようなので、大体3頭で。

  中山11R
セントライト記念
▲4.ミッションモード
▲12.ダークシャドウ
▲8.ミキノバンジョー
▲15.ヤマニンエルブ

最初は春のレース振りを見て力関係がどうこう、というコラムを考えていたんですが、調教を見て考えが一変しました。
春は全く見知らぬレベルの馬だったり、実力順で下の方だった、夏の上がり馬の方が抜群に良く見えます。
今まで一番良いレース振りを見せた馬を一応の軸にし、後はパドックで…と思ってたんですが、どうやらそういう風でもないようです。

まず注目したいのは、勝ったゴールデンハインドがかなり強く、時計の速い決着になった支笏湖特別の3着4着馬。
ミッションモードはとにかく仕上げが難しいガリレオ産駒とは言え、春に重賞に出ていた馬で超良血。夏を越しての上昇があってもおかしくありません。
ダークシャドウは前走ちょっと情けない負け方になりましたが、フットワークを見ると函館コースとか絶対向いてないですね。

勝ったレース振りが上々で、絶好のデキを維持しているというのは、ミキノバンジョーとヤマニンエルブ。
ミキノバンジョーはここが結構良い枠。やっと馬体重なりの走りが出来てきたかといった所で、前走スタミナ戦になった西部スポーツ杯を勝てたのは流石の一言。
ヤマニンエルブはちょっと特殊な流れになりはしましたが、阿賀野川特別の完封劇がそこそこのラップ。後半さらに加速を上げ、結果上がり1位で逃げ切ったと言うのも。

IDM60近辺で、ハイペースのレースを経験している馬か、いなければそれが可能に見える馬を重視したい所。
ちょっとまとまりのないコラムになりましたが、夏場の仕上げの問題で、春の実績馬はやや軽視。




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