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★本日のメイン

  札幌9R
キーンランドC
◎10.ワンカラット
○1.ビービーガルダン
▲2.ローレルゲレイロ
△3.ベストロケーション
△5.ジェイケイセラヴィ

函館スプリントSは、特別何か能力以外の要素が極端に働いたような馬場には見えませんでした。
ワンカラットが上手く内枠を生かしたのは事実ですが、スプリント性能高い馬だとは思っていましたし、それで洋芝適性もあるなら、5kg差あった上での0.3秒差はそこそこ意義が大きいと考えます。
ビービーガルダンが58kg、ローレルゲレイロが59kgで、こちらが据え置きなら、まだアドバンテージがあるのでは。

そして、今年の出走馬見比べると、1枠の2頭を否定できるほどの強力キャラがいるようには思えません。
内枠で△振った2頭は、あえて本命で推すほど条件がいいわけではないので、あくまで隊列に恵まれた際の連下までですね。

UHB組も大したことはなく、近走条件上がりも特別良い馬ではなさそうで、さらに春にマイル近辺戦ってきた馬も強調しづらいと。
その上で、ビービーガルダンが相変わらず上位クラスで動けていて、ローレルゲレイロも不得意な休み明けですが、今回は大幅格下がり。
高いレベルにあるボーダーを一度超えたワンカラットを、強いと見る目線でいいはずです。

安定して走っているモルトグランデは、昨年の2着だとしてもビービーガルダンに0.3秒差、さらに今年成長している気配が足りず。
トシギャングスターは芝を勝った履歴が今の所ありません。大外枠もキツイ枠だと思います。
3歳スプリント路線は、どうもそこまで古馬に対してアドバンテージある世代ではなさそうなので…。

  小倉10R
阿蘇S
◎9.クリーン
○4.インバルコ
▲11.トーホウアタック
△14.スーサンライダー
△2.コウジンアルス

KBC杯→関越Sと、同じ路線でやってきた馬が複数いるようなので、KBC杯出走馬の能力の趨勢はある程度掴めるはず。
レース内容見ると、後半尻上がりにラップが上がる単なる前残りで、これはどう考えても淡白な先行有利の展開ですよね…。
このレースを後ろから進んで僅差まで迫ったクリーンやアドマイヤマジンが次走好走したのも頷けますし、同時に結構いい位置にいながら反応がなかったマルブツリードやマイプリティワンはどうなの?という話にもなるはず。

600kg超える体になってしまい、まともに競馬することすら苦しそうだったクリーンが、前走1年半ぶりの連対。
レース内容にも見所十分であって、さらにそれだけキツイ体つきでも戦えるデキになってきたことは素直にプラスにとっていいでしょう。
斤量増になることよりも、連続好走の期待値がそこそこ高いタイプだと思います。
かなりメンバー低調だと見ているので、穴は近況に見所なくても積極策してくれた場合のトーホウアタック。

  新潟11R
新潟記念
◎10.イケドラゴン
○7.スリーオリオン
▲9.バトルバニヤン
▲5.サンライズベガ

厩舎の事情がどうだとか、サマー2000シリーズのチャンスがどうだとかは、その陣営のエゴ押し付けてるだけの話ですし人気にモロに反映される情報なので、それとは別のことを話しましょう。
また、新潟得意云々というのも、大半の馬が標準以上に新潟上手いので、あんまり深く突っ込んで調べても価値はなさそう…。

サマー2000シリーズが開催されるようになってから、ほとんどの年で七夕賞・小倉記念ともに追い込み馬同士の決着になりがち。
そこそこスタミナ自慢の先行馬が大挙してやってきて粘りこみをはかろうとするんですが、それもハンデ戦独特のキツイペースを前にして潰されるという流れですね。
(七夕賞を連覇したミヤビランベリは、結局別定G2でも通用するほどの馬に成り上がりました。底力があったってことです。)
そして、キツイレースで潰された先行勢は、大抵次のサマーシリーズ戦に連続チャレンジするほどの余力は残っておらず、上がり勝負の新潟も合ってないだけにすぐに引っ込めてしまう。
そのため、このサマーシリーズ3戦目のここ新潟記念は、有力先行馬のメンバーが全く揃わないと。
極端なスローになりがちであり、追い込み馬ばかりが揃ったメンバーの中でポツポツと残っている先行馬に流れが向くという。
テイエムプリキュアが出ているとは言え、鞍上はピンポイントで乗ってきた代打ですし、前走の大逃げを咎められてのものなので、中途半端なペースで進むことも十分ありうると思います。

なのでここは、ローテに余裕があって、体力満タンで出てきた先行馬じゃないかと。
面白いと思っているのが軽量イケドラゴン。
つい最近重賞戦線に上がってきた馬であり、この夏場も間隔空けてやってきたのは好感持てます。
何よりこの馬は、脚長の超大トビタイプで、あまり小回りで小出しに脚を使うのは合っていません。それで前走、七夕賞で見せ場十分の6着ならかなり評価できる方。
2走前の目黒記念のように、広いコースでマイペースのテンポでのびのび走れてこそ。
北海道から一切出てこなかった丸山騎手も、この馬に乗るためだけにピンポイント遠征しているわけで、手応えはあるんでしょう。

同時に、下級条件から上がってきたスリーオリオンも、新潟はかなり合っているタイプ。
この夏場に連続連対で好調維持しつつハンデ戦重賞に上がってきたこともプラスでしょう。
サマー2000シリーズの争いに全く関係ないところですが、この2頭は今回強調したいと思います。






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