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新潟の未勝利クラスですが、今年は初出走が全く通用してないようです。
新潟の折り返し開催になると、そろそろ相手が落ち始めて…を狙って出てくる馬が通用しそうなものですが、未勝利全体のレベルがあまり落ちてないせいもあるんでしょう。
これで暑さの影響さえなければ、本当に堅い決着で収まりそうな所です。

  新潟4R
◎8.フェスティバルイヴ

休養前は、折り合いを欠いてしまうこともあって、実力はあるのに本当にキツイメンバー相手にキツイ展開ばかり強いられていた馬。
相手や条件のタイミングですぐ勝てる1頭。
新潟で前走好時計出した馬に注目が集まっていますが、ピサノシンボルよりは速いはずです。

★本日のメイン

  札幌9R
しらかばS
◎4.バロズハート
○9.タガノクリスエス
▲13.フリートアドミラル
注7.エーシンモアオバー
△10.タカオセンチュリー

函館の1000万条件以上の高額条件レースを通しで眺めて、その後に札幌のダートを見ると、改めてその顕著な前残りぶりに驚かされます。
やっぱり別の次元の競馬をしてるとしか言いようがありません。
高い位置を取れるだけで反則的に有利で、差し馬は密集する馬群の外を回らなければいけませんから、人気を背負う立場であるほど不利。
函館でおいしい思いをした差し馬が多い組み合わせから考えても、ここは地形効果で趨勢が覆る方に賭けた方が良さそうです。

エーシンモアオバーとタカオセンチュリーの前走のワンツーは、普通に良い内容。
しかし、このレースに2頭出ししてきた池上厩舎は要注意です。
特にバロズハートは、前脚を振り出すピッチ走法で、およそダート馬らしくないフットワークで、ベストは明らかに平坦1700m。
近走は全く向かない条件でしたし、福島で勝負賭けて息切れした後というのもあったと思います。
惨敗の内容を汲んでのものなのか、ハンデも54kgに減りました。それが、重賞から帰ってきて得意の札幌に切り替わるタイミングでの話。
それで今回鞍上が藤田騎手で内枠を引いたのなら、ここは十分狙い目が立つかと思います。調教映像も、復活してきてる印象はありました。
フリートアドミラルも、札幌好走歴が昨年ある馬。昨年末不調続きの分で人気を大きく落としているだけ。
前走のブリリアントSは隠れ高レベル戦で、あのペースを付いていったスターシップやクリーンがその直後に復調したり、先行してた馬が軒並み次走OP勝ち負けしてたりと、なかなか濃い内容だったレースです。
戦ったメンバー考えると、今回はどちらかと言うと相手が楽な方でしょう。

京都の御陵Sのレース前は、京都得意だからと◎打っていて、勝ち負けはするだろうと踏んでいたタガノクリスエス。
良く考えてみたら、準OPに上がった3戦の内容考えると、前走の53kgは明らかに軽いでしょう。
現在、札幌ダートはシンボリクリスエス産駒が大暴れ中。
既に札幌適性見せている馬で、まだ軽いと思える52kgなら、ここは上位の評価で。

エーシンモアオバーは、札幌で逃げて4戦4勝。
けど近況の逃げ方見てると、甘いところは感じます。57kgで目標になったり、あるいは鞍上が無駄に2番手で控えたりして、それでも押し通せるんでしょうか?
マリーンSで差して惜しかった馬は、今回も惜しい所まででしかないと見ています。
特にクリールパッションは、結構厩舎の勢いに左右されやすい馬です。今年の上半期ズタボロの成績に近い相沢厩舎で馬が落ちている可能性が…。

  小倉10R
博多S
◎5.スカイリュウホー
○4.リッカロイヤル
▲1.ザサンデーフサイチ
△8.ワンダームシャ
△12.ノットアローン

この蒸し暑い夏場を、番組があるからといってウダウダと使い続けた、上がり目のない5〜7歳馬だらけ。
目新しく若い馬もおらず、小倉もベストと言いづらい馬ばかりで、次の阪神へ向けての叩きとして使ってる馬すらいます。
ここを使う目的があいまいな馬だらけなので、この小倉だから使う馬を強調するという方針でいいのでは。

スカイリュウホーは、今小倉で絶好調の浜中騎手が乗ってますが、過去見直しても馬と騎手の相性・小倉との相性抜群。
準OPで通用する馬体はしてたのですが、中山で器用に捌くタイプじゃあないだろうなと思ってました。
開催後半で馬群のバラける小倉でこそでしょう。
平坦コース得意で、次の阪神行ってもあまりいいことがない馬です。
鞍上も、他の騎手が出払ってるこの開催でこそでしょう。

リッカロイヤルは、昨年開業した須貝厩舎の、現時点の1番馬です。
かなり背丈がある不器用そうな馬で、得意なのは平坦コース良馬場。
前走の高千穂特別は、勝ち負けした相手も次走同条件凡走する程度の弱いメンバーではありましたが、小倉向きの性能は一応見せました。その前がハンデ戦軽量54kg→前走時57kgになってて有利ローテでもありませんでしたし、勝ちきったことは評価します。
馬の適性が合う、勝負できる場面で押しで使うというのは十分理解できますし、そのデキの良さを強調。
また、安藤光彰騎手もこの馬には期待が大きいはず。
当人この小倉開催は本当に乗れてなくて、2開催消化して好走したのが、このリッカロイヤルの前走時1着のみです。
元々この馬で2勝している相性の良い馬であり、同時に他にいい馬が回ってくる可能性ゼロですから、勝負になる馬はこれがこの開催最後かも知れないんです。
厩舎も騎手も、ここで奮起すべき数少ない場面だと言えるはず。

ザサンデーフサイチに、◎○2頭ほどの切迫感ある背景は感じませんが、この馬も小倉が得意。
前走は蹄の不安があっての休み明けで、渋った馬場なのに少々不利もあったようでまるで流れに乗れず。
また間隔を空けてミッチリ乗り込み、ここに準備してきたと考えれば。

他は馬場がおかしいモードだった時のワンダームシャ・ノットアローンを軽めで扱う程度。

シングライクバードは本来あそこまで極端な追い込み馬ではないんですが、新潟でああいう乗り方が上手く行った後の競馬場替わり。
それで鞍上が下がるとか絶対手が出ません。
阪神の方がいいタイプですし、ここは踏み台でしょう。
グローリーシーズはいかにも阪神へ向けての叩き。
ファルブラヴ産駒も小倉の芝絶不調のようなので、あえて推す必要もないかと。
ウィズディクタットはメンバー見てここに出てきたクチでしょう。
22日に函館にいて、かなりの長距離輸送をこなしますし、ちょっと期待できるような仕上げではないのでは…。
ジェントルフォークは2走前の釜山特別が展開向きすぎ。
相当なスタミナ条件になれば再度の好走もあるでしょうが、前走は反動もありそうなデキでした。
過去の履歴を見る限り、ここで再度絞ってすぐ勝ち負けするような、そんな扱いやすい便利な馬ではなかったはずです。

  新潟11R
朱鷺S
◎5.ケイアイデイジー
▲11.ワールドハンター
▲7.コパノオーシャンズ
△10.ファストロック
△13.シャランジュ

ショウナンアルバが感冒で取り消してしまうと、このメンバーでは過去1年以内に連対ある馬がたった3頭になってしまいます。
コスモベルもシャウトラインも、3着4着などの好走は多くても連対したのは随分昔の話なんですよね。
それだけ近況低調で競走意欲の衰えている馬ばかりが集まっていて、当日の仕上げだけでも上位に来れるようなメンバーではないかと。
だからこそグランプリエンゼル・ステラリード、ショウナンアルバ陣営も、相当無理してでも矛先を変える価値がある弱メンだと思ったんでしょう。

それならば、ここは若い馬の勢いに期待したいところ。
多分人気だと思いますが、素直に50kgのケイアイデイジー。
看板馬だったコンゴウリキシオーが昨年半ばにやっと引退して、山内厩舎がまともに2歳3歳勢に真面目に取り組み始めたと思えるのが昨年末〜今年の初旬辺り。
ケイアイデイジーのここ最近の上昇は、見事にそのタイミングと合致します。
2歳秋頃に府中に出てきたときは、馬体が良くてもフヨフヨのユルユルで、全くトモに実が入ってない状態でした。
あの馬体のままでは、オープンを勝つどころか芝を使おうと発想することすら難しいはず。
年明け以降の成績を見ると、あの時ボロボロに負けた面影は全く見当たりません。
初芝のフィリーズレビュー、その次のマーガレットSともに0.3秒差。折り合い欠いたり出遅れたり…を含めてのものなら、芝で底を見せてないと言っても良いほどの内容です。

他はほとんどテキトー。
ただ、目の前で見ているワールドハンターやコパノオーシャンズは、馬体面で近況上向き気配を感じました。
ノビノビ走れる広いコースの芝で、もっと変わり身があるはずです。
ワールドハンターはほとんどの連対履歴で先行しています。元々追い込み馬ではありません。
前半から集中して追走するレースを久々にやった後の叩き3走目。ここは注目すべきタイミング。
他はもう、見てからの対応になります。パドック点、あるいはツイッターで少しフォローできれば。






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