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意味が分からないほど、ハイラップになりすぎて差しがバシバシ決まるダートになってます。
強引に主張しても全く残せない状況なのに、どうしたんでしょうか…。
日曜も同じ傾向なら、選んでいい馬ほとんどいないので、キチンと印を絞りたい所。

★本日のメイン

  札幌9R
札幌記念
◎1.マイネルスターリー
◎3.ドリームサンデー
▲6.アーネストリー

メンバー見るとそうそうたる顔ぶれですけども、何か一つアイディア出すというのなら、サマー2000シリーズの優勝が見える函館記念好走馬の勝負気配でしょうか。

今年の函館記念は、例年に比べて馬場も速かった影響・さらに変な大逃げ馬がペースを引っ張って掻き乱し、ハイラップの底力勝負にもなって、1分58秒台と非常に時計の速い決着になりました。
これは普通に評価高めていい水準です。
さらに今回の札幌記念は、他のレースよりもG2である分、勝てば12ポイントが転がり込んでくるレース。
ここを勝って16ポイント以上になれば、G3を2戦して1着+2着した分よりも上になりますから、本州のハンデ戦ルートよりも圧倒的にアドバンテージの大きいトップになれます。
そうすれば、この札幌記念の賞金+サマーシリーズ優勝のボーナスで、G1勝ったのと同じぐらいの賞金が得られます。
例年、函館記念を時計の遅い決着になった時は、所詮G3のハンデ戦レベルなので目をかけたりしませんが、今年の高レベル決着なら、宝塚記念組相手にも十分威張れていい水準ですからね。

今回強調したいのは2頭。
どう見ても調子上向き絶好調に見える函館記念勝ち馬のマイネルスターリー、そして逆に函館記念は隊列不利でありながら3着に踏ん張れたドリームサンデー。

マイネルスターリーは、函館・札幌滞在時のパフォーマンスだけが飛びぬけて高い馬。
前走はさすがに荷が重たいんじゃないかと思ったんですが、洋芝だとホント無敵ですね。鞍上効果もあったとは言え。
加用厩舎にG1勝てるチャンスなんてしばらくありませんでしたし、一世一代の勝負賭けても良い場面でしょう。
ホワイト騎手のままなら断然人気になったかもですが、三浦騎手でナメられるムードなのもいいのでは。
前が残る気配の馬場ですから、札幌記念の絶好枠を引いたのもプラスです。

ドリームサンデーは、函館記念を抜群の仕上げで出られたのに、テイエムプリキュアに走りを乱されたんですよね。
速いペース大逃げの2番手と言う位置はいいものの、常に3〜5番手のマーカーが横に張っていて、押さえたペースにさせてもらえない形。それで3角から捲りが先に入って、常に他馬の動向に対処して脚を使わされてしまう格好でした。
今回はそういう変な逃げ馬もいません。隊列としてはロジユニヴァースやアーネストリーが怪しいのですが、2頭ともドリームサンデーのペースでかまわないタイプ、アーネストリーはむしろ大歓迎でしょう。
ここで勝ちを意識するなら、先頭を張って自分の競馬するべきでしょう。
そして、来年引退の池江泰郎厩舎は、厩舎所属の1番手2番手が今回出走しているサクラオリオン・ドリームサンデー。
昨年も同じ顔ぶれで札幌記念に出走しています。昨年はサクラオリオンの方がデキが良かったようですが、今年はドリームサンデーの方が上。
例年の予定通りであって、地味なパターンに思えますが、池江厩舎からすれば、厩舎で一番稼いでる馬2頭の最大期待値を得られるルートに沿ってるだけ。
年末年始辺りの予定を見直すと、この2頭が勝ち負けできるベスト条件のG2などありません。
今、池江厩舎に所属している馬で、一番高額条件で勝負できるチャンスは、ここ札幌記念なんじゃないかと思います。
(バトルバニヤンの新潟記念も相当な勝負だと思いますが。)
今回のドリームサンデーの仕上げは、見所がかなりあるんじゃないかと思います。

ダービー・宝塚記念・天皇賞帰りのG1級の馬で1頭選ぶなら、ドリームサンデーが作るペース大好きなアーネストリー。
馬体や調教も問題なさそうですし、何より隊列が非常にいいです。
ロジユニヴァースは個々の好き好きで考えてください。

アクシオンは、チーム二ノ宮の中心がフランス行ってるはずですし、アクシオン自身あまり上向いた気配がないので…。
ヒルノダムールは、元から自力で追走する脚がなく、スタミナ主体のタイプ。調教見るとあまり洋芝適性もない印象でした。
本来は◎に推した2頭と一緒でサマー2000シリーズ制覇のチャンスがあるジャミールは、隊列最悪なので消しました。
前走の函館記念は差し込みやすいペース恩恵もあったと思います。ここで全く競馬せず新潟記念に出てくれるようならば…。

  小倉10R
小倉日経オープン
◎3.キャプテンベガ
▲6.アンノルーチェ
△8.ラインプレアー

Bコースになって外が伸びるようになった馬場など、それなりのコツはあるとは思いますが、あくまで標準的な良馬場。
雨で変な間合いになったり、大半の馬が走れなくなってしまう状況などではないはず。
これは、1年の中で一番バッチリの状況だから…とかアクロバティックな狙い方をムリヤリ捻り出す必要なし。
近走の内容を素直に受け取っていいのでは?


相手弱化が大好きで、取り立てて特徴のないペースになると軽い脚を発揮できるキャプテンベガ。
この馬は底力の水準考えると、「2走前のエプソムCぐらいの走り」ができると言う表現をしていい馬なんですが、そういうポイントを見て好走を期待すると全くアテになりません。
IDM比較で優位に立ち地力1番手になれる相手関係で、フッと楽になって仕方なく走るといった方では。

あとは、休み明けは本来イマイチのはずのアンノルーチェが、厩舎BB入ってるようなので、動ける体勢であるというのなら。
少し体型アンバランスで、小倉だけはやたら走る馬です。谷川岳Sはスローペースで後ろ、前走のメイS(その後好走馬大量輩出の高レベルレース)では不利な府中1800m大外から強引な先行・脱落。
小倉の芝はかなり見えている浜中騎手というのも。

  新潟11R
レパードS
◎1.ビッグバン
○11.ミラクルレジェンド
△.プレファシオ

木曜にニフティ用のコラム書いてたときは、とても追い込みなんて無理…ぐらいのイメージだったんですが、土曜の競馬を見るととても届きそうにないスタミナ型追い込み馬が間に合ってる様子。
コラム的には都合の良い流れになってきています。
同時に、500万条件を勝ってきた弱い逃げ馬のチャンスも、今の馬場ならほとんどないでしょう。
どれも底力があるような勝ち方ではないですからね。

改めてポイントを見直すと、まず予想の前提として強い馬を選ぶと言うこと。
1000万条件勝ち馬が多いなら、準OP勝ち負け級の馬を選ぶと。
で、昨年は新潟で1000万を走ってた馬の持ち時計が明らかに異常だったので、新潟適性が高いことも含めて強い馬だと強調できました。高レベル世代だったので都合もよかったんです。
新潟ダート1800mでレコード記録するなら、それは既に古馬オープン級だって話ですから。
しかし今年は、新潟ダート1800mに出走した3歳馬は、古馬500万級の時計で走りきるのがやっとのようで、ダート強い世代の4歳馬の踏み台にされてるようなのばかり。
新潟組からはあまり強調点はないな…と言う考えでした。世代で見ても、4歳世代よりも明らかに劣って見えてしまうのは仕方ないんでしょう。
そこで、他の強い馬相手に引っ張られて、速い時計を出していたり、内容の濃い競馬をしていたりな馬を、今回強調すべきという流れです。

1000万を勝った時の相手関係がイマイチで、その時計も大したことないのが、ミッキーバラード・ソリタリーキング・プレシャスジェムズ。
(プレシャスジェムズは調教は確かに良かったんですが、ひとまずまだ置いときます)
ミラクルレジェンドは、ミッキーバラードとソリタリーキング相手にあおぎり賞で完勝していて、その勝ち時計は開催1番&御陵S勝ちのドリームライナーと同等=準OP勝ち水準と見なせてよいと。
プレファシオの勝った昇竜Sは、相手関係イマイチですが、時計は1000万A+ぐらいは見ていいので、ひとまずOKは出します。
ビッグバンは、今回のメンバーの中で唯一の1分50秒台走破で、インバルコ相手に形だけでも勝ってますから、これは上で見てもいいでしょう。
灘Sを勝ったメンデルは、オープンに行ってすぐ勝ち負けしましたし、あのレース自体が古馬準OP級で比べて高レベルと考えていいはずです。

ビッグバンが、転厩のゴタゴタの不調から立ち直って、ここに駒を進めてきたと言う履歴はニフティコラムで書いた通り。
そして、これはコラムで省いたんですが、今年の大井JDDって例年に比べて少しレベル落ちるんですよね。
レコードが2分2秒台、毎年2分4秒台前半〜半ばで決着するJDDにしては、今年の2分5秒2というのはかなり平凡なスローペース。
それを差し込めなかったミラクルレジェンドには、情状酌量の余地がありますが、今回に向けてはただG1帰りということで人気を集めてしまう材料になるだけで、ローテ比の強調点ではないんです。
今回、時計の掛かる決着になり、相手がかなり楽になるという比較を見るなら、やはりビッグバンだと思うんですよね。
仕上げはミラクルレジェンドの方が上かもしれませんが。




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