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毎週毎週キチンと入っている補正のおかげか、芝は見た目には明らかに内側が荒れていても、直線で馬場の大外がそれほど伸びません。
外回りでも、内ラチ沿いから馬場のど真ん中ぐらいまでで問題ないみたいです。十分外の伸びに対して我慢が効く印象。
おまけに、馬場に負けないパワーがあればなお良しといった辺りでしょうか。
とにかく、いくら外伸びに期待しても展開が標準である限りは内が有利と思っておきましょう。
土曜日にやる最初の芝レースはむしろ内が絶好、と言うぐらいの想定で入った方がいいでしょうね。


  新潟9R
新潟ジャンプS
◎7.トーセンコックス
○3.サニーネイティブ
▲9.アイズオブゾロ

新潟の置き障害コースで重要なのは、上がり1マイル+3Fの速さ。
このコースだけは他場と違って直線での脚の速さが必須で、少し飛越微妙でもスピードが繋がれば良いという条件。
このレース予想する時は、毎年同じことを言ってる気がしますが。

水出騎手だとしても、前走上がり1マイル103.2が相当速いトーセンコックスは、ここでも強調。
その前の府中未勝利勝ちの、直線ダートなのに上がり3F37.0というのが障害馬としては超速。
新潟はこういうのが生きるコースなんですよね。
栗田厩舎は最近オープンの駒がなかなか出てこなくて、前走の障害オープン勝ちが久々の高額条件勝ちでした。
勝ててよい馬で重賞に臨むのは久々のはず。

サニーネイティブは、鞍上が大庭騎手に変わって完全に蘇った馬。
府中の3000mで3分20秒切りを2度達成するのは、実はかなりのものだったりします。
平地上位馬の強みと、58kg優位を生かせれば。
アイズオブゾロは、未勝利の勝ち時計が遅いので多少迷う所ですが、上がり37秒フラットで上がれるのなら推すべきでしょう。


★本日のメイン

  札幌9R
マレーシアC
◎3.ミッキーパンプキン
◎8.ミッキーミラクル
▲4.ダイバーシティ
△5.シェーンヴァルト

相手を上手く選べばいい所あるんじゃないかと思っていたライオングラスですが、このメンバーに入るとIDMで全く通用してないとは…。
これが地域格差ってやつですか…
新潟の甘いレベルの準OP戦ってた組は、他場に行くとかなり苦労しそうですね。

全体のメンバーを比較してみると、ほとんど函館ラスト1週前の漁火Sの再戦。
しかし、人気を集めるのは1000万を勝ちあがってきたばかりの2頭。
ケイアイライジンは、番組事情考えると58kg敢えて背負いに来るのも仕方ない感じがしますね。
休養前にここで勝ち負けしていいぐらいの実力は既に見せていますし、タフな展開になった方がいいので、ハンデ戦の展開にも対応はしそう。
けど、流れ一つで台無しになる小回りのハンデ戦ですし、多頭数で人気が集中する58kgは堪えるように思います。
シルクアーネストの前走は、かなり強引に内を割って行った分の隊列有利で勝ったようなもので、あんまり強い内容には見えません。根性は買えますが。

となるとここは、漁火Sの内容で高い評価になっている馬から入るのがよさげ。
漁火Sは、馬場も荒れて比較的中〜外が伸びる馬場だったことは事実ですが、向こう正面で12.6-12.5のラップが途中で混ざってて、ラストの直線で11秒台。
これは、先行馬が残せるペースで進んでいるのに、強引に後方から追い込んだ馬の実力が上回ったという流れのはず。
トーセンジョーダンという体のいい目標があったことは事実ですが、これは差してきた4歳馬が強いんじゃないですかね。

というわけで、ミッキーパンプキンの前走2着を素直に信じてみます。
札幌の四位だとか、追い込み馬が好走して次走の人気で強調とか、買い時ズレてるにも程がありますが、力はあると思うので。
ミッキーパンプキンは清水厩舎の現在1番馬で、それをわざわざ北海道に初めて持ってきたのが前走。そこで見事に洋芝適性を見せてくれたというのは大きいはずです。
展開予想はハイペース想定のようですし、斤量をわざわざ背負って流れを動かしに行かなければならない58kgオーバーの馬の存在もあります。

あとは、前走は出遅れて全く競馬にならなかったミッキーミラクルを再度押し。
初騎乗ではキツい大型馬だったということでしょう、今回は横山騎手に戻って、距離も延びると。
とにかく行ききらないと競馬が始まらないのは前走でわかってます。

ダイバーシティはここ最近ゲートを普通に出るようになり、比較的前目で競馬できている事実を見ての強調。
結構良い隊列に乗っかれることも出来そうなので。洋芝も良いのかも。

外枠の軽量馬は、あまり気にしてないですね…。
前走は通ったルートのこともあって、補正入れまくりの内容だけに、素直に今回当てはめて良いのかどうか疑問に思ってるので。

  小倉10R
TVQ杯
◎12.レッドサーパス
○3.プリンセスペスカ
△13.キャトルキャール

3歳馬がゼロ。
そして、大半が牡馬で55kg以下、牝馬で53kg以下の馬ばかり。
要するに、自力不足のメンバーばかりが集まって、果たしてどういう展開になるかと言う所です。
これは結構、小倉の解釈の仕方が肝なんじゃないでしょうか。
軽量だと言う事実が、小倉ダート1700mでどう生きるのか、と言う考え方です。

向こう正面が上り坂で、常に脚を使い通しになる福島の場合は、軽量が物凄く生きるコース。
それに対し、向こう正面が下り坂で、スピードを出すのが比較的楽な小倉の場合は、斤量が重たくても小倉適性や実力が高ければ、十分フォローできるコースなのではないかと思っています。
ハンデ戦で抽出すると、小倉はどちらかというと3歳馬が圧倒的有利なコースですが、古馬だけでなら牡馬の55kg以上の分がいいのは明らか。
全馬が直線向く前に必ずバテる福島は、軽量。
全馬がトップスピードで直線を駆け抜ける流れになる小倉は、地力上位を評価。
そういった対照的な傾向になるかと思います。

となるとここは、確率狭そうな弱い馬に無理して期待しないということが肝要。

休み明けから馬の気配が変わり、ここ2戦の内容が濃いレッドサーパスを素直に信じます。
プリンセスペスカやキャトルキャールも、前走の内容はなかなかなので迷う所ですが、近走の勢いを見て、と言う所ですね。
前走の天草特別は、3コーナーで11秒9と、ダートだとは思えないラップ急変があり、それを後ろから追いかけての2着浮上。
決して展開の恩恵ではなく、地力で脚を使って追いかけて止まってない証拠です。

夏場の軽量牝馬相手にどこまで戦えるか、といった所ですね。

  新潟11R
長岡S
◎13.ファイアーフロート
○6.ダイワナイト
△18.リビアーモ
△1.ワルキューレ

馬なら多分夏馬なのが間違いないダイワナイトですが、ローテ差や厩舎事情考えるとファイアーフロートですね。

まずファイアーフロートは、高レベルレースだったニューイヤーSで直線まで先導してた馬です。
もう半年も経ってるのでみんな忘れてると思いますが、あのレースのメンバー後から考えると相当おかしいですよ。
競った相手がショウワモダンでしたし、3番手から押し切ったのがレッドスパーダ、2着がエーシンフォワード、3着がトーセンクラウンとかです。
前半のラップも、最初が12.4で、次から11.0-11.2-11.1-11.6とかなりのハイラップで、1000m通過が57.3です。
これを先行して押し切ったレッドスパーダは、そりゃ東京新聞杯で人気になって重賞勝ちますよ。
それぐらいの表現で評価していい内容でした。

そして、小笠厩舎は、先の2回新潟で7勝を挙げ、現在夏の新潟開催調教師リーディングを爆走中。
(7勝全てが土曜日出走のものと言うのに注意)
その小笠厩舎の中で今稼動している高額条件馬は、このファイアーフロート。扱い次第では1番馬に見ていい存在です。
この新潟開催に照準合わせて、新潟滞在で出走させるからには、様子見の出走ではないはず。中山は全く合ってないわけですからね。

ユキノハリケーンごときがいくら競ろうが、全く相手にならない存在だと考えれば、世間が思っているよりも「雰囲気楽逃げ」になる可能性が高いです。
近走比較でなぜか下に見られていて、その割にまともな仕上げで出て来れて、単勝20倍以上も見える今回が一番の狙い目です。





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