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新潟は本当に暑いです。
もちろん新潟だけではなく、全国的な話なんでしょう。
どうもダートの未勝利などでは、人気馬がバテていて、レース行っても世間で期待されるほどの実力出せずに終わるシーンが増えてきてます。
前走新潟での2着などは、ローテも詰まっていますし、逆に信用置けない根拠になるのでは。

  新潟5R
◎8.オルフェーヴル

単に調教映像見れただけですが、標準以上に感じました。
兄と同じローテ歩めるか、結構見ものです。
池添騎手も、特別戦やメインに何かアテがあったわけではなく、この馬のために新潟に来たように見える今日のラインナップですし。

  新潟7R
▲17.アピールタイム
▲18.ペイデュソレイユ

どうでしょうかねこの2頭…。
馬体的にはもう標準以下のレベルの馬しか残っておらず、「過去にそういう経験している」という先行流れ込み分だけで決まってしまいそうな状況になってます。
レベルが低いのが分かっていながら、打つ手がないという。
なので、馬体的にちょっと諦めきれない、いい馬なのにこのままズルズル負けたままなのは勿体無いという馬が、この条件で変わらないかと。
通用ボーダーは相当低いわけですからね。


★本日のメイン

  札幌9R
札幌日刊スポーツ杯
◎12.アグネスナチュラル
○11.コスモクリスタル
▲2.ジョイントスターズ
△6.トウカイミステリー

TVh杯の結果や、あるいは函館の1000万〜準OPの一連の内容を見直すと、やっぱりパドックに行かないと馬はわかんねーなと思いますね。
メジロアリスのような馬でも1000万勝てたりしますし、マヤノクレナイがここら辺のクラスを連荘する器だとは…。
ご当地になって生涯最高に輝いている馬と、何だか函館の水が合わない馬とのギャップが本当に大きいんでしょう。
いくら頑張ってもビッシリの仕上げが叶わない、程度としては軽すぎる調教というのもあるんでしょうし。

さて、そういった函館のような亜空間箱庭競馬の話は、とりあえずそれはそれで捨てておくべきでしょう。
ここは函館よりもタイムが1秒は速いと思われる、札幌の開幕週です。
しかも、ローテーション考えると、ここの勝ち馬は次のキーンランドカップに出ざるを得ないと言うタイミング。
明らかにスタミナ寄りの函館を避けて、このスピード馬場を求めてやってくるような陣営もいるわけです。
というか、函館を中途半端に負けた後に、上積み微小の状態でこっちにやってきても、ちょっと度合いの違うスピード競馬に反応できないでしょう。
函館勝ちがかなりの好内容で上積みが大幅にありそうな連荘馬か、あるいは函館をパスしてここに十分備えてきた馬から考えるのが筋。

そういったメンバーで考えるのなら、注目したいのは展開予想。
「前残り必至で内ラチ沿い有利」
「テン指数上位・4角推定位置取りが重要」
というのを頭に入れて眺めて、セブンシークィーンよりも前にいるアグネスナチュラルがいいのでは。

この馬は、2走前に新潟直線で見たときに、馬体が細い印象があったのですが、スタートダッシュに長けた体型をしてたので点は打ちました。
実際に準OPのあのメンバーで一番のスタートダッシュを決め、途中までは隊列を引っ張ってたんです。
直線なのにあの当時53kgのケイティラブよりも速かったと思えば、ちょっとは凄さを感じられると思います。
その次のレースは降級だったので、そこまでの基礎スピードがある馬なら、多少条件悪かったとしても勝って当たり前…といった所でしょうか。
昨年も同じレースに出ていましたが、あれは8枠15番を引かされて、全く自分の競馬が出来なかったもの。
今年のメンバーで比較するとテン1位になる相手関係ですし(昨年とは蓄積してきた経験の差が違います)、ちょうど都合良く先週小倉で波に乗った感のあるホワイト騎手が騎乗。
これで道中の位置取りをヘコることはさすがにないと思います。

相手は、充実している函館1000万勝ち馬から誰か。
今年は3頭いてどれも前傾ラップを示したレースだけに、上下取捨は難しそうですが、個人的にはコスモクリスタルを。
1000万勝ちよりも、500万勝ちの基坂特別の内容を評価しました。
オリエンタルロックやついこないだ引退したエリモハリアーのように、北海道シリーズで絶好調を維持している間は信頼できる田所秀厩舎です。
このタイミングで札幌に移動(1週前に時計を出して今週は移動だけで軽め)させている辺り、引き続きプッシュかけている気配も感じます。
丹内騎手も準OPで勝ち負けできる馬に乗れる機会がそうそうないでしょうし。

あとジョイントスターズは、展開予想で1位になっていてかなり怪しいので、この人気なら拾います。
前回が、加藤和宏厩舎に転厩しての緒戦でした。その、まだ半端な馬体の仕上げで、ただ単に流れ込んだだけに見える内容を拾って計算すると展開1位になるってことです。
今回は絶好の開幕週内枠、複数の意味で叩き2走目の上積み、57kg→53kg、調教内容(調教指数的にも)上向き、今回中館騎手。
ちなみに加藤和宏厩舎には、1000万以上の条件で戦ってる馬が元々いませんでした。この馬が厩舎にやってきたことで、高額条件で稼ぐアテができたわけで、この馬が仕上げの面で蘇っていい根拠もあるんです。
それでこの人気なら、多少条件ズレがあったとしても買いますね。

  小倉10R
西部スポニチ賞
◎9.キクカタキシード
○2.ミキノバンジョー
▲7.トウカイオーロラ

今週は小倉のAコースの最後。
内ラチ沿いに砂の補正を入れてまで前有利・内伸び馬場を維持していますが、馬場は確かに荒れていて砂埃も飛んでいます。
先週の内の残り方が結構ギリギリなんじゃないかと思うのですが、とにかく馬場を確認してから判断したい所。

また、6〜7月の阪神の馬場の推移や、小倉開幕週の少頭数スローばかりの番組など、あまり底力勝負を求められる状況が少なく、差し馬が力出せなくても仕方ないレースが続いています。
今回、ハンデ戦でありながら少頭数で、前走の勝ちっぷり・負けっぷりだけを見て「力の差がハッキリしている」などと言われてるようなので、そこの解釈が今回のポイントでしょう。

評価が変な感じになってるのがキクカタキシード。
新潟の未勝利・阪神の500万と、内ラチ沿いのセコ手乗りで上手く行って連勝した馬です。
もちろん前走の三田特別も、その持ち味を発揮させようと騎手は思うわけですが、あいにく強烈な雨が降って、阪神8日目はドボドボの不良馬場(表記が追いつかずの稍重)でした。
馬場の内側が明らかに深く掘れていて、そこにあの大雨ですから、内ラチ沿いはどうしようもありません。というか前に進みません。
結果的にあのレースは、大逃げ+離れた2番手3番手で上位3頭が決まり、後ろから行った馬は全滅した展開。
500万を勝った時のレベルがそこまで大したことないとは言え、評価が下がりすぎのようには思います。

今回は、Aコース最後の荒れ馬場であり、それの少頭数大外枠。
内の出方を見て対処できる枠ですし、この馬自身は馬場の硬い方がいいでしょうし。大幅に条件は上向いていると思います。

  新潟11R
越後S
◎7.ティアップハーレー
▲11.ギシアラバストロ
△12.マハーバリプラム

どこをどう見渡しても、ティアップハーレーがクラス1つ分違うように思います。
最近の中ではダート最強世代の4歳。ついこないだ、シルクメビウスがカネヒキリをブッ千切りましたね。
そのピラミッドの中では遥かに下の馬ですが、このティアップハーレーは、準OPをたった2戦でクリア。ハンデ戦の力も借りてません。
上がりに限界があり、前傾ラップ確実の中山が得意というのもありますが、昨年秋〜冬にかなり性能が伸びたと考えるのが妥当。

それに対して、マハーバリプラムは、準OPに上がってきた最初は全く通用せずテレテレでした。体が減ってた影響もありましたが…。
実際に準OPをクリアしたわけではないですし、新潟1200mで追い込み馬が外枠引いてるのもマイナスでしょう。ちょっと人気しすぎだと思いますね。
まだティアップハーレーが弱い時期に、マハーバリプラムに負けているという対戦成績も、今回は上手い具合にブラインドになりそう。

アースサウンドは、もちろん明らかに短距離の馬ですが、今年の3歳ダート路線は相当微妙に思えるので一応保留。
調教師が「マイルベスト」「タメる競馬が理想」などと意味不明な供述をしているのもあって、馬が短距離馬なの確実だとわかってても変な指示のせいでコケるのではと思い、消したいぐらいの気持ちです。
ユニコーンSは空馬に変なタイミングでつつかれて馬が逸ったものでもありますから、今回の方が買い材料多いのですが…。

他で注目したいのは、履歴をざっと見直すとどう見ても短距離馬にしか思えないギシアラバストロ。
なぜ準OPに上がってまで、ここまでマイルで頑張ろうとするのか良く分からないのですが、どうしても東京コースでやりたい事情でも?
しかし今回は、2戦2勝の1200m、1戦1勝の新潟。何年かぶりに良い条件をもらったと思うので、未だ見せてない本領を今回発揮してもらえないものか、と思っています。

コパノオーシャンズがダートを勝てたのは未勝利の頃。
420kg前後の非力で小柄な牝馬で、飛節の折りもかなり深い追い込み脚質が、準OPクラスの筋肉マンと一緒に競馬やるのはさすがに厳しいですよ。
ハイエモーションは枠消し。
ただでさえアースサウンドの外という隊列なのに、休み明けでこの枠はキツイですね…。
雨が降って渋るかも知れない芝を長く走るのもマイナスだと思います。

スマートブレードやミゼリコルデは、良く分からないので当日に判断。






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