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  新潟4R
▲8.ワンモアスエルテ

障害馬としての上積み:飛越の良化や慣れなどを期待できるのはクリーバレンですが、馬としての上積みが大きそうなのはワンモアスエルテ。
前走は2年以上の休み明けでしたが、むしろ馬は良かったです。行けるかなとも思ったんですが…。
芝が軽くて障害も低くなり、福島よりも止まらなさで上の新潟なら、押し切りも楽になるかと。

  新潟8R
▲5.サンデーローズ

まあゴッドフェニックス強そうですけど…。
新潟向きならこれ。出来ていれば。

★本日のメイン

  函館9R
漁火S
◎4.ミッキーミラクル
○13.シェーンヴァルト
▲12.ウィズディクタット
△1.プレシャスジェムズ
△10.アドマイヤアモーレ

ここは当然トーセンジョーダンで行くべき。
…と考えるのは、3歳時に間近で馬を見て、それなりの馬っぷりを実感している人たち。
もちろん自分もそうやって考える方です。普通ならね。
しかし、裂蹄に罹ってても無理を押して共同通信杯に出て、それでクラシック路線をフイにしたばかりか、中日新聞杯で再度休養入り。
その上で五稜郭特別で、大幅馬体増だった上に、レースも大して見所ナシ…(最後に遅れて伸びては来てましたが)。
となると、ちょっと怪しさ倍増したと言わざるを得ません。
本当に馬自身が、馬の気持ちが戦える体勢に戻ってるんでしょうか。
馬体コメントやレース内容参照すると、足元は問題なくても体のラインが随分緩んでいるように感じるので。
完全に立ち直って重賞を速攻で狙えるほどのムードで見ているのなら、大きな流れで考えて函館記念に間に合わせるように出すでしょうし、前走が太めで一度叩いて絞って今回とか、ちまちましたことやってません。
ホワイトが先週重賞含めて大暴れし、今回は馬の方もビッシリ追って体制万全といったところでしょうが、中身が微妙な馬に乗って、小回りでメチャメチャマークされる展開というのも裏目を引く要素は増えると思います。

それなら、同じ五稜郭特別を見るなら、函館適性がかなりありそうなアドマイヤアモーレや、カッカする気性なので馬体が増えるのは明らかにプラスのシェーンヴァルトを上に見ても良さそうです。
ほとんど同じ性能を発揮できているのに、未だに騎手の差で人気がトーセンジョーダンにばかり偏るのなら、期待値でこっちを引いてもいいだろうということ。

あとは、背景を考えると今回ガクッと人気が落ちるのは納得できるミッキーミラクル。
500万を外人の腕で何とか勝たせた時はまだ馬体も仕上がってなかったんですが、いつの間にやら昇級直後の準OPで1番人気背負ってしまうほどに評価が高まりました。
さすがは兄が種牡馬入り(チチカステナンゴ:母スマラ)してるほど奥が深い血統背景。
実際に前走の準OPで他と見比べて、馬っぷり上でしたからね。仕上がってくれば、そこら辺までには達する馬なんですよ。
最近はゲートもかなりビビッドに反応できてますし、相当前向きになって走れるよう。
騎手のせいもあってマークが大幅に落ちる今回は、「逃げ馬の買い時」としてかなり理にかなっているように思います。
向こう正面までに11秒台が連続するようなラップにならなければ、距離短縮もあまり苦にならないような。

  小倉10R
高千穂特別
◎11.ブラックシャンツェ
△3.リアルプリンス

大まかに見て、グッドバニヤンやロードアルファード、サバースらは、IDMこそ高く出るものの、1000万で決め手に限界があることがバレている馬。
相手弱化や特殊なラップになってどうにか…というぐらいでしょう。

なので個人的には、降級馬のリアルプリンスか、3歳馬のドリームカトラスか、本来なら格上なのが明らかなブラックシャンツェの3択。

レコード決着に対応した3歳馬ということで、ドリームカトラスに人気が集まりそうですが、この馬は直飛節でピッチ走法。
デュランダル産駒がここまで距離を延ばして良いことがあるのか疑問です。
実際にデュランダル産駒の芝2000m以上は、過去に28回出走履歴があって新馬・未勝利の2着が最高。
これは馬の状態がどうであれ、バッサリ切り捨てていいぐらいのデータ。

それなら、大型馬の叩き2戦目ということで、ブラックシャンツェに重点を置いて考えようといった辺りです。
前走の三宮特別は、長期休養明けだった云々の前に、まともな馬場状態じゃありませんでした。
1番人気のドリームゼニスとほぼ同時ぐらいの入線だったので、能力を正確に測れる状況じゃないのは間違いないです。
小倉の芝が今かなり見えている浜中騎手が、たまたまこの馬に連続騎乗になるのも好材料でしょう。

  新潟11R
新潟日報賞
◎6.タイガーストーン
○17.キングストリート
▲14.レインフォーレスト
注5.エーシンビーセルズ
△13.ダブルウェッジ

関東馬で好勝負しそうと思えるアロマンシェスを基準にして全馬を見渡すと、「関西馬だらけ」「降級馬だらけ」と言うことにすぐ気づきます。
鞍上がいろいろとおかしなことになってるのは事実ですが、この場面で準OPをアッサリ勝てなかった馬の、新潟適性で何とか…と言う考えは捨てるべきでしょう。

自分が見ての新潟適性で言うならレインフォーレストが高そうなんですが、単純にIDM比較すると明らかにおかしな高さなのがタイガーストーン。
この馬は3歳のときに準OPはもうとっととクリアしてしまってて、しばらくOPで苦戦し、そして準OPに降級で帰ってみるとやはり力が明らかに上だった、と言う履歴です。
準OPを一度圧勝で通過したキングストリートも、OPに行くとヘニャヘニャなんですけど、準OPに戻ってくると十分勝ち負けの競馬をするわけです。
この部分を重く見ます。

なので、準OPで味のある2着が評価されやすく、穴人気になる関東馬は見捨てて、関西の降級馬だけで上位独占するよう願う馬券を組むと。
唯一新潟で2勝しているカレイジャスミンも評価は下げています。
11頭いる関西馬でも4頭はまず圏外、人気でもバブルウィズアランは少し軽く見てもいい可能性があるなら、穴目に振っていい可能性も出てきます。
馬体のバランスからしてマイルをこなせて良いエーシンビーセルズ(小倉後半開催へ向けての叩きかも…ですが)、重賞勝ち馬であるダブルウェッジ辺り要注意。






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