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  新潟1R
▲2.ハーリーレース
▲11.テンベアハート
▲8.マイネルリープ

この時期の本格中距離体型してる馬なんて、馬体がまだ若すぎて体をいじめきれてないか、条件微妙な所しか番組を選べないかで実力5分しか出せないことがほとんど。
昨年同時期同条件の2歳未勝利新潟芝1800mの結果を見てみると、2年前はブリンカーした馬が一変して激走、昨年はラストハロンで13.0も掛かるスタミナ展開。
要するに、前走内容で力があると認めた人気上位馬が力を出しきる流れではなく、どの馬も1800mをまともに走りきる展開になりきれず、後一歩の踏ん張りをこなせない分、変な紛れが起きるんです。
特に前走好走したという基準で測って、人気馬同士を押さえる考え方が一番最悪。
2歳のこの時期のIDM35以下なんて、条件ひとつでいくらでも順序変わりますから。

見直ししたいのは、ハーリーレースとテンベアハート。
ハーリーレースは前走パドック点3点入ってまともな中距離馬でしょうと思いきや、ゲートでたたらを踏んで向こう正面通過するまでは全く競馬をしてませんでした。
もう前の集団は捲りが始まってるのに、そこから追い上げたって間に合うわけがありません。手足の長さやフットワークの大きさからは、この距離で我慢効く体型ですしモノはいいので、一変があってもいいでしょう。
テンベアハートはレース内容がどう見ても距離不足。
前走などはゲート出ていても最初から追っ付けっぱなし、4角手前でなぜか最後方まで下がっていると言うスピードのなさ。それで最後大外の、画面のありえない角度から大トビでグイグイ伸びてます。
これは距離適性が今回向きである以上に、2走戦った分の経験が生きるはず。揉まれても問題ない、ギアの押し引きを覚えたなど。
また、本州本当に今週は暑かったので、涼しい函館から直接こっちに来たというのもいいのでは?
あとちょっと気になるのが、母父サンデーのマイネルリープの初ブリンカー装着。

  新潟2R
◎12.オヘソノタカラモノ

どうも人気が割れるようなので。モノが単にいいはず。

★本日のメイン

  函館9R
TVh杯
◎6.モトヒメ
○2.インプレスウィナー
▲8.ノーワンエルス
△1.オリオンザドンペリ
△12.ファルクス
△5.パッションローズ

1着歴はそこかしこに見受けられるんですが、準オープンでの連対歴があるのが、ボストンゴールドの3走前&昨年のみ※、という準オープンなのにかなりレベルの低いメンバー。
※ボストンゴールドは準オープンで連対できるのが淀屋橋特別のみでそれが2年連続=
 →淀屋橋特別の状況(阪神最終週荒れ馬場ハンデ戦)がボストンゴールドにとってベストで、それ以外は年間通してベスト適性には程遠いと言う扱いをしていい
近走準オープンで掲示板内に好走した馬の履歴をちゃんと見直すと、ハンデ戦で55〜牝53kg以下軽量の内容しかないと…。

つまり、逆さに振っても準オープン基準の能力なんてからっきしのメンバーだらけということですから、1000万A級ぐらいの扱いをしてもいいわけです。
おまけに函館は雨が降るようで状況がカオス。
それなら、どう見ても3歳の上積み要素と軽量54kg・52kgに期待すべき場面でしょう。

ということで3歳馬固め。
エスカーダはそもそも馬が弱いのと、2勝目が500万条件並のメンバーしか揃わなかった少頭数。
モトヒメ・インプレスウィナー・ノーワンエルスは、新馬か未勝利を勝ったのちに、即重賞へ挑戦させた厩舎期待馬であり、またそこから折り返しのオープンをちゃんと勝った実力もあり、底を全く見せてないわけです。
古馬準OPの短距離ともなると、ちょっといきなりから3歳馬を狙うのはためらう所なんですが、1000万に毛が生えた程度のメンバーで、さらに時計を出す必要すらないとなれば、十分3歳馬で通用しますよ。

それにしても前日に専門紙の集計してて、新潟向けの新聞を眺めた限りは、モトヒメなんてツルッツルの無印なんですが…。
北海道担当の記者が上から下まで並ぶ専門紙を集計すると、モトヒメに「◎1○1▲2注4」の2番人気とかのけぞりますね。
それだけ現地で見てる人たちの間だとモトヒメのデキがいいと盛り上がってるんでしょうか?

自分のプッシュの仕方だと、
・かなり短足の箱型体型で短距離がいいに決まってる。
・今年の3歳牝馬春クラシックルートはかなり高レベルらしく、ここから他の路線へ戻った馬が軒並み好走している。
・モトヒメが勝った福島2歳は荒れ馬場をケアしたためなのか平均ラップ気味で、函館1200mと相性のいい傾向のはず。
・物凄く力が要る馬場になるはずの函館芝重で唯一の52kg。
・母親が重鬼のはずの血統構成。
・松永康利厩舎はモトヒメ以外は500万条件下の馬しかおらず、高額条件で稼ぐ馬はモトヒメしかいない=厩舎1番馬。
 松永厩舎としては、この馬でムダ打ちしてる場合ではなく、稼げる場所なら全部勝負気配。
・大野騎手がクラシックに乗りに関西へ3戦全て遠征した、絶対に手放したくない準オープンクラスで戦えるお手馬

とかいろいろあり、材料には全く困りません。
松永厩舎は勝てる星を落としまくりで今年まだ2勝ですが、まさかこの場面で様子見のデキとかはないでしょう。
まあそこは当日古馬と一緒に歩いてもらったら比較でわかりますから…。

インプレスウィナーは、ニュージーランドTで腑抜けたレースしたために極端に人気を落としてますが、馬体からは短距離の性能が単純に高いはず。
丸田騎手も100勝リーチ掛かってて、それを所属厩舎の馬で祝えるかも知れない場面ですし、仕上げてきているようなら。
ノーワンエルスは、前走が腰不安で半年間休養明けが関西遠征のOP戦→馬体増。今回は地元馬主。前走は叩きと考えて全く問題ない場面です。
滞在なので馬体減がないかも知れませんが、それは調整ミスで絞れなかったとかではなく素直に成長と捉えていいはず。

ファルクスの前走の内容なども、障害騎手乗せて直線で不利と、非常に勿体ないものではあるんですが、「それも54kgのものだからでしょ?」と冷ややかに眺めるといったポジションで考えましょう。
準OPで頑張り続けてる馬は本当に大したことないので。

  小倉10R
北九州短距離S
◎16.オールタイムベスト
○4.スカイノダン
▲6.ゼットカーク
注14.ヤマカツマリリン
△15.イセノスバル
△3.デグラーティア

本当に長期休養明け激走の反動がないのなら、デグラーティアでいい場面。テンにどれだけ無理しても全く前が止まらず、その分だけ速い時計が出てしまうという馬場のようなので。
しかし今週は本州全国で猛暑日が続いてますし、真っ当に調整していたとしてもバテる馬が出る可能性がある週。
短い間隔で坂路馬なり1本とか、本当に大丈夫なんでしょうか?いくら過去実績的には夏馬だとは言え。
また、馬場が突然差しが決まるように変わってたら、ますます対処のしようがなくなるでしょうし。

とは言え、隊列で先手を奪えそうなタイプや、小倉の適性など、「過去のもの」で処理しようとすると人気しか見当たらないのも事実。
期待値を見て、オールタイムベストに振ってみます。
夏の小倉はそもそも大の得意と言えるほど、高いIDM出していますし、持ち時計1位という水準です。疲労など全くない休み明けというのも比較してプラスに出るはず。

同じように、「夏の小倉で速いタイム好走」の馬をケアすると。
好位差しポジションにいられる、ゼットカークやヤマカツマリリン辺りにハマれば、というところですね。

テーオーギャングは使ってからで。

  新潟11R
稲妻特別
◎2.ストロングポイント

直線1000mは、1000万2着歴のみの馬と500万1着歴のみの馬を比較する分には相当悩むんですが、1000万1着歴ある馬と500万1着歴のみの馬を比較するなら、無条件で前者を取るのが自分ルール。
ストロングポイントが嫌われて、マヤノロシュニの方にばかり目が行くのは、これは馬キャラの差と総合履歴ですよね。
もちろんストロングポイントは55秒台の持ち時計しかないわけですが、別定57kgで1000万勝ってたらキチンと頭を下げないと…と思います。
時計順で決着してしまうと人気過ぎる…というのもありますが。

あとは馬体重をキチンと見ておくべき。
マヤノロシュニは1000万すぐ通用してもしょうがないかなと思いますが、穴人気しているカツヨトワイニングは420kg台、レオパステルは400kgを割る体です。
コンパスが足りない以上に、パワーがありません。
直線競馬はずっとトップスピードで緊張しっぱなしの条件なので、トモ幅だけではなく最低限の腹筋は必要です。
ホウライパレードのように骨が太すぎて仕組みが重たい単なるダート馬というのも無理ですが、こういった非力型というのも直線はあまり向いてません。





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