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★本日のメイン

  函館9R
HTB杯
◎15.トウカイメロディ
△11.グリフィス
△7.ギムレットアイ

函館の芝は、やや速いぐらいで、ズブズブではどうやらないみたいです。
基本的に先行有利、ただし逃げ馬絶対ではなく、何か要件さえ噛み合えば捲りも十分炸裂すると。
差し馬が来る条件を掴んだ人が先に勝てる馬場なんでしょうね。

今回のこのHTB杯。
スタート直後が長い2000m、ハンデ戦、先行勢がハンデ重ため(降級馬であるがゆえ)で差し馬が軽い。
そこまで馬場も先行縛りがキツくはない。そう考えると、ここは「力があるかもの差し馬」に振ったほうが良いのでは。

注目は、高レベル戦を経て条件戦に出走してきた3歳馬。
トウカイメロディは、今の所2200m以上にしか好走歴がないものの、こういうスタミナ案件であれば十分間に合っても良いと見ました。
430kg近辺しかない小柄なタイプなので、今の函館だとパワー不足を咎められそうですが(土曜はほとんど巨漢有利馬場)、今回の出走馬には500kg超えの有力先行馬がわんさかいるわけではありません。大体480kg前後の中型キャラしか出てきていませんね。
これなら、不利を唱えるほどのパワー差はないはず。世代間の性能格差で逆転できていい組み合わせでしょう。

ホクトグレインは華奢な部分があってそこまで2000mは得意ではなく、レンディルはフロックで勝ちすぎていて人気背負うと裏切るタイプ。
ハンデ戦で展開激化もありそうですし、「当面の相手」みたいな考えで、置きに行く対抗印がつけられない番組に見えます。
確率と期待値で広く振る場面でしょう。グリフィスは函館の芝面白いと思うんですが。

  阪神10R
マーメイドS
◎7.マイネトゥインクル
◎12.ムードインディゴ
▲4.アースシンボル
△3.テイエムオーロラ
△9.ブライティアパルス

テイエムオーロラが一瞬1番人気になったり、今でもブライティアパルスが売れ続けてたり、正直ナシ過ぎるわ…な状況。
もうハンデ重たい馬=昔の名前で走ってる実績馬が走れない条件だとバレバレなんでしょうね。
確かに、例年あれだけおかしな決着が続けば、そういう後ろ向きな発想が蔓延するのも仕方ないことだと思いますが…。

展開が人気薄の逃げ馬に有利に働くのも、斤量重たい馬が世間の想像以上に動けないのも、やはりそれは2000mという設定が一番大きいためだと思います。
普段、1400・1600・1800mの距離が中心の牝馬重賞戦線であり、過去そこら辺の重賞でどれだけ頑張ったか、ヴィクトリアマイルでどれだけ走れたかが人気の指標になる場面で、「実はどの馬も本質的に2000mは長い」というのが問題になるわけで。
だからこそ、先行馬は注目が集まらない方が逃げやすく、追い込み馬も力が足りず斤量が軽いだけ、他よりも動きやすさが増すという裏テーマがあるはずです。
今回のように、過去パターンの該当馬に注目が集まりすぎてしまっている状況は、正直歓迎しません。
国分恭介も藤岡康太も、能力保証がある馬に乗ってるわけではないんですよ…。
人気を集めてしまった分レースでマークを受け、仕方ないから押し出されて逃げるブライティアパルスなんて全く歓迎しません。

というわけで、自分の中ではちょっとテイエムオーロラやブライティアパルスを推す根拠を失った感じ。
となるとここは、敢えてこの難しい条件にチャレンジしてきた「上位厩舎の番組選択センス」に期待をかけるぐらいですか。

やけに調教が良かったマイネトゥインクル(西園厩舎)、狙いのレースっぽい場面で上向き気配のあるムードインディゴ(友道厩舎+ウィリアムス)、2000m勝ってここにぶつけてきたアースシンボル(宗像厩舎)まで目線を下げてみます。
1番人気を集めて先行押し切りが出来る条件ではないこと、そもそも適性でこのレースを勝つわけではないことなどから、「前残り気味の絶好馬場」であっても、決して先行馬が好走を保証されてるわけではないはず。
人気の推移で展開の重心が勝手に前掛かりになり、おかしな結果を呼び込むのがハンデ戦です。
常にそういう偏差があるはずだと考え、恵まれる馬を探すような予想になります。
ウィリアムズが乗るムードインディゴなんてのは、変わり身要件が結構揃っていて正直面白いのではないかと思うのですが。

  福島11R
バーデンバーデンカップ
◎15.テイエムカゲムシャ

外枠は痛恨ですが、直線勝ち→開幕週福島ローテは常に買い。

(京介)




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