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しょっぱなから福島は不良馬場…。とりあえず今日はカオスで仕方ないかもしれませんが、少し使われたあとすぐに発生する予定の外伸び馬場に対して準備しましょう。明日、どころか今日の最終レース辺りからもう起こるかもしれません。
  函館12R
◎10.エアティアーモ
◎2.アドマイヤサーフ
▲4.ヒシフラッシー
▲1.ナムラムーブ

函館は馬場良すぎだと思ってるので、下級条件の芝1200mでの注目は逃げ馬か内枠。
エアティアーモは素質評価。これが注目集めすぎてしまうパターンなのは、まあ仕方ない部分。
注目はアドマイヤサーフ。馬体の上下変動がかなり激しかった若い牝馬で、それが今回は滞在。
今回になって500万に昇級してからの成績だけ見るとまるっきりダメですが、4走とも全て1桁台の上位人気だった馬。
未勝利の勝ちっぷりが良くてポテンシャル評価されたか、関西的に馬体評価が高かったなど、何らかの背景があったのは間違いないです。
正直こういうのは、馬が大変身してれば過去の成績など関係ないので、まさに買い時と見ていいのでは。

好位差しの中では内枠+減量騎手、馬体評価も高いヒシフラッシー筆頭ですが、ナムラムーブは少しケア必要。
今年の函館ウッドはとてつもなく深い馬場のようで、異常に時計が掛かるみたいです。
直前一杯追いでもないのに52.0-13.1は、OP馬でも出そうと思って出せない時計のよう。
函館の芝は5分以上に走れる適性があり、最内枠も拾えたので、今回は要注意かと。

★本日のメイン

  函館9R
函館競馬場グランドオープン記念
◎16.シャインモーメント
○4.ピエナビーナス
▲2.マンハッタンスカイ
△14.フィールドベアー

近走見ていた馬の中からは、トラックバイアス不利食らいまくりながらも好走を続けてたシャインモーメントをぜひ推したいところでした。
開幕週1800mの大外枠なんぞ引いてしまい、正直げんなりしてしまって狙い下げだなと思ったんですが、展開予想を見て考え直して再度本命に上げました。

展開図を見ると、フィールドベアーはともかく、好位を占めてるのは近走2桁位置取りばかりのピサノパテック・ピエナビーナス・シャインモーメント。
端的に言えば、逃げ馬不在と言うメンバーで、マンハッタンスカイやショウナンライジン、ベルモントルパンですらまともな先行馬として機能しないと見ているのが数字の指標。

今回先行馬を必死に探すのは、2年越しの函館開幕週ということで、ここ一番に芝が良すぎる=函館なのに時計が出る芝なのでは、ということです。
フィールドベアーやマヤノライジン辺りの「函館芝得意」というのも、時計の次元が違ってしまうようなら全く信用できないと考えます。
そもそも過去に函館走ったとはいえ、適性の保証ありそうに見える馬たちは全員高齢馬。
スタミナ比べならともかく、ちょっとでもスピードの要素に寄る状況だと、著しく対応力も落ちるはずです。過去実績分のハンデで重たいわけですし。

ということで、函館得意であればまあいいんだろうと世間の側で思われてる人気分布の中で、レースの裏テーマを「スピードと位置取り争い」に設定。
テン指数・位置取り指数・ペース指数上位に上がるシャインモーメント・ピエナビーナス・フィールドベアーを重視し、ハンデ考えて上位2頭を重視したというわけです。
過去の函館実績なんてないほうがむしろいいだろうと。

もう一度シャインモーメントに戻りますが、この馬は平均ペースのセコ乗り競馬が良いタイプで、1800mかひょっとしたらマイルベター。
道中無駄足使わない展開が理想ですが、このメンバーなら場合によっては先手を取る意識があっても良いレベル。
新潟大賞典はもう既に馬場の内側が荒れた時点で最悪の最内枠(勝ったのは大外枠の馬)、メイSはパドック本命が入るデキなのに府中1800mの大外枠。
今回も枠順は最悪な部類ですが、メンバー比で先行できるなら…という評価です。

ピエナビーナスは北海道シリーズで計5勝していて、中央競馬は全くダメ。芝の質だけの問題ではなく、相当滞在がいいタイプなんでしょう。
放牧に出してから時計出したのたったの1本だけ(それで専門紙的に印が入る)って言うんですから、放牧先でほとんど仕上げた証拠。
セコ乗りが出来る内枠も絶好。函館記念も今回もハンデ戦なので、どの道ハンデ下がることはありませんから、狙いは今回。

マンハッタンスカイは、近走は全く見所がなく分解指数でもいい所なしですが、今回ブリンカー4走目で放牧帰りの函館。
55kgに落ちて内枠も引いた今回、突然逃げられてしまうとほとんど詐欺もいい所。全く近走からの根拠ナシでも、この馬が逃げたのなら残られて納得でしょう。一応印を回します。

スズカサンバは、マイルで切れすぎるために、前走のメイSでもそうですが1800mの流れにピントが合わないように思えます。
53kgになって確かにいいパターンですが、2連勝は両方とも馬群の一番大外に持ち出してのもの。今回は相当競馬が難しそう。
伊藤圭三厩舎も、芝のオープンで戦える馬なんて根本的に作れないでしょうし。
ホッカイカンティも、結局4歳から成長が見られず、厩舎の限界を感じます。
ピサノパテックは出遅れに慣れすぎてしまってて、8歳の今更中距離に上手く対応するかと言うと…。
マヤノライジンは重馬場勝ちした後の9歳馬なんで、やっぱり買えません。確かに55kgは評価低くこれなら走れそうですけど、次の函館記念で。

  阪神10R
ストークS
◎1.ダブルウェッジ
◎10.マイネクラリティ
○6.ロードアリエス
▲5.マッシヴエンペラー
△3.シゲルハスラット

バッと見渡すと、ロードアリエスよりも格上の馬が数頭いるように思います。
まず最初には、降級馬が数頭降りてきて、ロードアリエスも基準点作る上でかなりまともな馬なので、ハンデ軽い馬が通用する隙はないなという所。
その上で、かなり雨が落ちる分、適性をどう考えるか。

しかしまず真っ先に強調したいのは、この舞台(阪神+芝マイル+開幕週初日+この1枠)で重賞勝ちしたダブルウェッジ。
今週の田所厩舎は、厩舎の上位馬を洗いざらい出し尽くしていて、しかもその直前追いはエリモハリアーまで含めて全てが調教好タイム。
そして、ダブルウェッジも自身の過去歴から考えて、これ以上の好条件は今後しばらく来ないでしょう。
厩舎が一番いいと思える条件に合わせて、叩き3走目でちゃんと仕上げたっぽい気配で来ているので、これは受けてやらないとという感。

そして、ロードアリエスが1000万をそこそこ強い勝ち方をして人気しているのに比べ、この阪神外回りマイルの準OPを、ロードアリエスの勝ち方よりもさらに良い内容でもう勝っているマイネルクラリティ。
それでロードアリエスより軽い56kgで出られるので、これは単純に条件有利。
かなりアテにしづらい履歴があるようですが、ポテンシャル発揮できればかなり上と言う馬。人気的には推していい場面だと見ます。

あと前走の勝ち方に見所ありそうなマッシヴエンペラーを。
かなり重たい血統構成なので、クラス差はあまり関係なしに「今動けてる」ことを重視したいタイプ。

結果的に雨のことあまり考えずに済む予想になりました。
願わくば、微妙に差しが決まるぐらいの状況であって欲しいですが…。

  福島11R
安達太良S
◎6.ドリームトラベラー
○11.ストロングバサラ
▲3.ランダムシード

不良馬場になってしまうと正直前日の予想ではわからない所なんで、それは状況を見てから。

降級馬ゼロ。
ということは、力関係は5月6月からまたさらに落ちているということ。
実際にIDMで準OPクリア基準の60に達する馬がいませんし、負けキャラのストロングバサラがIDMで3ぐらい抜けている状況。
本質的に合わないのでは…とかギリギリの隙を突くような考え方は、自分の首を絞めるだけに思えます。とりあえずこの馬は絶対に必要。

このストロングバサラとの力の差を埋めるのは、このメンバーだと「休み明けでの一変」しか考えられません。
桃山Sがかなりちゃんとした内容だったにも関わらず、続く上賀茂Sで1番人気評価を裏切ったドリームトラベラーの巻き返しに期待。
期待というか、ちゃんと力を出せばIDM対抗ぐらいやれるだろうと言う判断。
結構今までポカが出すぎる馬なのは、繋ぎの質があんまりダート馬らしくないから。
どっちかというと、スピード質に寄った方がいいタイプだと思うので、雨は多分助かるはず。

あと盲点として、近4走内だと2度の休み明けの方が力を出せているランダムシード。

まあ短距離馬も数頭紛れ込んでいますし、不良馬場になってしまうとどの道想定も違いますし、あまり深くは考えません。

(京介)




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